土手や野に咲く花たち
【土手や野に咲く花たち】
2020年春の新型コロナウイルスによる影響で、いつも植物を撮影させていただいている京都府立植物園が休園になりました。
その上に「Stay Home (ステイホーム)」ということでどこにも行けず、家の近くの川の土手に咲く野草などを中心にカメラ片手にブラブラと! そんな散歩中に記録した花たちを中心に掲載してみました。
名前 | 写真 | 科 | 開花期 | |
アカカタバミ (赤片喰) | カタバミ科 | 5~9月 | ||
アカツメクサ (赤詰草) | マメ科 | 4~8月 | ||
アカバナユウゲショウ (赤花夕化粧) | アカバナ科 | 5~9月 | ||
アキノノゲシ (秋の野芥子) | キク科 | 9~11月 | ||
アメリカフウロ (亜米利加風露) | フウロソウ科 | 5~6月 | ||
アレチヌスビトハギ (荒地盗人萩) | マメ科 | 9月~ | ||
イヌタデ (犬蓼) | タデ科 | 4~11月 | ||
イモカタバミ (芋片喰) | カタバミ科 | 4~9月 | ||
エノコログサ (狗尾草) | イネ科 | 7~9月 | ||
オオイヌノフグリ (大犬の陰嚢) | オオバコ科 | 1~4月 | ||
オオキバナカタバミ (大黄花片喰) | オオバコ科 | 3~6月 | ||
オオバコ (大葉子) | オオバコ科 | 4~9月 | ||
オオジシバリ (大地縛り) | キク科 | 4~5月 | ||
オニタビラコ (鬼田平子) | キク科 | 5~10月 | ||
オヘビイチゴ (雄蛇苺) | バラ科 | 5~7月 | ||
カタバミ (片喰) | カタバミ科 | 5~10月 | ||
カラスノエンドウ (烏野豌豆) | マメ科 | 3~6月 | ||
カラスムギ (烏麦) | イネ科 | 5~7月 | ||
クズ (葛) | マメ科 | 8~9月 | ||
クスダマツメクサ (薬玉詰草) | マメ科 | 春から秋 | ||
コウゾリナ (剃刀菜・顔剃菜) | キク科 | 5~10月 | ||
コセンダングサ (小栴檀草) | キク科 | 9~11月 | ||
コバンソウ (小判草) | イネ科 | 5~6月 | ||
コマツヨイグサ (小待宵草) | アカバナ科科 | 5~10月 | ||
サワオグルマ (沢小車) | キク科 | 4~6月 | ||
ジシバリ (地縛り) | キク科 | 5~7月 | ||
シロツメグサ (白詰草) | マメ科 | 4月~8月ごろ | ||
スイバ (酸葉) | タデ科 | 5~8月 | ||
スズメノテッポウ (雀の鉄砲) | イネ科 | 4~6月 | ||
スズメノヤリ (雀の槍) | イグサ科 | 4~5月 | ||
スミレ (菫) | スミレ科 | 4~5月 | ||
セイダカアワダチソウ | キク科 | 10~11月 | ||
セイヨウカラシナ (西洋芥子菜) | アブラナ科 | 3~4月 | ||
セリ (芹) | セリ科 | 7~8月 | ||
ゼンマイ | ゼンマイ科 | |||
チガヤ (茅萱) | イネ科 | 4~6月 | ||
チカラシバ (力芝) | イネ科 | 8~10月 | ||
チドメグサ (血止草) | ウコギ科 | 6~10月 | ||
ツクシ (土筆) | トクサ科 | 3~4月 | ||
ツタバウンラン (蔦葉海蘭) | オオバコ科 | 春から夏にかけて | ||
トキワツユクサ (常磐露草) | ツユクサ科 | 5~8月 | ||
トキワハゼ (常盤黄櫨) | ゴマノハグサ科 | 4~11月 | ||
ドクダミ (毒痛み) | ドクダミ科 | 6~7月 | ||
ナガミヒナゲシ (長実雛罌粟) | ケシ科 | 春~夏 | ||
ナヨクサフジ (弱草藤) | マメ科 | 5~8月 | ||
ニガナ (苦菜) | キク科 | 5~7月 | ||
ヌスビトハギ (盗人萩) | マメ科 | 7~9月 | ||
ネズミムギ (鼠麦) | イネ科 | 5~7月 | ||
ノアサガオ (野朝顔) | ヒルガオ科 | 6~11月 | ||
ノアザミ (野薊) | キク科 | 5~8月 | ||
ノゲシ (野芥子) | キク科 | 2~8月 | ||
ノヂシャ (野萵苣) | スイカズラ科 | 5~6月 | ||
ハゼラン (爆蘭) | ハゼラン科 | 8~10月 | ||
ヒメコバンソウ (姫小判草) | イネ科 | 5~6月 | ||
ヒメジョオン (姫女苑) | キク科 | 6~11月 | ||
ヒルガオ (昼顔) | ヒルガオ科 | 6~8月 | ||
ヒレタゴボウ (鰭田牛蒡) | アカバナ科 | 8~10月 | ||
ブタナ (豚菜) | キク科 | 6~9月 | ||
ヘクソカズラ (屁糞蔓) | アカネ科 | 8~9月 | ||
ヘビイチゴ (蛇苺) | バラ科 | 4~6月 | ||
ヘラオオバコ (箆大葉子) | オオバコ科 | 6~8月 | ||
ホシアサガオ (星朝顔) | ヒルガオ科 | 7~10月 | ||
マメアサガオ (豆朝顔) | ヒルガオ科 | 7~9月 | ||
マルバスミレ (丸葉菫) | スミレ科 | 4~5月 | ||
マルバルコウ (丸葉縷紅) | ヒルガオ科 | 8~10月 | ||
ミヤコグサ (都草) | マメ科 | 4~10月 | ||
ムラサキカタバミ (紫片喰) | カタバミ科 | 5~10月 | ||
ムラサキサギゴケ (紫鷺苔) | ハエドクソウ科 | 3~5月 | ||
ヤブヘビイチゴ (藪蛇苺) | バラ科 | 4~6月 | ||
ヨウシュヤマゴボウ (洋種山牛蒡) | ヤマゴボウ科 | 6~9月 | ||
ワルナスビ (悪茄子) | ナス科 | 6~10月 |
ヒメジョオン(姫女苑) [山野草]
ヒメジョオンは、キク科ムカシヨモギ属の植物。背の高さが30~150cmになり、白い花を咲かせる一年草です。同属のハルジオンと共に、道端でよく見かける雑草でその見分けが良く観察しないと難しかったりします。
ヒメジョオンの花に見えるものは頭状花序で、小さな花の集まりです。中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花といいます。花の時期は初夏から秋にかけての5~8月(11月までという説も)です。
北アメリカ原産のキク科の花で、明治時代に入ってきて、鉄道と共に日本全国に広まったそうで、そのため別名に「テツドウバナ」とも呼ばれます。
このヒメジョオンは、厄介者のようです。1個体あたり47,000以上の種子を生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力をもっているようです。したがって、駆除がとても難しい。とも!
名前の由来は、
①本来は、小さい紫苑という意味で「姫紫苑」(ヒメジオン)と付けようとしたところ、既に中国に「姫紫苑」(ヒメシオン)という花があったため、区別するために「姫女苑」という名前がついた説。
②中国の花「女苑」(ジョオン)に、かわいらしいという意味の姫を付けた説。
近縁種との見分け方
ヒメジョオンとハルジオンは、花がよく似ていて混同されることがあります。
標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしています。ヒメジョオンの茎には空洞がなく、ヒメジョオンの葉は茎を抱きません。 これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉があります。また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴があります。ハルジオンの茎には真ん中に空洞があり、ハルジオンは茎を抱くようにつきます。
ということで、今回撮影したものは「ヒメジョオン(姫女苑)」として取り上げました。
間違っていたらご指摘ください。
撮影:2020年5月15日 京都府立植物園にて
名称:ヒメジョオン(姫女苑)
科:キク科 ムカシヨモギ属
園芸分類:野草
形態:一年草
原産地(分布):北アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:30~150cm
開花期:6~11月
花色:白色
その他:
ヒメジョオンの花に見えるものは頭状花序で、小さな花の集まりです。中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花といいます。花の時期は初夏から秋にかけての5~8月(11月までという説も)です。
北アメリカ原産のキク科の花で、明治時代に入ってきて、鉄道と共に日本全国に広まったそうで、そのため別名に「テツドウバナ」とも呼ばれます。
このヒメジョオンは、厄介者のようです。1個体あたり47,000以上の種子を生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力をもっているようです。したがって、駆除がとても難しい。とも!
名前の由来は、
①本来は、小さい紫苑という意味で「姫紫苑」(ヒメジオン)と付けようとしたところ、既に中国に「姫紫苑」(ヒメシオン)という花があったため、区別するために「姫女苑」という名前がついた説。
②中国の花「女苑」(ジョオン)に、かわいらしいという意味の姫を付けた説。
近縁種との見分け方
ヒメジョオンとハルジオンは、花がよく似ていて混同されることがあります。
標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしています。ヒメジョオンの茎には空洞がなく、ヒメジョオンの葉は茎を抱きません。 これに対して、ハルジオンは、背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉があります。また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴があります。ハルジオンの茎には真ん中に空洞があり、ハルジオンは茎を抱くようにつきます。
ということで、今回撮影したものは「ヒメジョオン(姫女苑)」として取り上げました。
間違っていたらご指摘ください。
撮影:2020年5月15日 京都府立植物園にて
名称:ヒメジョオン(姫女苑)
科:キク科 ムカシヨモギ属
園芸分類:野草
形態:一年草
原産地(分布):北アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:30~150cm
開花期:6~11月
花色:白色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
ヘラオオバコ(箆大葉子) [山野草]
ヘラオオバコはヨーロッパ原産の帰化植物で、江戸時代には渡来したという。多年生の草本で地下に太い根茎がある。葉は細長く、長さ20cmほどになる。春から夏にかけて高さ30cmほどの花茎をだし、下部から上部へと次々に開花する。生育地は路傍や牧草地、堤防などであり、刈り取りには強いものの、踏みつけには弱い。
夏、頭頂部に筒状、円柱形に白い花が咲き、下の方から順に咲き上がっていきます。 花のまわりを土星の環のように取り囲んでるのは雄しべ。
和名はオオバコの仲間で、葉が細長くヘラ型であるとによります。
撮影:2020年5月10日 京都府立植物園にて
名称:ヘラオオバコ(箆大葉子)
科:オオバコ科 オオバコ属
園芸分類:野に咲く花
形態: 多年草又は1年草
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:春~夏(6~8月)
花色:白色
その他:
夏、頭頂部に筒状、円柱形に白い花が咲き、下の方から順に咲き上がっていきます。 花のまわりを土星の環のように取り囲んでるのは雄しべ。
和名はオオバコの仲間で、葉が細長くヘラ型であるとによります。
撮影:2020年5月10日 京都府立植物園にて
名称:ヘラオオバコ(箆大葉子)
科:オオバコ科 オオバコ属
園芸分類:野に咲く花
形態: 多年草又は1年草
原産地(分布):ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:春~夏(6~8月)
花色:白色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】