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ヌスビトハギ(盗人萩) [山野草]

日本全土の平地から山地の草地や道ばた、林縁などに生え、背丈は60~100cmになるが、その約半分は花穂です。茎は細くて硬く、株立ちになって立ち上がります。
花期は7~9月、茎の先端の方から数個の細長い総状花序をつけます。下方のものでは、それらの基部には茎につくよりやや小さい葉がつきます。花序にはまばらに花がつき、花は小さくて3~4mm、淡紅色に色づきます。
節果には長さ1~3mmの柄があり、ふつう2個の小節果からなります。果実の側面には赤褐色の斑紋があることが多く、その表面は触れるとざらつきます。これは細かな鉤が並んでいるためで、これによって衣服などによくくっついてきます。言わばマジックテープ式のひっつき虫です。

和名の由来はこんな風に説明されていました。
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和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う。奇妙に聞こえるが、牧野富太郎によると、古来の泥棒は足音を立てないように、足裏の外側だけを地面に着けて歩いたとのことで、その時の足跡に似ている由。これは牧野富太郎による説で、フジカンゾウの別名がヌスビトノアシであることからの類推とのこと。他方で、『ヌスビト』が気づかないうちにその種子が人に取り付く性質を述べたとの説もある。
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と・・・

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撮影:2020年8月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年8月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年8月31日 京都府立植物園にて

名称:ヌスビトハギ(盗人萩)
科:マメ科 ヌスビトハギ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):日本、中国、朝鮮半島、台湾、
品種名:
草丈/樹高:60~100cm
開花期:7~9月
花色:淡紅色
その他:


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