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セイヨウカリン(西洋花梨) [果樹]

セイヨウカリンはヨーロッパ東南部から中央アジアにかけて分布する落葉低木。
セイヨウカリンの枝には、枝が変形した刺があり、若い枝葉には褐色の毛がある。葉は互生し、長さ6cmくらいの長披針形で、細かな鋸歯が見られる。
セイヨウカリンの花は、春先に伸びた枝の先に着く。セイヨウカリンの花は白色で直径が5、6cmあり、一重咲きですが満開になるとよく目立つ。
果実はリンゴやナシのように萼より下の果梗が肥大する。萼が大きく残った花の跡が平らになっていて、半球のように見える。果実の中には5つの核が入っている。

果実は硬く酸味が強いので、食べる前に霜に当てたり長期間貯蔵したりする必要がある。こうすると表面にしわが寄って内部は柔らかくなり香りもよくなる。果実酒やジャムにもする。古代ギリシアから中世にかけては重要な果物だったが、その後リンゴやセイヨウナシなどが普及するとあまり省られなくなった。ヨーロッパでは食用となりましたが、日本では普及せず、むしろ花木や生け垣に利用される方が多いとのこと。

セイヨウカリン属は単型属(1属1種)

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撮影:2023年6月26日 京都府立植物園にて

名称:セイヨウカリン(西洋花梨)
科: バラ科 セイヨウカリン属
園芸分類:果樹
形態:落葉性低木
原産地(分布):南西アジアまたは南東ヨーロッパ原産
品種名:
草丈/樹高:5m
開花期:
花色:白色
その他:別名 メスビルス


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ヤマグワ(山桑) [果樹]

北海道から九州まで日本全国の丘陵や山地に広く自生するクワ科の落葉樹。かつては中国産のマグワと共に養蚕のための重要な飼料として栽培され、最も普通に見られるクワの一種で、単にクワという場合は本種を示すことが多い。
葉は長さ7~20cm、幅5~12cmほどで、枝から互い違いに生じる。葉の形は多様だが、いづれも付け根付近から3本に分かれる葉脈が目立つ。
若い木の葉は裂け目が多く、成木になると楕円や卵形になりやすい。ヤマグワの葉はマグワと異なって先端が細く尖り、縁にはギザギザがある。
ヤマグワの開花は4~5月頃。その年に伸びた枝葉の脇に花が咲く。雌雄異株(稀に同株。その場合は枝により雌雄が分かれている)で、花弁はなく、雄花には4本の雄しべ、雌花には長さ2~3cmの雌しべが1本あり、その先端(柱頭)は二つに裂ける。
雌の木に咲く雌花の後には長さ5~14cmほどの果実ができる。でき始めの実は白っぽく、次第に赤、紫、黒へと変化しながら6~8月頃に熟していく。甘く美味しい。正しくは果肉の部分は花被片の成熟したもので、中の種子が果実(痩果)にあたる。

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撮影:2022年5月24日 京都府立植物園にて

名称:ヤマグワ(山桑)
科:クワ科 クワ属
園芸分類:果樹
形態: 落葉低木
原産地(分布):北海道~九州。南樺太、朝鮮、中国、ベトナム、ビルマ、ヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:3~12m
開花期:4~5月
花色:淡黄色
その他:


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ジューンベリー・バレリーナ [果樹]

バレリーナはジューンベリーの大実品種。果実の大きさは直径約1.3cm程。
和名はアメリカザイフリボクで、6月頃に収穫するので欧米ではジューンベリーと呼ばれる。ベリーとは名がつくが、木いちごの仲間ではなく、リンゴを小さくしたような実。ユスラウメくらいの紫紅色に熟した実は甘く、生食のほかジャムなどにも加工するとおいしいち言われる。
春の白い花、赤い実、そして秋の紅葉と見所の多い樹木。

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撮影:2023年4月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年4月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年6月1日 京都府立植物園にて

名称:ジューンベリー・バレリーナ
科:バラ科 ザイフリボク属
園芸分類:花木、果樹
形態:
原産地(分布):
品種名:バレリーナ
草丈/樹高:3~4m
開花期:4~5月
花色:白花
その他:別名 カラントツリー、カナディアン、サービスベリー


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ミカイドウ(実海棠) [果樹]

花期は4-5月で、葉の展開と同時に、短枝の先に径3~4cmの花が3~7個付く。
ハナカイドウに似るが、ハナカイドウは花を下向きに、ミカイドウは上向きに付ける。
カイドウの別名がハナカイドウ(花海棠)で、ミカイドウは実を観賞することから実海棠と呼ばれる。中国原産で室町時代に渡来したといわれる。園芸では深山海棠の名前で流通している。
ハナカイドウはめったに実をつけないが、ミカイドウはヒメリンゴのような実をつける。果実は、液果で直径1.5~2cmの球形で10~11月に黄褐色、赤色に熟す。

始め長崎に渡来したことから長崎林檎の別名を持つ


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撮影:2023年4月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年7月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年10月3日 京都府立植物園にて

名称:ミカイドウ(実海棠)
科:バラ科 リンゴ属
園芸分類:果樹
形態:落葉低木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名 ミヤマカイドウ(深山海棠)、ナガサキリンゴ(長崎林檎)



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クラブアップル・ドルゴ [果樹]

クラブアップル・ドルゴは、春には花弁が5枚で一重咲きで香りある淡いピンクの花を咲かせる。7月下旬頃には実は明るい濃桃色に色付き、果実は小さく秋に赤く色づき、果実酒やジャムなどの加工品に使用されている。
クラブアップルは他のリンゴの受粉樹に適すといわれている。
小さな果実のリンゴを全般にクラブアップルと言い、姫リンゴともいわれる。

果実は加工することで美味しく食べることができるが、主に観賞用として親しまれる。

開花時期:4月ごろ
結実時期;8月~11月ごろ


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撮影:2023年4月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月13日 京都府立植物園にて

名称:クラブアップル・ドルゴ
科:バラ科 リンゴ属
園芸分類:果樹,庭木・花木
形態:低木,高木
原産地(分布):中国原産
品種名:ドルゴ
草丈/樹高:~5m
開花期:5月~6月頃
花色:白色
その他:別名 小玉リンゴ、姫リンゴ



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ビルベリー [果樹]

ビルベリーは、ブルーベリーよりも花も果実も小さく葉も小さい。完熟果は皮だけでなく、果肉も青紫色。
果実は小さいので甘みは少なく、ジャムや生食でも美味しい。
花が咲く時期は、4月中旬~5月中旬で、花は、白色の釣鐘状で、大きさは直径6ミリぐらいと極小輪。
収穫時期は、8月上旬~9月上旬。
秋は美しい紅葉を楽しめる。


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撮影:2022年5月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年8月9日 京都府立植物園にて

名称:ビルベリー
科:ツツジ科 スノキ属
園芸分類:果樹
形態:落葉低木
原産地(分布):北ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:50~70cm
開花期:4~6月
花色:白色
その他:別名 ワイルドブルーベリー ヨーロッパブルーベリー



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ロシアンオリーブ [果樹]

ロシアンオリーブはグミ科・グミ属の植物でありながら、オリーブに似たシルバーリーフが特徴の半落葉樹です。
ロシア原産のオリーブ(モクセイ科)…というわけではなく中央アジアの乾燥地帯に産するグミ科の樹木で、オリーブに似た葉から名前がきています。花は4月頃に内側が黄色みがかった白花(クリーム色)をつけます。花には香りがあります。葉は細長く小さめでシルバー色に見えます。
10月頃に少しえぐみのある小さな実をたくさん付けます。
和名は、「ヤナギバグミ」となります。

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撮影:2022年4月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月28日 京都府立植物園にて

名称:ロシアンオリーブ
科:グミ科・グミ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):中央アジア~東アジア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4月頃
花色:クリーム色
その他:別名 ホソバグミ、スナナツメ、サジー

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カラタチ(枳殻) [果樹]

中国北部あるいは中部を原産地とするミカンの仲間で、柑橘類ではもっとも寒さと病気に強いことで知られる。
枝には長さ5cmにも及ぶ鋭い棘があり、防犯を目的に垣根として利用されることが多い。
この刺は葉の変形したもの、あるいは枝の変形したものという説がある。
花期は春で、葉が出る前に3~4cm程の5弁の可憐な白い花を咲かせ、芳香がある。
花のあとには、径3~4 cmの球形で軟毛がある緑色の果実をつけ、秋には熟して黄色くなる。果実には種子が多く、また強い酸味と苦味があるため食用にならない。しかし、果実は果実酒の材料として使われ、種は薬用となる。
丈夫な性質を持つためミカンの台木として使われ、今日、私たちが食べる日本の農家で生産する柑橘類の95%以上の木が、カラタチに接ぎ木して栽培されている。
和名カラタチの名は唐橘(からたちばな)が詰まったものである。別名でもカラタチバナとも呼ばれる。

葉はアゲハチョウの幼虫が好んで食べるようです。

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撮影:2023年4月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年4月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年8月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月5日 京都府立植物園にて

名称:カラタチ(枳殻)
科:ミカン科 カラタチ属
園芸分類:果樹
形態:落葉低木
原産地(分布):長江上流域
品種名:
草丈/樹高:4~6m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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ナンゴクイヌホオズキ [果樹]

ナンゴクイヌホオズキは、ガーデン・ハックルベリーと呼ばれているものはナス科のイヌホオズキの一種です。
草勢が強く、ブッシュ状に茂った枝に無数の散形花序をつけ、白い花を咲かせた後、小さなトマトに似た緑の実を付けます。実は熟すとナスのような黒紫色に色付き、完熟すると黒いインクのような色になります。食用にするのはここまで十分に熟した実だけとされ、未熟な実や葉や茎、ガクの部分などにはソラニンという有毒な成分が含まれているので食べられません。
詳しい情報があまりありませんでした。

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撮影:2021年8月6日 京都府立植物園にて

名称:ナンゴクイヌホオズキ
科: ナス科 ナス属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):西アフリカ
品種名:
草丈/樹高:45~60cm
開花期:5~7月
花色:白色
その他:別名 ガーデン ハックルベリー



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