SSブログ
水生生物 ブログトップ
前の10件 | -

ヘラオモダカ(箆面高) [水生生物]

北海道~沖縄の湖沼やため池、河川、水路の浅水域、水田などに生育する抽水~湿性多年草植物。
短い茎からヘラ状の葉を根生、葉のサイズには変異が大きく、長さ8~55cm。
花期は7~9月で、花茎は最大130cm程度になる。花茎は枝を輪生し、花柄の先に3弁の花をつける。花の色は白色~淡い桃色、雄しべは6本、雌しべは環状に多数形成する。半日花で午後から咲く。
果実は扁平な倒卵形で、大きさは約2.5mm。

和名は、葉の形がへらに似ていることによる。

ヘラオモダカ-1(20211011).jpg ヘラオモダカ-2(20211011).jpg ヘラオモダカ-3(20211011).jpg ヘラオモダカ-4(20211011).jpg ヘラオモダカ-5(20211011).jpg ヘラオモダカ-6(20211011).jpg ヘラオモダカ-7(20211011).jpg
撮影:2021年10月11日 京都府立植物園にて

名称:ヘラオモダカ(箆面高)
科:オモダカ科 サジオモダカ属
園芸分類:抽水~湿性植物
形態:多年草
原産地(分布):日本・中華人民共和国(中国)・朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:130cm程度
開花期:7~9月
花色:白色~淡い桃色
その他:



nice!(1)  コメント(0) 

ハナガガブタ(花鏡蓋) [水生生物]

ハナガガブタは、ミツガシワ科の多年生の浮葉植物で丸い浮葉。葉の経は5~15cmほどの心形で、縁部はほぼ全縁の浮葉を持つ。乾期や寒い季節になると葉柄の基部にバナナのような形状の殖芽の房をつける。そのために、英名ではバナナプラント(Banana plant)と呼ばれている。7~9月頃に、径1~2cmぐらいの白色の花をつける。花冠は5裂し、喉部には黄色い模様が入る。

日本では観賞用の水草として輸入・生産が行われていたが、1990年に兵庫県のため池に定着しているのが初めて確認された。同属の近縁種としてアサザ、ガガブタ、ヒメシロアサザの3種の在来種が日本に生育しているが、いずれも絶滅の危機に瀕しており、ハナガガブタがこれら希少種の生育地を奪うなどして競争し、駆逐することが危惧されている。外来生物法により要注意外来生物に指定されている。

ハナガガブタ-1(20211012).jpg ハナガガブタ-2(20211012).jpg ハナガガブタ-3(20211012).jpg ハナガガブタ-4(20211012).jpg
撮影:2021年10月12日 京都府立植物園にて

名称:ハナガガブタ(花鏡蓋)
科:ミツガシワ科 アサザ属
園芸分類:水草
形態:多年草浮葉植物
原産地(分布):アメリカ原産
品種名:
草丈/樹高:浮葉植物
開花期:7~9月
花色:白色
その他:別名 バナナプラント


nice!(1)  コメント(0) 

タリア ゲニクラタ・ルミノイデス [水生生物]

西インド諸島原産の水辺に自生する常緑多年草であるタリア ゲニクラータの変種で、茎の基部にある長い葉柄が暗赤色になるのが特徴です。
7~9月の盛夏が花期で、長い花茎の先に総状花序を出し、薄紫色の特徴的な花を咲かせます。
葉身は「カンナ」に似ています。

タリア-1(20211006).jpg タリア-2(20211006).jpg タリア-3(20211006).jpg タリア-4(20211006).jpg タリア-5(20211006).jpg タリア-6(20211006).jpg タリア-7(20211006).jpg タリア-8(20211006).jpg
撮影:2021年10月6日 京都府立植物園にて

名称:タリア ゲニクラタ・ルミノイデス
科:クズウコン科 タリア属
園芸分類:水辺植物
形態:常緑多年草
原産地(分布):西インド諸島
品種名:
草丈/樹高:1500~2500cm
開花期:7~9月
花色:薄紫色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ホソバナガミズアオイ(細長葉水葵) [水生生物]

ホソバナガミズアオイはミズアオイ科の多年草。北米東部の水湿地に群生して自生。草丈は50~150cm程度。葉は根出葉で、長い葉柄を持ち、その先に細長いヘラ状の葉をつける。葉は主脈を中心にして、下方に凹み、花形となる。6~10月頃、根茎から根茎よりも長い花柄を出し、先端に穂状花序をつくる。筒状の花穂の周囲には淡桃紫色の6弁花が多数開花する。中央の上弁には淡緑黄色の模様が入る。花は、下から上へと先上がる。葉柄と花柄だけで構成される珍しい植物で、茎や枝は見られない。

和名は、母種のナガバミズアオイより葉が細いことから。

ホソバナガミズアオイ-11(20211007).jpg ホソバナガミズアオイ-12(20211007).jpg ホソバナガミズアオイ-13(20211007).jpg ホソバナガミズアオイ-14(20211007).jpg ホソバナガミズアオイ-15(20211007).jpg
撮影:2021年10月7日 京都府立植物園にて

名称:ホソバナガミズアオイ(細長葉水葵)
科:ミズアオイ科 ポンテデリア属
園芸分類:水性植物
形態:多年生草本
原産地(分布):北米東部
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:6~10月
花色:紫色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ヌマトラノオ(沼虎尾) [水生生物]

地中に地下茎を長く伸ばして繁殖し、本州~九州の湿地にふつう群生しています。
地下茎を長くのばしてふえ、茎の基部は赤みを帯びる。葉は互生し、倒披針状長楕円形で、先端は急に細くなって尖ります。茎の先に総状花序を直立し、白い小さな花を多数つけます。
和名のヌマトラノオは「沼虎の尾」の意で、湿地に生えるトラノオの意味となります。トラノオは同属のオカトラノオ(岡虎の尾)からきており、オカトラノオの尾状につく花序をトラの尾に見立てたことによります。ただし、ヌマトラノオの花序は、オカトラノオの花序のように下に垂れません。

ヌマトラノオ-1(20200908).jpg ヌマトラノオ-2(20200908).jpg ヌマトラノオ-3(20200908).jpg ヌマトラノオ-4(20200908).jpg
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:ヌマトラノオ(沼虎尾)
科:サクラソウ科 オカトラノオ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、アジア東部の亜熱帯から温帯に広く分布
品種名:
草丈/樹高:40~70cm
開花期:7~8月
花色:白色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ナガバミズアオイ (長葉水葵) [水生生物]

北米から南米にかけて分布する湿地性の水草、高さ60~150cmになる多年草多年草。
葉は根出する単葉で、長さ25cmほどの長いハート形で、全縁です。
高さ60cmほどの花茎の先に、長さ7~15cmの穂状花序をだし、青紫色の6弁花を多数つけます。
上側の1個の花弁に黄色い斑点がはいります。
果実は蒴果です。
寒さにやや弱く、戸外では消滅することが多いようです。

ナガバミズアオイ-1(20200908).jpg ナガバミズアオイ-2(20200908).jpg ナガバミズアオイ-3(20200908).jpg ナガバミズアオイ-4(20200908).jpg ナガバミズアオイ-5(20200908).jpg
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:ナガバミズアオイ (長葉水葵)
科: ミズアオイ科 ポンテデリア属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):北アメリカ東部~アルゼンチン
品種名:
草丈/樹高:60~150㎝
開花期:6~10月
花色:青紫色
その他:


nice!(0)  コメント(0) 

コガマ(小蒲) [水生生物]

湖沼、溜池、水路、休耕田などで生育する多年草。ガマやヒメガマほど抽水状態を好まない。
高さ1~1.5m、葉はガマよりも細く幅5~8mm。
 ガマに似て、ガマより小さく、雄花穂と雌花穂が接しているのが特徴。茎は高さ1~1.5m。葉は長さ40~70㎝、幅4~9㎜、葉裏は凸面状、横断面は半円形。雄花穂は長さ2.7~9㎝。
花期はガマやヒメガマより1ヶ月程度遅い。花序は茎に頂生し、円柱形で下部に雌花序群(長さ6~10㎝)、上部に雄花序群(長さ5~10㎝)をつけます。花序群の長さはガマやヒメガマより短い。
○雌花序群と雄花序群の間は空かない
○雌花序群の下部が細くなっている
○花粉は黄色

コガマ-1(20200908).jpg コガマ-2(20200908).jpg コガマ-3(20200908).jpg
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コガマ(小蒲)
科:ガマ科 ガマ属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、中国、台湾、ロシア、パプアニューギニア、ミャンマー、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:6~8月
花色:
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

コオニビシ(小鬼菱) [水生生物]

ヒシの変種で、ヒシと同じくヒメビシとオニビシの雑種起源とされ、独立した集団を形成するものを指します。
湖沼、溜池、よどんだ水路など、中~富栄養な水域に生育する1年生の浮葉植物。水深2m以下の水域に生育します。
水に浮く葉と、水の中の葉では全く形が異なります。水中葉は糸状に羽状深裂して根のように見えます。浮葉は葉柄が紡錘状に膨らんで浮き袋となり、葉身は広菱形で先縁に鋸歯があります。ヒシと似ていますが、ヒシの実は棘が 2個、本種は棘が 4個突き出るので分かります。
花弁は白色で4枚。雄しべ4、雌しべ1。

コオニビシ-1(20200908).jpg コオニビシ-2(20200908).jpg コオニビシ-3(20200908).jpg コオニビシ-4(20200908).jpg コオニビシ-5(20200908).jpg
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コオニビシ(小鬼菱)
科:ミソハギ科 ヒシ属
園芸分類:水草
形態:1年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州 ・ 東アジア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~9月
花色:白色
その他:


nice!(0)  コメント(0) 

ヒルムシロ(蛭蓆) [水生生物]

全国の湖沼、池、川、水田などの比較的浅いところに群生する浮葉性の多年草。
水中には線状の水中葉があり、水面にはスマートな光沢のある浮葉が浮かびます。浮葉は水に浮かび、濡れないために水をはじきます。水位が低下した場所では普通の草のように根をはって葉をもたげて生育します(陸生形)。土壌が十分湿ってさえおれば、水陸両用。花期は5~10月。葉腋からやや長い柄が出て、先端に棒状の緑黄色で長さ4~8cmの穂状花序つきます(これは無数の小花の集まり)。開花時には穂は水面から出て直立しますが、花が終わると横向きになって水中に入ります。
秋になると茎の先は膨らんで芋状になり、越冬芽を形成。

名前の由来は、もともとヒルのいる池や田んぼに繁殖していたことから蛭蓆と書くようになったとのことです。

ヒルムシロ-1(20201004).jpg ヒルムシロ-2(20201004).jpg ヒルムシロ-8(20201004).jpg ヒルムシロ-4(20201004).jpg ヒルムシロ-5(20201004).jpg ヒルムシロ-6(20201004).jpg ヒルムシロ-7(20201004).jpg
撮影:2020年10月4日 京都府立植物園にて

ヒルムシロ-11(20200908).jpg ヒルムシロ-12(20200908).jpg
撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:ヒルムシロ(蛭蓆)
科:ヒルムシロ科 ヒルムシロ属
園芸分類:水草
形態:多年草
原産地(分布):北海道から琉球列島、朝鮮半島から中国、ミャンマー
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~10月
花色:緑黄色
その他:


nice!(0)  コメント(0) 

カンナ・グラウカ [水生生物]

アメリカ大陸の熱帯原産のカンナ科の植物。浅瀬から湿地にかけて生育。
葉は先が尖った長卵形~長楕円形で、灰色を帯びた青緑色で、基部は茎を抱きます。7~10月頃、茎頂に総状花序を作り、薄黄色の花を咲かせます。果実は表面に柔らかい棘のある球形の蒴果(さくか)(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。
葉は日本で園芸栽培されているカンナより幅が狭い卵状披針形で長さ30~40cm。

カンナ・グラウカ-1(20201004).jpg カンナ・グラウカ-2(20201004).jpg カンナ・グラウカ-3(20201004).jpg カンナ・グラウカ-4(20201004).jpg カンナ・グラウカ-5(20201004).jpg カンナ・グラウカ-6(20201004).jpg カンナ・グラウカ-7(20201004).jpg
撮影:2020年10月4日 京都府立植物園にて

名称:カンナ・グラウカ
科:カンナ科 カンナ属
園芸分類:抽水植物、水性(湿性~挺水)
形態:多年草
原産地(分布):熱帯アメリカ
品種名:
草丈/樹高:80~150cm
開花期:7~10月
花色:黄色、橙色、赤、ピンク
その他:別名 水生カンナ


nice!(0)  コメント(0) 
前の10件 | - 水生生物 ブログトップ