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ヘリコディケロス・ムスキボルス [球根植物]

ヘリコディケロス・ムスキボルスは春に葉が展開する途中に花を咲かせる。葉腋から長さ20~30㎝の草姿に対して巨大な仏炎苞を出す。仏炎苞の内側は濃い桃色をしている、一面に濃紅色の毛が生えて、獣の毛皮を思わせる。中心部の肉穂花序の附属体にも剛毛が生えている。
開花すると肉が腐ったような、同じサトイモ科のコンニャクなどに似た不快な匂いがする。さらには、肉穂花序から最大30℃の熱を発し、この悪臭でハエを集める。
仏炎苞は夜に開き始めて3日間で閉じてしまう。
夏前には地上部を枯らして球根で休眠。球根は棒状や小判型で、芽や子芋が奇妙な形をしてる。

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撮影:2023年5月18日 京都府立植物園にて

名称:ヘリコディケロス・ムスキボルス
科:サトイモ科 ヘリコディケロス属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):地中海西部 コルシカ島、サルディーニャ島、バレアレス諸島に分布
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:



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インドハマユウ(印度浜木綿)  [球根植物]

インドが原産で、北海道を除く日本の各地、中国、東南アジア、ヒマラヤに分布しています。昭和の初期に日本に渡来しました。耐寒性が強く、海岸沿いに自生しており、庭や公園などに植えられ栽培されてこともあります。地植えにしていますので、冬の時期の地上部は枯れますが、早春に新芽を出す。葉も綺麗なので鉢用の観葉植物としても、人気があるようです。
開花時期は6~9月頃。花茎は高さ60~1500cmになります。葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に花を散形につけます。
花序は始め苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、花弁の幅は広く根本の方は互いに接して長い筒状、先端部はバラバラに反り返り、ユリ(百合)に似ています(豪華に見えます)。花は日没前後から強い芳香を発するようになり、大型のスズメガ科のガが吸蜜に訪れて花粉を媒介します。

花は、太い円柱状の幹の上につきます。この幹のようなものは真の茎ではなく、葉の付け根が多肉質の筒状に重なったもので「偽茎」と呼ばれ、ヒガンバナ(彼岸花)やタマネギ(玉葱)の鱗茎とほぼ相同なものです。茎はこの偽茎の基部に、短縮した円盤型のものがあります。

ヒガンバナ(彼岸花)と同じリコリンというアルカロイドを、特に偽茎に多く含み、食べると吐き気や下痢を催すこともあるようです。


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撮影:2023年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月1日 京都府立植物園にて

名称:インドハマユウ(印度浜木綿) 
科:ヒガンバナ科 ハマオモト属
園芸分類:球根
形態:耐寒性常緑多年草(球根植物)
原産地(分布):インド~中国南部
品種名:
草丈/樹高::100~150cm
開花期:6~9月
花色:白~ピンク色
その他:


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ヒメユリ(姫百合) [球根植物]

中国北部、朝鮮半島、アムール、日本に分布するユリの仲間です。
他のユリ類と比べると小さな花になります。また、花が星形に開くので『スター・リリー』の英名があります。日本の自生地では群生せずに、まばらに生えることが多いです。
分布する地域によって開花時期、球根の形状や性質、草丈などが大きく異なり、いくつかの種類(変種)に分けられます。草丈は30~100cmで、茎は直立します。主な開花時期は6~7月です。大きさは径5~8cmほどで、星形に開いた花が上向きに付きます。色は緋色~橙赤色で、多いものでは1本の茎から10数輪を咲かせます。球根は分球する(増える)ものとしないものがあるようです。
花びら、花粉、雄しべが同色というのが特徴かな?

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撮影:2022年5月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月17日 京都府立植物園にて

名称:ヒメユリ(姫百合)
科:ユリ科 ユリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:球根
原産地(分布):中国 朝鮮半島 日本
品種名:
草丈/樹高:30~100cm
開花期:6~7月
花色:緋色~橙赤色
その他:




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ユリズイセン(百合水仙) [球根植物]

ユリズイセンは南アメリカ(インカ地方)が原産のアルストロメリア科の多年草植物です。観賞用に世界で多く栽培されており、日本へは大正時代末期に渡来してきました。特に人気が出たのは1980年代でそれ以降は日本国内でも沢山栽培されています。
 塊根があり、よく分球します。葉は互生し、長楕円形、葉柄が捻じれ、葉の表と裏が逆転しています。花は散形花序につき、花柄があり、長さ2.5~5㎝ほど。花は赤色、内花被片3個、外花被片3個、先端と基部が黄緑色、内側に褐色の班点があります。雄しべ6個。子房下位です。

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撮影:2019年6月12日 京都府立植物園にて

名称:ユリズイセン(百合水仙)
科:ユリズイセン科 ユリズイセン属(アルストロメリア属)
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):南アメリカ南部
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:6~7月
花色:赤色
その他:


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チオノドクサ・ギガンティア [球根植物]

チオノドクサは寒中から咲き始める早春の花で、いち早く春の訪れを告げるように花壇を明るく彩ります。
草丈は、10~15cmと小ぶりですが、一つの茎に5、6輪の小花をつけ、20日以上も咲き続ける丈夫な花です。 クロッカスやスノードロップのように耐寒性があり、花壇やロックガーデンにも向いているとのことです。可愛い花です!。

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撮影:2019年4月3日 京都府立植物園にて

名称:チオノドクサ・ギガンティア
科:キジカクシ科 チオノドクサ属
園芸分類:草花,球根
形態:多年草(秋植え球根)
原産地(分布):クレタ島、キプロス島、トルコ原産の園芸品種
品種名:
草丈/樹高:10~15cm
開花期:2~4月
花色:青から紫
その他:和名 「ユキゲユリ(雪解百合)」


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ハナニラ(花韮) [球根植物]

ハナニラは、道端や花壇に植えっぱなしにしておいても、春に藤青色からピンク、白の星形の花をよく咲かせる、非常に丈夫で手間いらずな植物です。日本では、明治時代に園芸植物(観賞用)として導入され、逸出し帰化しています。
葉や球根を傷つけると、その名のとおりネギやニラのようなにおいがします。
球根植物ですが、繁殖が旺盛で植えたままでも広がります。鱗茎から10~25cmのニラに似た葉を数枚出し、さらに数本の花茎を出します。開花期は春で、花径約3cmの白から淡紫色の6弁の花を花茎の頂上に1つ付けます。地上部が見られるのは開花期を含め春だけです。
撮影したのは、「ウィズレーブルー」と呼ばれる、花色が青みの強い品種です。

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撮影:2018年3月2日 京都府立植物園にて

名称:ハナニラ(花韮)
科:ネギ科 ハナニラ属
園芸分類:球根,草花
形態:多年草
原産地(分布):南アメリカ
品種名:
草丈/樹高:15~25cm
開花期:3~4月
花色:白,ピンク,黄,青
その他:ユリ科に分類されることも


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ツルボ(蔓穂 ) [球根植物]

多年生草本となります。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられます。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられます。葉は線形で、秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつけます。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。
和名の由来は不明ですがが、別名をサンダイガサと言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。球根には毒性がありますが、鱗茎は飢饉のときに食料とし役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうです。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。

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撮影:2018年9月2日 京都府立植物園にて

名称:ツルボ(蔓穂 )
科:キジカクシ科
園芸分類:
形態:多年生の草本
原産地(分布):日本、朝鮮、中国本土と台湾
品種名:
草丈/樹高:20~40cm
開花期:8~9月
花色:淡紅紫色
その他:



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シュクシャ(縮砂) [球根植物]

林内の陰湿地に生える多年草です。円柱状の茎がまっ直ぐに伸び、草丈は2~3mになります。長さ15~35cm、幅4~7cmという細長い葉をもち、4~5月頃に花が咲きます。果実は熟しても緑色のままで、丸い果実の中は薄い膜で3室に分かれており、各室に多角形の種子が10~20個密着してできます。生薬としては、ショウガ科シュクシャの成熟果実の果皮を除き、種子を乾燥したものを用います。

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撮影:2017年8月27日 京都府立植物園にて

名称:シュクシャ(縮砂)
科:ショウガ科
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):インドからインドシナ半島
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:4~5月 日本では夏から初秋にかけて
花色:白色
その他:



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ダリア [球根植物]

夏から秋にかけて開花し、大きな花輪と色鮮やかな花色と咲き方が特徴。
メキシコからグアテマラにおよそ15種が分布する球根植物です。現在広く親しまれているのは、野生種を掛け合わせて作られた園芸品種群です。

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名称:ダリア
科:キク科
園芸分類:球根植物
形態:多年生草本植物
原産地(分布):メキシコ グアテマラ
品種名:
草丈/樹高:20cm~2m
開花期:7月~10月
花色:赤色・オレンジ色・黄色・白色・ピンク色・藤色・ボタン色・紫色など
その他:


撮影:2017年6月24日 京都府立植物園にて


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