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トヤマシノブゴケ(富山忍蘚) [シダ・コケ類]

シダ植物を小さくしたような繊細で美しい姿と全国で普通に見られる品種となります。
植物体は平らで這い、茎と細かく分かれた枝にそれぞれ不透明な緑色~黄緑色の葉がつきます。
湿潤時はきれいですが、乾燥すると色あせて縮み美しさは半減します。
生育場所:低地~山地の半日陰の岩上や地上
分布:北海道~琉球、小笠原、朝鮮半島、中国、極東ロシア
形状・サイズ:大型で、茎は長く這い、長さ15cm前後になることもあります。左右に枝がつき、その枝からまた左右に枝がついて葉を出すという規則的な分枝(3回羽状)をします。
茎葉は長さ1.3~1.6mm、三角形で先端は長い透明尖となります。枝葉は茎葉に比べてはるかに小さく透明尖はありません。

別名は、「アソシノブゴケ」

ここでは、トヤマシノブゴケとして扱いました。

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撮影:2021年5月5日 京都市伏見区にて

名称:トヤマシノブゴケ(富山忍蘚)
科:シノブゴケ科 シノブゴケ属
園芸分類:蘚類
形態:
原産地(分布):日本全土、朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:5~10㎝(長さ)
開花期:
花色:
その他:生育場所 、山地の日陰の岩上、地上


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ホソオカムラゴケ [シダ・コケ類]

茎は這い、密に枝分かれ。葉は卵形~楕円状卵形で、枝に接し、乾いても縮れません。
枝先に細い枝状の無性芽が集まってつくのが特徴。
樹幹や岩上に群生します。

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撮影:2020年12月17日 京都府立植物園にて

名称:ホソオカムラゴケ
科:ウスグロゴケ科 オカムラゴケ属
園芸分類:セン類
形態:
原産地(分布):本州  四国  九州  海外
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:



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ニシキシダ(錦羊歯) [シダ・コケ類]

ニシキシダは日本に広く自生するイヌワラビの変種で、山地の林縁などに見られる、多年草。全体を貫く管がある維管束植物で胞子繁殖するのが特徴。
葉はギザギザになります。茎は殆どが成長しなく株元から葉が出るような樹形になります。変異が大きく葉が大きいものや小さい個体があります。種子繁殖ではなく胞子嚢から散布する胞子で繁殖します。
シダとは思えないような銀、赤のカラーリーフをもち、「葉の色が美しいシダ!」ということで「ニシキシダ(錦羊歯)」とつけられたようです。
園芸用として植栽されたものもが、アシリウムの名で多く流通しています。

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撮影:2019年2月19日 京都府立植物園・早春の草花展にて

名称:ニシキシダ(錦羊歯)
科:イワデンダ科 メシダ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:30cm
開花期:無し
花色:無し
その他:


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コウヤワラビ(高野蕨) [シダ・コケ類]

コウヤワラビは温帯性で、夏緑性で冬は枯れます。田んぼの畦や河川敷で、日当たりのよい場所に群落を作ります。石がゴロゴロしている場所より湿度の高い土壌を好み、根茎は長く伸びます。
 芽どきには淡褐色の軟毛と鱗片に被われています。根茎は長く這い。葉は2形。葉質は草質、無毛。栄養葉は葉柄が長さ20~50㎝、わら色。
胞子葉は葉柄が長さ20~45㎝、小羽片が直径約2㎜の玉状になります。ソーラスは玉の中に包まれている。胞子は冬に熟します。
名前は高野山で発見されたことからで、北海道~九州まで広く分布します。なお分類をメシダ科、オシダ科とするものも多いが、ここではイワデンダ科 コウヤワラビ属としました。
植物園ではコウヤワラビ科として銘板がありました。

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撮影:2020年4月2日 京都府立植物園にて

名称:コウヤワラビ(高野蕨)
科:イワテンダ科(コウヤワラビ科) コウヤワラビ属
園芸分類:シダ
形態:夏緑性
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
品種名:
草丈/樹高:20~60㎝
開花期:
花色:
その他:


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クジャクシダ(孔雀羊歯) [シダ・コケ類]

北海道~本州、四国の山地の林縁で見られます。葉柄は光沢のある赤紫色で、基部に披針形、茶褐色の鱗片がつきます。中軸は数回2叉に分岐となります。小羽片は長四角形で裂片の上縁に半月形のソーラスが数個つきます。新芽の時は赤色を帯びます。
 葉の枝分かれに特徴があって、それぞれに羽状複葉になった枝(羽片)を扇のように広げた姿がクジャクの尾羽を思わせるのが和名の由来となります。
夏緑性で、冬にはすべての葉が枯れます。

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撮影:2018年4月24日 京都府立植物園にて

名称:クジャクシダ(孔雀羊歯)
科:ホウライシダ科 ホウライシダ属
園芸分類:落葉性多年草
形態:夏緑性シダ植物
原産地(分布):北海道~本州、四国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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クサソテツ(草蘇鉄) [シダ・コケ類]

大きな羽状の葉を優雅に広げるシダ植物です。ソテツの羽状葉を柔らかくしたような形をしています。自然では日なた~半日陰の湿り気のある場所に群生しているのがよく見られます。日当たりの悪い環境にも耐え、姿も美しいので庭園や坪庭によく植栽されています。ただ乾燥にとても弱く、暑さにもやや弱いです。新芽は美しい鮮緑色。夏以降はやや濃い緑色になります。
根茎は太く直立し、周囲に古い葉柄の基部が集まります。また地下に匍匐茎を出し、その先に新しい株を作ります。葉には栄養葉と胞子葉の区別があります。栄養葉は春に出て鮮緑色で美しく、草質で柔らかい。胞子葉は栄養葉の束の内側に出て、栄養葉より短く。単羽状で羽片はごく幅狭く、裏面の胞子嚢群を包むように巻き込みます。
 若芽はコゴミ(屈)といい山菜のひとつで、ワラビやゼンマイのように先端を巻き込むような形状をしており、これが屈んでいるように見えるのが名前の由来となります。
和名のクサソテツは、太く直立する根茎やその先端から広がる葉の様子がソテツを思わせる草本であることによります。

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撮影:2021年4月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて


◇胞子葉は翌春まで残ります
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撮影:2018年2月26日 京都府立植物園にて

名称:クサソテツ(草蘇鉄)
科:イワデンダ科 クサソテツ属
園芸分類:シダ・コケ
形態:落葉性多年生草本
原産地(分布):日本・北半球の温帯地方
品種名:
草丈/樹高:40~80cm
開花期:
花色:
その他:


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ゼンマイ [シダ・コケ類]

各地の山野に普通に生える多年生シダ植物です。地中にある太い根茎から毎年春先に新葉を出します。葉は長さ 50~100cm、葉身は広い三角状卵形の2回羽状複葉になります。胞子葉はこれよりやや早く伸び、普通の葉と同様2回羽状複葉ですが、小羽片はほとんど脈だけから成り、そのまわりに多数の胞子嚢がついて穂のようになります。春、芽生えたばかりの先の巻いた若い葉は食用にします。

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撮影:2018年2月22日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:ゼンマイ
科:ゼンマイ科 ゼンマイ属
園芸分類:
形態:多年生シダ植物
原産地(分布):北海道から沖縄まで、国外では樺太、朝鮮、中国からヒマラヤ
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:
花色:
その他:


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クリハラン [シダ・コケ類]

クリハランは、関東以西~九州に広く見られ林中の渓流近くの湿った岩の上や地上に群落をつくり、根茎は細長く這い、鱗片があり、ややまばらに葉をつけます。
名前にランがつきますが、ウラボシ科にいくつもある単葉の葉を持つシダのひとつで、日本産のものの中ではやや大柄な方に属します。地上から立ち上がる葉をつけ、その質が薄いが堅くてつやがある点で、かなり目立つシダです。
名前の由来は薄くて側脈がはっきりした葉の感じがクリの葉に似るためとのことです。別名をウラボシ、ホシヒトツバとも言います。

葉の裏側には、ソーラスが並びます。
ソーラスとは、シダ植物で、胞子嚢(ほうしのう)が数個以上集まったもので、胞子葉の裏面や縁にできます。
クリハランでは、ソーラスは中肋(ちゅうろく)の両側に(1~)2~4列にやや不規則に並び、円形~楕円形となります。
中肋(ちゅうろく)とは、葉の中央を縦に通っている太い葉脈で、 主脈とも言います。

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撮影:2017年12月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年1月13日 京都府立植物園にて

名称:クリハラン
科:ウラボシ科クリハラン属
園芸分類:
形態:常緑シダ
原産地(分布):本州の関東以西、九州までと沖縄本島に生育し、アジアでは朝鮮(済州島)、台湾、中国からインド
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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ヒトツバ [シダ・コケ類]

 ヒトツバは暖地の海岸に多い常緑のシダです。日本では関東地方以西の本州、四国、九州、南西諸島に、世界では東アジアの暖温帯から亜熱帯に広く分布します。海岸から沿岸域の急傾斜地や岩場に群生し、時として平地にも生育します。
葉は厚くて丈夫であり、長い地下茎から所々に形成され、葉柄を含めて長さ40cm程度にまでなることもあるようです。裏面に胞子嚢を密生する胞子葉と通常の葉を形成します。
和名はシダ植物の多くが羽状複葉になる中で、複葉にならないことに由来しますが、時として葉の先端がいくつかに分かれる事もあるようです。

◇ヒトツバ(烏帽子丸)
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◇ヒトツバ(羽衣)
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◇ヒトツバ(獅子)
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◇ヒトツバ(矢羽根)
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撮影:2017年12月4日 京都府立植物園にて

名称:ヒトツバ
科:ウラボシ科 ヒトツバ属
園芸分類:
形態:常緑シダ植物
原産地(分布):関東、福井県以西~九州に分布
品種名:
草丈/樹高:30~40cm
開花期:
花色:
その他:


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コモチシダ(子持ち羊歯) [シダ・コケ類]

大柄で厚みのある葉をつけるシダで常緑性の多年草です。
根茎は太くて短く、多少横に這い、その表面は大きな鱗片で覆われ、鱗片は長さ3cm程になり、明るい褐色で光沢があります。
葉が古くなると、葉の表面に無性芽を形成しその表面のあちこちから無性芽が出て、小さな葉を広げます。子持ちシダの名は、この芽を子供に見立てたものです。



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撮影:2018年7月27日 京都府立植物園にて

名称:コモチシダ(子持ち羊歯)
科:シシガシラ科 コモチシダ属
園芸分類:
形態:常緑性多年草
原産地(分布):東北地方南部以南の本州から四国、九州、琉球諸島、小笠原諸島に分布し、ヒマラヤから中国、台湾、フィリピン
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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