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アメリカホド [つる性]

アメリカホドは、マメ科ホドイモ属の植物。原産は北アメリカ大陸東部で、日本には明治時代中期に導入された。英名はポテトビーン (potato bean) 、インディアンポテト (Indian potato) 、グラウンドナッツ (ground nut) 。日本では属名であるアピオスや、単にホド(ホドイモ)ともよばれる。
日本には在来種であるホドイモが存在するが、多くは野生で栽培はごく一部にとどまり、東北地方を中心に作物として主に栽培されているのはアメリカホドである。
多年草であり、つる性で、高さは2~4mに達する。葉は、羽状複葉で、5~7枚の薄い小葉をもつ。花期は夏である。花序には、10~40個の蝶形花を密集してつける。花の外面は緑白色、内面は紫褐色になる。翼弁と舟弁は曲がりくねっていて色が濃い。
花にスミレのような芳香があり、見た目の美しさから観賞用にもなる。果実は細長く、長さ5~10cmになる。果実は1列に並び、熟すとさやが裂けてらせん状によじれる。地下には、数節にくびれた塊茎があり塊茎を食用とする。
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撮影:2020年8月8日 京都府立植物園にて

名称:アメリカホド
科:マメ科 ホドイモ属
園芸分類:野菜
形態:つる性草本
原産地(分布):北アメリカ東部
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:6~8月
花色:外側が淡紅色で内側が暗赤紫色
その他:


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ナツフジ(夏藤) [つる性]

ナツフジは、マメ科 ナツフジ属(またはフジ属)のつる性の落葉木本で、日本固有種。夏に淡黄白色の蝶形花を垂れ下がる総状花序に咲かせる。
関東南部以西の本州の丘陵から低い山地の林縁や明るい樹林内に生える。つるの巻き上がる方向は左巻き(左肩上がりS字巻き)。褐色~赤褐色で皮目が多い。若い枝にははじめ毛があるが、のちに無毛。高木に巻きついて樹冠に達する。
葉は互生。長さ10~25cmの奇数羽状複葉で、小葉は4~8対mの卵形又は挟卵形で、両面ともほとんど無毛。托葉は針形で宿存する。新枝の脇から長さ10~20cmの総状花序が垂れ下がり、淡黄白色の蝶形花を多数つける。旗弁と翼弁はともに長さ1.2~1.3cm。萼は広鐘形、萼片は5個。
果実は豆果で広線形で、表面は無毛。10~11月に熟すと2裂して種子を飛ばす。

ナツフジの名前は、夏に花を咲かせることから来ている。ドヨウフジ(土用藤)とも呼ばれる。

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撮影:2023年7月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年8月14日 京都府立植物園にて

名称:ナツフジ(夏藤)
科:マメ科 ナツフジ属
園芸分類:樹に咲く花
形態:つる性落葉木本
原産地(分布):日本固有種
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:7~8月
花色:淡黄白色
その他:別名 ドヨウフジ(土用藤)


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ムラサキナツフジ (紫夏藤) [つる性]

ムラサキナツフジは、常緑つる性木本で、つるは太く、よく枝分かれし、10mほどのびる。
花序は頂生し円錐花序で長さは15~20cmくらい。花は紅紫色~暗紫色の蝶形花で、旗弁に黄色い斑紋がある。
果実は長さ15cm、幅1~1.5cmの長楕円形で扁平な豆果で、熟しても裂開しない。
豆果には3~6個の扁平な長楕円形の種子がはいる。
花1つは直径2cm程度でフジと比べると小さいが、下部は分岐して多数の花を付け豪華に見える。
果期は6~11月。
ムラサキナツフジには、種子や根には毒性が含まれており、殺虫剤として使用されることがある。

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撮影:2023年7月17日 京都府立植物園にて

名称:ムラサキナツフジ (紫夏藤)
科:マメ科 ムラサキナツフジ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑つる性木本
原産地(分布):中国南部、台湾
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:4~8月
花色:紫色
その他:別名 サッコウフジ (醋甲藤) 、サツマサッコウフジ (薩摩醋甲藤)


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ヤマノイモ(山の芋) [つる性]

山野でみられるつる性の多年草。葉は対生し、長さ5~10cmの三角状披針形で基部は心形、先は長くとがる。雌雄異株。
雄花序は葉腋から直立し、白い小さな花を多数つける。花被片は6個ある。雌花序は葉腋から垂れ下がり、白い花がまばらにつく。雌花はやや小さく、子房に翼がある。成熟すると翼が大きく張りだす。さく果は下向きにつき、扁平な丸い翼が3個ある。種子は円形で周りに薄い翼がある。
利用としては、芋をとろろ汁などにするほか、むかごも炊き込みご飯など。

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撮影:2021年9月12日 京都市伏見区にて

名称:ヤマノイモ(山の芋)
科:ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性多年草
原産地(分布):日本(本州、四国、九州、琉球)、台湾、朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:7~8月
花色:白花
その他:


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アリストロキア・ウエストランディー [つる性]

アリストロキア・ウエストランディーは、中国原産でウマノスズクサ科のツル植物。
花とは言い難い奇妙な形のものは、ガクの変形したもので、花弁はない植物。
手のひらくらいの大きな花(萼が変形したもの)で、虫をおびき寄せる開口部は、半月型。このような形をしていますが食虫植物ではないとのこと。
花(?)の背中側の袋は、開いたガク片の中にのめりこんでいる。
葉は、ウマノスズクサ科らしくない笹のような長い形。


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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

名称:アリストロキア・ウエストランディー
科:ウマノスズクサ科 アリストロキア属
園芸分類:
形態:ツル性の多年草
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:4~5月
花色:紫色
その他:


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トビカズラ(飛蔓) [つる性]

中国の長江流域が原産地とされ、日本にも広く分布していたとされるが、現在では国内での自生は、熊本県と長崎県佐世保市沖の無人島の二カ所のみとされている。
5~6月にかけ、芳香のある暗紅紫色の大きな蝶形の花を房状に十数個集まって咲かせる。幹は直径30cmにも達し、葉は3小葉から成る。
小葉は長楕円形、革質で光沢があり長さ7~15cm程度で、先端は急に細く尖る。
豆果の長さは60cmに達する。つる性植物とはいえ、幹囲は50cmを越す大きなものである。

和名は、源平合戦の時に千手観音像が空を飛んできてこの木に乗り移り、焼き打ちを逃れたという伝説に基づくとのこと。

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撮影:2022年5月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

名称:トビカズラ(飛蔓)
科:マメ科 トビカズラ属
園芸分類:
形態:常緑つる性植物
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:5~6月
花色:暗紫色
その他:別名 アイラトビカズラ(相良飛葛)


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ツルウメモドキ(蔓梅擬き) [つる性]

日本全国の山地に分布するニシキギ科のつる性落葉樹。自然界では林の縁で他の樹木に、街中ではフェンスや壁に絡みついて育つ。
雌雄異株で、あまり目立たないものの5~6月頃になると黄緑色の小さな五弁花を咲かせる。
果実は秋(9~12月)に淡黄色に熟し、完全に熟すとニシキギと同じように3つに裂開し、鮮やかな橙赤色の仮種皮に被われた種子が現れる。
餌が少ない冬の時期、ツルウメモドキの果実は格好の御馳走となり、キジバト、ヤマドリ、メジロ、ウソ、ツグミ、ヒヨドリなど多くの野鳥が集まる。私が子供のころに、この実をメジロの餌としている人を見かけた覚えがあります。
和名の由来は、分類上の関連はないが果実や葉の様子がウメモドキに似るため、ツルウメモドキと名付けられた。

今回撮影したものは雄株のようです。近くに雌株が見つかりませんでした。
雄花は5個の雌しべが目立ち、雌花は中心に3裂した柱頭がつくとのこと。


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撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて

名称:ツルウメモドキ(蔓梅擬き)
科:ニシキギ科 ツルウメモドキ属
園芸分類:
形態:落葉つる性木本
原産地(分布):北海道から沖縄にかけて分布
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:5~6月
花色:黄緑色
その他:


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スズメウリ(雀瓜) [つる性]

スズメウリ(雀瓜)は本州、四国、九州に自生する、ウリ科 スズメウリ属の可憐な灰白色の小さな実が成る1年草。
葉は三角状卵心形で、しばしば浅く3裂する。雌雄同株。雌花、雄花ともに葉腋に単生するが、枝先では時に雄花が総状につくこともある。
花は直径約6mmで深く5裂し、雌花は下部の子房が目立つ。
果実は直径1~2cmの球形または卵形で、熟すと灰白色になる。花期は8~9月。

ことしは、良い状態の時期を撮り逃しました。花も撮影ができませんでした。
来年以降に再挑戦ですね。

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撮影:2021年10月28日 京都府立植物園にて

名称:スズメウリ(雀瓜)
科:ウリ科 スズメウリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:つる性1年草
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:
開花期:8~9月
花色:
その他:

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ヤハズカズラ(矢筈葛) [つる性]

ヤハズカズラ(矢筈葛)は、熱帯アフリカ原産のキツネノマゴ科ヤハズカズラ属の春まき一年草。本来は、つる性の宿根草ですが、耐寒性がないので日本では一年草として扱われる。
茎は角張り、稜の部分に翼があり、全体に荒い毛が生えている。葉はハート形。
花は夏から初秋にかけて開花し、直径3cmくらいのロート状の合弁花で、黄色または白、芯は紺色である。
花の中心に目玉のような黒点があり、英語で Black-eyed Susan と呼ぶところから、「黒い瞳のツンベルギア」や「黒い瞳」などとも呼ばれる。

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撮影:2021年10月22日 京都府立植物園にて

名称:ヤハズカズラ(矢筈葛)
科:キツネノマゴ科 ヤハズカズラ属
園芸分類:草花
形態:多年草(日本では1年草)
原産地(分布):アフリカ原産
品種名:
草丈/樹高:20~50㎝
開花期:4~10月
花色:白色、黄色
その他:


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タカネハンショウヅル(高嶺半鐘蔓) [つる性]

タカネハンショウヅルは、西日本の日当たりの良い林縁などに生育するキンポウゲ科センニンソウ属のつる性落葉低木(または多年生のつる性草本)。茎の下部は木化して年々太くなりますが、つるの部分は直径0.5㎝程度と細く、長く伸びて他の樹木などを覆うように広がる。
葉は若い枝では互生、花をつけるようになると対生し、2回3出複葉で小葉は卵形~卵状披針形。小葉の先は尖り、あらい鋸歯がある。葉や茎に生える毛は白い。
 花はその年に延びた葉の根元から出て、普通下向きに3個咲かせる。萼片は4枚、淡紅紫色~紅紫色で長さ1.5~1.8cm。先は少し反り、外面の縁には白い毛がある。
花後、11月下旬から12月頃、果実に宿存した花柱の毛が白い綿毛となり、風によって種子(果実)を散布する。

「高嶺」という名を持つが、実際には比較的標高の低い山地に生育する。

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撮影:2022年10月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年12月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年12月20日 京都府立植物園にて

名称:タカネハンショウヅル(高嶺半鐘蔓)
科:キンポウゲ科 センニンソウ属
園芸分類:
形態:落葉性のつる植物
原産地(分布):本州(近畿地方以西)~九州
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:9~10月
花色:淡紅紫色~紅紫色
その他:


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