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トチュウ(杜仲) [落葉樹]

トチュウは、中国大陸原産。雌雄異株となる。葉はニレやケヤキに似た楕円形、花は緑色がかかった白色で、実は翼果。20年程度で樹高20m程に成長する。
樹皮は漢方薬の原料として使われ、若葉はお茶として利用される。トチュウの樹皮や枝を折ったり葉をちぎると、白色乳液の滲出がみられる。この乳液は、ガタパーチャ(グッタペルカ)と呼ばれ、天然ゴムとして利用される。杜仲は寒冷地でも育つ天然ゴムの産出木として知られる。
トチュウの開花は春(4月頃)で、葉の展開と同時。雌雄異株で雌株には雌花が、雄株には雄花が咲くが、いずれも花弁や萼がなく一般的な花のイメージとは異なる。雄花はハコネウツギの実のような雰囲気で4~16本の花糸(雄しべ)があり、雌花は新芽のようなヘラ形で、1本の花柱(雌しべ)を持つ。雌雄ともに新葉の基部に群生する。
・雌花の後にできる果実は長さ約3.5cmほどの楕円形で先端が凹み、まわりには翼がある。種子は油を採取するのに使われる。

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撮影:2023年10月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年12月21日 京都府立植物園にて

名称:トチュウ(杜仲)
科:トチュウ科 トチュウ属
園芸分類:庭木
形態:落葉高木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:20m程
開花期:4月頃
花色:緑色がかかった白色
その他:雌雄異株


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バライチゴ(薔薇苺) [落葉樹]

落葉樹林の林縁などでみられる落葉小低木。
長く横にのびる地下茎をもち、茎には下向きのかぎ状の刺がある。
葉は互生する奇数羽状複葉で、3~7枚の小葉からなり縁に重鋸歯がある。
葉柄にはまばらに刺があります。
枝先に散房花序を出し、径2.5~4cmの白色の5弁花を、うつむき加減に1~数個つける。
茎には下向きのかぎ状の刺がある。。
果実は球形~楕円形の集合果で紅色に熟し、木苺より酸味が多いが食べられます。

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撮影:2022年4月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月25日 京都府立植物園にて

名称:バライチゴ(薔薇苺)
科:バラ科 キイチゴ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州(関東地方以西)~九州(屋久島まで) 日本固有種
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:6~7月
花色:白色
その他:別名「ミヤマイチゴ(深山苺)」



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ウンリュウクワ(雲竜桑) [落葉樹]

ウンリュウクワは、クワ科の落葉樹で、クワ一品種の実生から選抜された園芸品種。
枝が曲がりくねる特徴を持つ。
4~5月ころに花が咲く。花弁はなく、雄花には4本の雄しべ、雌花には1本の雌しべがある。
枝が屈曲するウンリュウクワは生花材料として良く使われる。
今一、詳しい情報が見つかりません。

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撮影:2022年4月15日 京都府立植物園にて

名称:ウンリュウクワ(雲竜桑)
科:クワ科 クワ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):園芸種
品種名:
草丈/樹高:3~10m
開花期:4~5月
花色:
その他:別名 セッカングワ(節曲桑)、コウテングワ(香篆桑)


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メギ(目木) [落葉樹]

メギは叢生する枝、黄色い花、赤い果実、紅葉と、1年を通じて観賞でき、また刈り込みにも耐えるため、生け垣や庭木として栽培されるメギは、本州、四国、九州に分布する落葉低木。
花期になると、枝の下部から先端に及ぶ葉の付け根に、総状、または散形の花序を形成し、小さな黄色い花を数輪、下向きに咲かせる。花は花径5~8mm程度の椀状で、それぞれ6枚の花弁と萼片から成り、6個の雄しべの中心には太い雌しべがある。
雄しべには刺激が加わると動く性質があり、指で触れると花の内側に向かってキュッと動く。これは蜜を求めてやって来た昆虫に、効率良く花粉を付けるための性質。
葉はへら形で、密につき、晩秋には美しく紅葉する。
園芸では、基本種の緑葉はほとんど用いられず、赤紫や黄金葉などの美しい葉色を楽しむカラーリーフとして利用される。
樹形は自然樹形だとアーチ状に広がり、枝には鋭いトゲがある。

和名は「目木」の意味で、葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためとされる。

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撮影:2022年4月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年4月7日 京都府立植物園にて

名称:メギ(目木)
科:メギ科 メギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(関東地方以西の本州、四国、九州)
品種名:
草丈/樹高:1.5~2m
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:別名 コトリトマラズ



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トネリコバノカエデ(トネリコ葉の楓) [落葉樹]

北アメリカ原産の落葉低木で、高さは10~25m。樹皮は帯緑灰色で、成木は縦に浅く裂ける。枝は緑色で粉白色を帯び、枝を折ると臭気がする。
雌雄異株で、葉腋から対生状に垂れ下がる細い糸状の花柄に、 萼片は4~5枚あるが花弁のない小さな花が咲く。 雄花序は散房状、雌花序は総状である。
果実はプロペラ状の翼果で、8~10月に熟し、 翼のついた細長い淡褐色の分果が直角ないし鋭角に開いてつく。 種子は扁平で細長く、鞘エンドウに似ている。
成長が早く大木となるが、もろくて用材にならず、 樹形もあまり整わないとのこと。
メイプルシロップがとれる。
落葉樹であるが紅葉はしない。


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撮影:2021年12月12日 京都府立植物園にて

名称:トネリコバノカエデ(トネリコ葉の楓)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):北米原産
品種名:
草丈/樹高:10~25m
開花期:4月頃
花色:
その他:別名 ネグンドカエデ


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ネムノキ(合歓木)‘サマーチョコレート’ [落葉樹]

サマーチョコレートは、名前の通りチョコレート色の葉が美しい木です。20~30cmの羽状の葉が夜になると閉じるのが特徴です。夏には濃ローズピンク色花が集まり咲き、葉との美しいコントラストが楽しめます。庭木に好適です。

暗紫色の葉色が特徴の栽培品種

花が咲いているところを見たいです。

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撮影:2021年6月23日 京都府立植物園にて

名称: ネムノキ(合歓木) ‘サマーチョコレート’
科:マメ科 ネムノキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:5m
開花期:6~7月
花色:ピンク色
その他:別名 チョコレートネム


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オニグルミ(鬼胡桃) [落葉樹]

樹高7~10mになる落葉高木。川沿いや窪地など、湿り気の多いところを好みます。
花期は5月頃、葉の展葉と同時に開花し、雌花序は新梢、雄花序は前年枝の葉腋から、それぞれ垂れ下がります。
成木は、長さ3~4cmの卵球状の堅果をつけ、秋に熟します。本来、げっ歯類やリスによる動物散布種子ですが、人間にとっても食用になります。よく栽培されるのは変種のヒメグルミで、実は扁平で表面も滑らかです。
大型の冬芽は、いわゆる「裸芽」でサルや小人の顔に見えます。目鼻に見えるのは維菅束痕で、道管や師菅の断面が集まった状態です。

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撮影:2022年4月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年3月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年1月17日 京都府立植物園にて

名称:オニグルミ(鬼胡桃)
科:クルミ科 クルミ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):北海道~九州、サハリン
品種名:
草丈/樹高:7~10m
開花期:5~6月
花色:
その他:


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ジャコウカエデ [落葉樹]

クマツヅラ科ハマクサギ属の落葉樹。別名:ニオイカエデ(匂い楓)。葉、幹、根に芳香があることから「ジャコウカエデ」と呼ばれます。葉に触ると強い香りがします。
葉の形がカエデに似ていますが、カエデではありません。

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撮影:2021年6月18日 京都市伏見区にて

名称:ジャコウカエデ
科:クマツヅラ科 ハマクサギ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):アジア、ヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカ
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:白~淡黄色
その他:別名 ニオイカエデ(匂い楓)


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ハシバミ(榛) [落葉樹]

ロシア沿海地方から東アジア北東部の全域、詳しくは、ウスリー川流域(ロシア沿海地方)、および、アムール川流域(中国東北部を含む)から中国陝西省にかけての地域、ならびに、朝鮮半島と日本列島(北海道、本州、九州)に分布。
葉は、互生し、掌状に丸く硬くザラザラして不揃いな鋸歯があり、先端は急に尖って、若い葉の中心部が赤茶色に成っていることがあります。
樹皮は、薄茶色でザラザラして、株立ちになることが多い。
花期は3~4月頃で雌雄同株。雄花は尾状花序で、雌花は芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭だけが目立つ、イソギンチャクのような形状。雌花は、雄花の付け根付近に1~3個できます。
雌花の花穂は赤黒く目立たないので、よほど近づいてみないと存在に気がつかないことも。
果実(堅果)は食用にできますが、世界的に流通しているヘーゼルナッツは本種の同属異種にあたるセイヨウハシバミ(西洋榛)です。


名前の由来は、実の形が鳥の嘴(くちばし)の形をしていることから。実はドングリのような形で、ツノハシバミはさらに尖っています。

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撮影:2021年2月18日 京都府立植物園にて

◇雌花
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撮影:2021年2月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年3月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月25日 京都府立植物園にて

名称:ハシバミ(榛)
科:カバノキ科 ハシバミ属
園芸分類:
形態:落葉低木 被子植物
原産地(分布):ロシア沿海地方から東アジア北東部の全域
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:3~4月
花色:
その他:


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ヘーゼルナッツ・アメリカーナ [落葉樹]

ヘーゼルナッツは、和名では「西洋ハシバミ(西洋榛)」と呼ばれ、果実は「ヘーゼルナッツ」として日本でもよく知られています。
ヘーゼルナッツは、カバノキ科ハシバミ属の落葉低木。
果実(堅果)の外見はドングリに酷似していますがブナ科ではなくカバノキ科であり、種類は全く異なります。また、大きさもドングリより大きい。食用に供される種実類(ナッツ)として世界に広く流通している、代表的なものの一つです。
今回、撮影したものの銘板には「ヘーゼルナッツ・アメリカーナ」とありましたので、品種が「アメリカーナ」ですね。
撮影したのは雄花かな?

○待ちに待った実に遭遇でした。
 何とか、1粒だけですが実ったようです
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撮影:2021年10月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月16日 京都府立植物園にて


◇雌花
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撮影:2021年2月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年3月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月25日 京都府立植物園にて

西洋ハシバミ(西洋榛)←西洋ハシバミはこちらで確認できます

名称:ヘーゼルナッツ・アメリカーナ
科:カバノキ科 ハシバミ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):テネシー州・アメリカ
品種名:アメリカーナ
草丈/樹高:3~6m
開花期:2~4月
花色:
その他:和名…西洋ハシバミ(西洋榛)


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