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オヘビイチゴ(雄蛇苺) [山野草]

 オヘビイチゴは本州から九州、朝鮮・中国・マレーシアに広く分布する多年草。水田の畦、放棄水田、土手、川原などに普通に生育し、適湿の土壌地から乾燥する立地まで生育範囲は広い。ほぼ地面をはって生育します。
根生葉は長柄があり、5出掌状複葉(まれに7小葉)。茎の先の小さい葉は3小葉の場合が多く、葉表は無毛、葉裏は脈上に長い伏毛があります。
花は5~7月に咲き、直径8mmほど。萼片の下側に付く副萼片は小さくて目立ちません。
オヘビイチゴの名がついていますが、ヘビイチゴ属ではなく、キジムシロ属にあたり、果実は痩果であり、赤くなりません。外萼片もヘビイチゴと違い、三角状で先が尖ります。
痩果はノイチゴ形の実はできますがが、大きく膨らまず、赤く色付かず。小さく茶色でとても綺麗というか食欲をそそる色ではありません(食べられるかどうかは知りませんが)。
オヘビイチゴの名は、同属(キジムシロ属)のヘビイチゴに比べて大型であるため、男性的ということで「雄」をつけて「雄・蛇苺」と名がついたものとのことです。私は、実(痩果)が大きくならないので雄雌の雄かと思いましたが!

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撮影:2021年4月21日 京都市伏見区にて

名称:オヘビイチゴ(雄蛇苺)
科:バラ科 キジムシロ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、インド、ブータン、ネパール、インドネシア、ミャンマー
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:5~7月
花色:黄色
その他:


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