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ネズミムギ(鼠麦) [山野草]

ネズミムギは、ヨーロッパ原産で、別名でイタリアンライグラスとよばれ、牧草として導入されましたが、その後緑化などに利用されて、各地の道路沿いの草地などによく群生しています。同属のホソムギとよく似ており、両種の交配によって様々な品種が作出されているので、中間的なものがあり、同定が困難なようです。
ここでは、ネズミムギとして扱います。

一年草ないし二年草で、根元で枝分かれして束生し、背丈は30~100cmに達します。全体にすらりとした印象。茎には数節があって葉をつけます。葉は細長く、ほぼ偏平で緑色。基部は葉鞘となります。
花期は5~7月で、茎の先端から一つの穂状花序を出し、穂は長さ15~30cm、ほぼ直立し、ほぼ等間隔に多数の小穂をつけます。主軸は小穂ごとにやや曲がります。小穂には柄がなく、二列に並んだ小花の列の一方を茎に向けます。
小穂は両端のとがったやや細めの披針形で偏平、長さ1~2.5cm。緑色で無毛、8~20花を含みます。穎はいずれも先がとがり、細い芒があります。

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撮影:2020年5月9日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年5月19日 京都市伏見区にて

名称:ネズミムギ(鼠麦)
科:イネ科 ドクムギ属
園芸分類:
形態:1~越年草
原産地(分布):ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:30~100cm
開花期:5~7月
花色:緑色
その他:


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