オニスゲ(鬼菅) [湿生植物]
湿地に地中の匐枝をのばしてふえ、群生する。 茎は3稜形で直立する。
葉は扁平線形で互生し、基部は葉鞘となる。
茎先に、雄性で長い柄があって、 長さ2~3cmの棒状の頂小穂1つと、 雌性で長さ1.5~2cmの楕円形の側小穂が2つつく。 側小穂には、 長さ約1cmで棘状突起のある太い果胞がびっしり並び、お互いに接近してつき、柄がない。
果胞は大型で開出して著しく膨らみ、長さ8~10mm。光沢があり、先は次第に細長い嘴(くちばし)となる。苞は葉身が長く、鞘(さや)はないか短い。雌鱗片は淡緑色、果苞より著しく短い。種子は水に浮いて広がる。
小穂が ミクリ の実のような形なので、ミクリスゲ(実栗菅)とも呼ばれる。
撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて
名称:オニスゲ(鬼菅)
科:カヤツリグサ科 スゲ属(オニナルコ節)
園芸分類:湿地植物
形態:多年草
原産地(分布):日本(北海道~九州)、朝鮮
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:5~7月
花色:
その他:別名 ミクリスゲ(実栗菅)
葉は扁平線形で互生し、基部は葉鞘となる。
茎先に、雄性で長い柄があって、 長さ2~3cmの棒状の頂小穂1つと、 雌性で長さ1.5~2cmの楕円形の側小穂が2つつく。 側小穂には、 長さ約1cmで棘状突起のある太い果胞がびっしり並び、お互いに接近してつき、柄がない。
果胞は大型で開出して著しく膨らみ、長さ8~10mm。光沢があり、先は次第に細長い嘴(くちばし)となる。苞は葉身が長く、鞘(さや)はないか短い。雌鱗片は淡緑色、果苞より著しく短い。種子は水に浮いて広がる。
小穂が ミクリ の実のような形なので、ミクリスゲ(実栗菅)とも呼ばれる。
撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて
名称:オニスゲ(鬼菅)
科:カヤツリグサ科 スゲ属(オニナルコ節)
園芸分類:湿地植物
形態:多年草
原産地(分布):日本(北海道~九州)、朝鮮
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:5~7月
花色:
その他:別名 ミクリスゲ(実栗菅)
【 掲載植物リスト一覧表】
ヨシ(葦) [湿生植物]
イネ科ヨシ属の多年草。河川及び湖沼の水際に背の高い群落を形成します。地中には長く這う類白色の地下茎があり、節からひげ根を出し、条件がよければ一年に約5m伸びることもあります。
地上茎は中空で直立し、葉は線形で茎に斜めについて互生です。茎から直接葉が伸びており、葉の基部は茎を囲む葉鞘となり、茎から離れて葉身となります。
花期は夏から秋で、茎の頂から穂が出て、花は暗紫色から黄褐色で、小穂が多数ついた長さ15~40 cmの円錐花序に密集しています。花序はススキのように片側になびくことがなく小穂は2~4個の小花があり、第1小花は雄性花、その他は両性花で基部に毛を密生します。果実は穎果で、形は線状の楕円形をしており、熟すと小穂とほぼ同じ長さの白毛がつき、護頴の先から伸びて芒のように見えます。
和名ヨシの由来は、もともと本来の呼び名はアシであったが、「悪し」に通じるため、「ヨシ」と言い換えられたもの。
撮影:2020年4月5日 京都市伏見区にて
撮影:2021年4月21日 京都市伏見区にて
撮影:2021年5月4日 京都市伏見区にて
撮影:2020年5月7日 京都市伏見区にて
撮影:2019年11月6日 京都市伏見区にて
撮影:2023年11月5日 京都市伏見区にて
撮影:2019年2月15日 京都市伏見区にて
名称:ヨシ(葦)
科:イネ科 ヨシ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):南太平洋のニューギニア島近辺であると言われているようです
品種名:
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:8~10月
花色:暗紫色から黄褐色
その他:
地上茎は中空で直立し、葉は線形で茎に斜めについて互生です。茎から直接葉が伸びており、葉の基部は茎を囲む葉鞘となり、茎から離れて葉身となります。
花期は夏から秋で、茎の頂から穂が出て、花は暗紫色から黄褐色で、小穂が多数ついた長さ15~40 cmの円錐花序に密集しています。花序はススキのように片側になびくことがなく小穂は2~4個の小花があり、第1小花は雄性花、その他は両性花で基部に毛を密生します。果実は穎果で、形は線状の楕円形をしており、熟すと小穂とほぼ同じ長さの白毛がつき、護頴の先から伸びて芒のように見えます。
和名ヨシの由来は、もともと本来の呼び名はアシであったが、「悪し」に通じるため、「ヨシ」と言い換えられたもの。
撮影:2020年4月5日 京都市伏見区にて
撮影:2021年4月21日 京都市伏見区にて
撮影:2021年5月4日 京都市伏見区にて
撮影:2020年5月7日 京都市伏見区にて
撮影:2019年11月6日 京都市伏見区にて
撮影:2023年11月5日 京都市伏見区にて
撮影:2019年2月15日 京都市伏見区にて
名称:ヨシ(葦)
科:イネ科 ヨシ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):南太平洋のニューギニア島近辺であると言われているようです
品種名:
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:8~10月
花色:暗紫色から黄褐色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
ミズキンバイ(水金梅) [湿生植物]
ミズキンバイは他の植物のように直立せずに、地面を這うように面的に生育します。その際、節から植物体の固定のために不定根を、ガス交換のために呼吸根をそれぞれ伸ばします。茎は折れやすく、ひとたび千切れると別個体として振舞う(無性生殖)です。
春から秋にかけて5花弁からなる黄色の一日花を咲かせます。果実は蒴果ですが、成熟してもユリやハナショウブのように果実は裂けず、種子を撒かずにそのまま果実ごと落下します。土壌に埋没した後、数か月をかけて果皮が分解され種子が散布される仕組みです。
和名は花が高山植物のキンバイソウに似て水辺に生えることから。国の絶滅危惧II類に指定されています。
撮影:2020年7月2日 京都府立植物園にて
撮影:2021年10月12日 京都府立植物園にて
◇ミズキンバイの果実・・・・
この果実はこのまま落下し、果皮が分解されて種子が散布されます。
撮影:2018年9月12日 京都府立植物園にて
名称:ミズキンバイ(水金梅)
科:アカバナ科 チョウジタデ属
園芸分類:抽水性
形態:多年生草本
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:6~9月
花色:黄色
その他:
春から秋にかけて5花弁からなる黄色の一日花を咲かせます。果実は蒴果ですが、成熟してもユリやハナショウブのように果実は裂けず、種子を撒かずにそのまま果実ごと落下します。土壌に埋没した後、数か月をかけて果皮が分解され種子が散布される仕組みです。
和名は花が高山植物のキンバイソウに似て水辺に生えることから。国の絶滅危惧II類に指定されています。
撮影:2020年7月2日 京都府立植物園にて
撮影:2021年10月12日 京都府立植物園にて
◇ミズキンバイの果実・・・・
この果実はこのまま落下し、果皮が分解されて種子が散布されます。
撮影:2018年9月12日 京都府立植物園にて
名称:ミズキンバイ(水金梅)
科:アカバナ科 チョウジタデ属
園芸分類:抽水性
形態:多年生草本
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:50~60cm
開花期:6~9月
花色:黄色
その他:
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タコノアシ(蛸の足) [湿生植物]
河川敷や湿地にはえる多年草。茎は直立し高さ30~70cm。葉は互生、無毛で縁に鋸歯があります。
放射状に数本に分かれた総状花序を茎の先につけ、その上側に9月頃小さい花を多数開きます。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ていることが名前の由来となります。花はがく・花弁が各5枚、雄蕊が10本となります。雌蕊は心皮5個からなり下部で合着します。晩秋になるとさく果が熟し、また全草が紅葉します(ゆで蛸のようになります)。
2007年8の環境省のレッドリストでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている稀少植物。
撮影:2020年9月17日 京都府立植物園にて
撮影:2020年10月5日 京都府立植物園にて
撮影:2018年9月12日 京都府立植物園にて
撮影:2020年10月12日 京都府立植物園にて
名称:タコノアシ(蛸の足)
科:タコノアシ科 タコノアシ属
園芸分類:湿生~抽水植物
形態:
原産地(分布):本州、四国、九州、奄美大島 ・ 東アジア
品種名:
草丈/樹高:30~70cm
開花期:8~10月
花色:白色
その他:
放射状に数本に分かれた総状花序を茎の先につけ、その上側に9月頃小さい花を多数開きます。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ていることが名前の由来となります。花はがく・花弁が各5枚、雄蕊が10本となります。雌蕊は心皮5個からなり下部で合着します。晩秋になるとさく果が熟し、また全草が紅葉します(ゆで蛸のようになります)。
2007年8の環境省のレッドリストでは,準絶滅危惧(NT)に指定されている稀少植物。
撮影:2020年9月17日 京都府立植物園にて
撮影:2020年10月5日 京都府立植物園にて
撮影:2018年9月12日 京都府立植物園にて
撮影:2020年10月12日 京都府立植物園にて
名称:タコノアシ(蛸の足)
科:タコノアシ科 タコノアシ属
園芸分類:湿生~抽水植物
形態:
原産地(分布):本州、四国、九州、奄美大島 ・ 東アジア
品種名:
草丈/樹高:30~70cm
開花期:8~10月
花色:白色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】
ミズトラノオ(水虎の尾) [湿生植物]
匍匐(ほふく)する地下茎から茎が直立し、茎はやわらかく無毛、直立してほとんど分枝せず高さ30~50cmになります。
茎の先端に直径1cmほどの穂状花序をつけ、下の花から順に開花します。花弁は淡い紫色であり、雄しべは4本で花から突き出しており、長い毛が密生しています。
種子は卵形~楕円形で長さ0.5~0.7mm。
撮影:2017年9月29日 京都府立植物園にて
撮影:2018年9月18日 京都府立植物園にて
撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて
名称:ミズトラノオ(水虎の尾)
科:シソ科 ミズネコノオ属
園芸分類:
形態:湿生植物 多年草
原産地(分布):日本、韓国、中国
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:8~10月
花色:淡紅紫色
その他:
茎の先端に直径1cmほどの穂状花序をつけ、下の花から順に開花します。花弁は淡い紫色であり、雄しべは4本で花から突き出しており、長い毛が密生しています。
種子は卵形~楕円形で長さ0.5~0.7mm。
撮影:2017年9月29日 京都府立植物園にて
撮影:2018年9月18日 京都府立植物園にて
撮影:2019年9月27日 京都府立植物園にて
名称:ミズトラノオ(水虎の尾)
科:シソ科 ミズネコノオ属
園芸分類:
形態:湿生植物 多年草
原産地(分布):日本、韓国、中国
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:8~10月
花色:淡紅紫色
その他:
【 掲載植物リスト一覧表】