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ドクダミ(毒痛み) [山野草]

ドクダミはやや日陰の湿った場所を好む草で、野山や空き地などいたる所で見ることができます(当然、植物園でも園内の各所でみることができます)。
開花期は6~7月で、ほの暗い木立の下などに咲くドクダミの花の白さは目立ちます。この白い部分、4枚の花弁のように見える部分はじつは本当の花弁ではありません。これは総苞片(そうほうへん)と呼ばれる器官で、そして中心部の黄色い部分、しべのように見える部分はたくさんの花の集合体です。つまりたくさんの小さな花が集まって、ひとつの大きな花のように見える形を作っているのです。なお本当の花、小さなひとつひとつの花に花弁はありません。
 ドクダミは地下茎を伸ばし、そのところどころから地上に芽を出して群生します。葉はハート形で、時として紫色に色付きます。よく知られているように、葉には独特の臭気があります。
古くは之布岐(シブキ)と呼ばれ、江戸時代中期頃から「毒を矯める・止める」から「どくだめ」、それが変化して「どくだみ」となったとのことです。


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撮影:2019年6月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年5月19日 京都市伏見区にて

名称:ドクダミ(毒痛み)
科:ドクダミ科 ドクダミ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):東アジア(日本では本州・四国・九州・琉球諸島)、東南アジアなど
品種名:
草丈/樹高:
開花期:6~7月
花色:黄色
その他:別名/ジュウヤク(十薬・重薬)


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