SSブログ

ギンセンカ(銀銭花) [草本]

ギンセンカは、中部アフリカ原産とも地中海沿岸原産ともいわれるアオイ科の1年草で、日本には江戸時代に渡来し、観賞用として栽培されていたと言われています。現在では野生化したものが、畑や路傍にまれに見られるだけになってしまいました。
 茎の高さは30~60cm、葉の形は西瓜の形を連想させるような切れ込みがあり、夏から秋にかけて黄白色の花を付けます。花は朝から昼までの短い命です。
名前の由来は、花の感じを、“銀銭”に見立てたもので、また別名の朝露草(チョウロソウ)は、花が咲いているのが、朝から朝露が消える頃までから朝露にかけたものです。


ギンセンカ-1(20180808).jpg ギンセンカ-2(20180808).jpg ギンセンカ-3(20180808).jpg ギンセンカ-4(20180808).jpg ギンセンカ-5(20180808).jpg
撮影:2018年8月8日 京都府立植物園にて

ギンセンカ-14(20180902).jpg ギンセンカ-16(20180902).jpg ギンセンカ-17(20180902).jpg
撮影:2018年9月2日 京都府立植物園にて

名称:ギンセンカ(銀銭花)
科:アオイ科 フヨウ属
園芸分類:一年生草本
形態:
原産地(分布):中部アフリカ原産とも地中海沿岸原産ともいわれています
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:7~9月
花色:白~淡黄色
その他:別名は、朝露草(チョウロソウ)


nice!(3)  コメント(2) 

カタヒバ(片檜葉) [シダ類]

山林中の岩上や樹冠などに着生して自生します。茎は匍匐する根茎と立ち上がる地上茎からなります。根茎は岩の上の苔の下などを這い、あちこちから根を出します。地上茎は3~4回羽状に分岐し、分岐した先には鱗片状の葉が密につきます。
名の由来は、「カタヒバ」は、「イワヒバ」に似ているが葉が片方にしか伸びないことから。

カタヒバ-1(20180718).jpg カタヒバ-2(20180718).jpg カタヒバ-3(20180718).jpg
撮影:2018年7月18日 京都府立植物園にて

名称:カタヒバ(片檜葉)
科:イワヒバ科 イワヒバ属
園芸分類:常緑性シダ植物
形態:多年草/常緑/着生植物
原産地(分布):日本では本州の宮城県以南、国外では朝鮮南部、中国、台湾から熱帯アジア
品種名:
草丈/樹高:20~40cm
開花期:
花色:
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ナギ(梛) [常緑樹]

暖地の山中に自生し、幹は直立し大木になります。
葉は対生し、葉身は楕円状披針形あるいは卵状楕円形、両面とも無毛、縁は全縁で、中央脈が無く平行脈となります。イチョウなどと同じ裸子植物で、いわゆる広葉樹(被子植物)の葉とは異なります。
雌雄異株で、花は5~6月で、雄花序は、前年枝の葉腋から1つでて、2~3分枝します。雌花は、前年枝の葉腋から出る短枝に着きます。
ナギの果実は球形で、粉白色を帯び、青緑色。種子は11月頃に熟します。
熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられていることが多いようです。また、その名が凪に通じるとして特に船乗りに信仰されて葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏などに入れる俗習があります。また葉脈が縦方向のみにあるため、縦方向に引っ張っても容易に切れないことから、葉や実が夫婦円満や縁結びのお守りとしても使われているようです。

ナギ-1(20180813).jpg ナギ-2(20180813).jpg ナギ-3(20180813).jpg ナギ-4(20180813).jpg ナギ-5(20180813).jpg ナギ-6(20180813).jpg
撮影:2018年8月13日 静岡県沼津市にて

ナギ-11(20200731).jpg ナギ-12(20200731).jpg
撮影:2020年7月31日 京都府立植物園にて

名称:ナギ(梛)
科:マキ科 マキ属
園芸分類:
形態:常緑高木
原産地(分布):本州(紀伊半島、山口県)、四国、九州、沖縄、台湾、
品種名:
草丈/樹高:20m
開花期:5~6月
花色:乳白色
その他:


nice!(2)  コメント(0) 

ナツメ(夏芽) [落葉樹]

落葉性で高さ15m、枝に長い刺針があります。葉は互生し、長楕円から卵状披針(ひしん)形で、長さ2~3cm、細かい鋸歯(きょし)をもち、3本の主脈があります。花は淡黄色で小さく、4~5月に葉腋(ようえき)に2~3個が集まって咲きます。果実は9~10月に熟し、暗赤褐色で5~30g、長円または卵形で中に核が1個となります。果肉は白から淡黄褐色で甘酸っぱい。生食のほか乾果として料理や菓子に用います。
9~10月に未成熟の果実を採取し、蒸してから乾燥したものが生薬になります。
和名のナツメ(夏芽)は、その芽立ちがおそく、初夏に入ってようやく芽を出すことからきています。

ナツメ-1(20180813).jpg ナツメ-2(20180813).jpg ナツメ-3(20180813).jpg ナツメ-4(20180813).jpg ナツメ-5(20180813).jpg ナツメ-6(20180813).jpg
撮影:2018年8月13日 静岡県沼津市にて

名称:ナツメ(夏芽)
科:クロウメモドキ科 ナツメ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):ヨーロッパ南部、アジア西南部
品種名:
草丈/樹高:15m
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

ヒョウタン(瓢箪) [つる性]

 ウリ科のつる性の1年草で、干瓢(かんぴょう)にするユウガオの変種です。日本では、縄文時代草創期から前期にかけての遺跡である鳥浜貝塚から種子が出土するなど、古くから人々の生活に関わってきました。文献史学上では『日本書紀』(720年成立)の中で瓢(ひさご)として初めて公式文書に登場するとのことです。
果実は苦味があるので食用にはせず、乾燥させて容器や装飾品などに加工します。ヒョウタンというと、くびれた形を想像しがちですが、球形や首が長い形、ヘビのように細長くなる形などさまざまです。
瓢とは「ひさご、ふくべ」とも言われ、この植物の果実を加工して作られる「ひょうたん」は、「瓢」の「箪(容器)」という意味となります。

ヒョウタン-1(20170819).jpg ヒョウタン-2(20170814).jpg ヒョウタン-3(20170808).jpg ヒョウタン-4(20170814).jpg ヒョウタン-5(20170819).jpg ヒョウタン-6(20170814).jpg ヒョウタン-7(20170814).jpg ヒョウタン-8(20180808).jpg ヒョウタン-9(20180808).jpg ヒョウタン-10(20180808).jpg ヒョウタン-11(20180808).jpg
撮影:2018年8月8日 京都府立植物園にて

ヒョウタン-21(20200702).jpg ヒョウタン-22(20200702).jpg ヒョウタン-23(20200702).jpg ヒョウタン-24(20200702).jpg ヒョウタン-25(20200702).jpg
撮影:2020年7月2日 京都府立植物園にて

名称:ヒョウタン(瓢箪)
科:ウリ科 ユウガオ属
園芸分類:草花
形態:つる性 一年草
原産地(分布):北アフリカ
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:7~9月
花色:白色
その他:


nice!(2)  コメント(0)