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ナギ(梛) [常緑樹]

暖地の山中に自生し、幹は直立し大木になります。
葉は対生し、葉身は楕円状披針形あるいは卵状楕円形、両面とも無毛、縁は全縁で、中央脈が無く平行脈となります。イチョウなどと同じ裸子植物で、いわゆる広葉樹(被子植物)の葉とは異なります。
雌雄異株で、花は5~6月で、雄花序は、前年枝の葉腋から1つでて、2~3分枝します。雌花は、前年枝の葉腋から出る短枝に着きます。
ナギの果実は球形で、粉白色を帯び、青緑色。種子は11月頃に熟します。
熊野神社及び熊野三山系の神社では神木とされ、一般的には雄雌一対が参道に植えられていることが多いようです。また、その名が凪に通じるとして特に船乗りに信仰されて葉を災難よけにお守り袋や鏡の裏などに入れる俗習があります。また葉脈が縦方向のみにあるため、縦方向に引っ張っても容易に切れないことから、葉や実が夫婦円満や縁結びのお守りとしても使われているようです。

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撮影:2018年8月13日 静岡県沼津市にて

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撮影:2020年7月31日 京都府立植物園にて

名称:ナギ(梛)
科:マキ科 マキ属
園芸分類:
形態:常緑高木
原産地(分布):本州(紀伊半島、山口県)、四国、九州、沖縄、台湾、
品種名:
草丈/樹高:20m
開花期:5~6月
花色:乳白色
その他:


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