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コヤスノキ(子安木) [常緑樹]

 コヤスノキは、国内では兵庫県の南西部から岡山県の南東部にかけてのごく狭い範囲にのみ分布しています。生育地はアラカシやシロダモの茂る薄暗い照葉樹林です。
葉は長卵形で先が尖り、近縁種トベラより薄い。雌雄異株。5月頃に枝先の散状花序に直径8mm程度の黄色い小さな花(花弁は5枚)を咲かせます。
果実はさく果で、晩秋に黒く熟し垂れ下がり、裂けて赤い粘着性の種子が現れよく目立つ。子安木という名の由来は不明であるが、社寺林に多いことから安産信仰と関係がある可能性があるのではと言われていますが、定かではないようです。

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撮影:2018年5月14日 京都府立植物園にて

名称:コヤスノキ(子安木)
科:トベラ科 トベラ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):中国、台湾、日本では兵庫・岡山県境付近の南部
品種名:
草丈/樹高:3m
開花期:5月頃
花色:黄色
その他:


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ケイトウ(鶏頭) [草花]

一般的にケイトウと呼ばれるものは、炎のような鮮やかな花色で秋の花壇を彩り、古くから親しまれているなじみのある花です。
日本には奈良時代に中国を経由して伝わり、万葉集にも歌が詠まれています。鶏のとさかのような形をした真っ赤な花を咲かせることが和名の語源です。
ケイトウは、花穂の形状によって5つのタイプに分けられ、それぞれに矮性種から高性種まで様々な園芸種があります。
【トサカ系】
花穂の下部が扁平で、上部はグネグネと曲がりくねった形をしています。一般に「ケイトウ」というとこの系統のものを指し、「トレアドール」や「サカタプライド」「ボンベイ」などの園芸品種があります。

【久留米ケイトウ系】
トサカ系の中でも、花穂が折り重なって球状になり、ボリュームがあるものを「久留米ケイトウ」といいます。代表的な品種に「アーリーローズ」などがあります。

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撮影:2018年8月18日 京都・伏見区にて

【ヤリケイトウ(キルドシー)系】
花穂の形が槍のような円錐形で、別名「キャンドルタイプ」とも呼ばれます。「八千代」はこの系統の代表品種です。

【羽毛ケイトウ(プルモサ)系】
花穂がふさふさと羽毛状になっているのが特徴の系統です。別名「フサゲイトウ」とも呼ばれ、「センチュリー」「きもの」「ゴールデン・フェザー」などの園芸品種があります。

【ノゲイトウ系】
原種に近い品種で、「セロシア」という流通名で鉢花や切り花として親しまれています。ロウソクの炎のような細長い円錐形の花穂と細い葉が特徴で、夏から秋にかけて出回り、アレンジメントなどによく用いられます。
別名:ヤリゲイトウ(槍鶏頭)

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撮影:2018年8月22日 京都・伏見区にて
ノゲイトウ(野鶏頭)←こちらでも掲載しております。

名称:ケイトウ(鶏頭)
科:ヒユ科 ケイトウ属
園芸分類:草花
形態:一年草
原産地(分布):インド、熱帯アジア
品種名:
草丈/樹高:0.1~2m
開花期:7~11月
花色:赤,ピンク,黄,オレンジ,淡緑
その他:


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