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ツリガネニンジン(釣鐘人参) [山野草]

北海道~九州の山野にごくふつうに見られる山に咲く花です。茎は0.4~1mになり、ほとんど分枝しません。切ると乳液がでます。根生葉は長柄があり、円心形で花時には枯れてなくなります。
茎頂に円錐形の花序をだし、1個~数個の花が輪生してやや下向きにつきます。鐘形の花冠は淡紫色または白色で、長さ1.5~2cm、で先は5裂してやや広がります。花柱は花冠よりやや突き出し、先が浅く3裂します。萼裂片は線形で長さ3~5mm、ふちに1~4個の小さな鋸歯があります。花期は8~10月。
秋頃、山野に咲き、風に揺られると今にも鳴り出しそうに見えますね。
名前の由来は、花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が人参(にんじん)の形に似ていることから「釣鐘人参」ということです。ここでいう人参とはだいだい色の野菜の人参ではなく、薬草で名高い「高麗人参(朝鮮人参)」のことになります。
根はせき止めの漢方薬の「沙参(しゃじん)」になります。

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撮影:2022年10月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年8月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年10月8日 京都府立植物園にて

名称:ツリガネニンジン(釣鐘人参)
科:キキョウ科 ツリガネニンジン属
園芸分類:山に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州に、国外では樺太、千島列島
品種名:
草丈/樹高:40~100cm
開花期:8~10月
花色:淡紫色
その他:


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