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カラスビシャク(烏柄杓) [宿根草]

日本の北海道から九州、朝鮮半島、中国に分布する多年草です。4~5月に仏炎苞という葉が変形した苞に包まれた肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を伸ばします。
葉には10cmくらいの長い柄があって根元から立ち上がり、3枚の小葉が1組の葉を2~3枚つけます。
1つの小葉の長さは5~10cmくらいの長い楕円形で、先端は尖っています。
葉柄の中ほどにはムカゴをつけます。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)となります。
和名の由来は、仏炎苞を「柄杓」に見立て、人が使うには小さいということで名づけられたとのことです。
塊茎は半夏(はんげ)という生薬に用いられ、鎮吐作用があり、半夏湯(はんげとう)などの漢方薬に配合されます。

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撮影:2018年6月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年7月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年7月2日 京都府立植物園にて

名称:カラスビシャク(烏柄杓)
科:サトイモ科 ハンゲ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):日本全土に分布 朝鮮半島、中国
品種名:
草丈/樹高:30~40cm
開花期:5~8月
花色:緑色
その他:


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