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アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨) [落葉樹]

アラゲナツハゼは、ツツジ科の落葉小低木です。樹高は2m程度で、概して西日本の日本海側で、林緑部や日当たりのよい草原などに自生が見られます。若枝には毛は密生しています。
5~7月頃、枝先に長さ5cm前後の総状花序をつけ、広鐘形で白色の花を下向きに咲かせます。花冠は5裂しています。花後の果実は、径5~7mm程度の球形で、表面には粉を吹いたようなくすんだ藍色に熟します。ブルーベリー を小さくしたような実をつけ、食べることができます。ナツハゼ の実とは色も、房の付き方も違いますが、味は似ているとのことです。

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月17日 京都府立植物園にて

名称:アラゲナツハゼ(荒毛夏櫨)
科: ツツジ科 スノキ属
園芸分類:
形態:落葉小低木
原産地(分布):本州(福井県以西の日本海側)、九州北部・東部。
品種名:
草丈/樹高:2m
開花期:5~7月
花色:白色
その他:


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ホウロクイチゴ(炮烙苺) [つる性]

ホウロクイチゴは、バラ科のつる性常緑樹となります。概して海岸に近い地に自生の見られる木イチゴの仲間であり、日本特産種です。
葉は短い葉柄を持った長さ10~15cm程度の卵型~卵円形で茎に互生します。葉質は厚味があり、表面には光沢があり、裏面は白味を帯びています。葉の縁は浅く切れ込みがあります。
3~6月頃、葉腋に径3cm程度の白色の5弁花をつけます。
花の後に径2cm程度の集合果実が赤熟し食べられます。
名は、集合果を逆さに置くと焙烙鍋(ほうろくなべ)に似るからということからきているようです。

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撮影:2022年5月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年6月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月17日 京都府立植物園にて

名称:ホウロクイチゴ(炮烙苺)
科:バラ科 キイチゴ属
園芸分類:果樹
形態:つる性常緑低木
原産地(分布):日本(本州~琉球)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~6月
花色:白色
その他:


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ニワフジ(庭藤) [花木]

ニワフジは、本州、四国、九州に自生するマメ科コマツナギ属の低木状の宿根草。
花期は5~6月頃で、長さ15mmくらいのフジの花に似た赤紫の蝶形花を咲かせる。
葉は羽状複葉で鮮緑色で、特に新緑はとても綺麗。
果実はやや湾曲した細い円筒形の豆果で、熟すと2つに割れて種子を飛ばす。。
草本状の小低木ですが、宿根草のように根から株が広がるが、蔓を伸ばすことはない。
フジと名前がつきますがミニサイズのフジではない。

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撮影:2022年5月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月18日 京都府立植物園にて

名称:ニワフジ(庭藤)
科:マメ科 コマツナギ属
園芸分類:花木
形態:落葉小低木
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:40~60cm
開花期:5~6月
花色:赤紫色
その他:


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アワモリショウマ(泡盛升麻) [山野草]

アワモリショウマは、ユキノシタ科の多年草です。山地や谷川沿いの岩上に自生の見られる野草で、草丈は50cm前後ほどとなります。葉は3~4回3複葉です。
4~6月頃茎頂花序を出し、白色の五弁の小花を多数咲かせます。
アワモリといえば多くの人が沖縄の酒が頭に浮かぶでしょうが、どうもこれとは関係なさそうです。茎の先に泡の付いた穂のように花が付き群生した様子に由来のようです。

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撮影:2018年5月18日 京都府立植物園にて

名称:アワモリショウマ(泡盛升麻)
科:ユキノシタ科 チダケサシ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:50cm
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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シャラ「夜明け前」 [花木]

初夏にうすいピンク色の花を咲かせます。シャラの品種で生長はあまり早くなく優しい樹形を楽しめます。シャラは夏の乾燥が苦手ですが、夜明け前の品種は基本種のシャラよりも乾燥に強い品種です。
シャラノキは白花、ピンクシャラ「夜明け前」はピンク花の品種で、花びらのピンク色の斑点がとても可愛らしい。

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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年6月27日 京都府立植物園にて

名称:シャラ「夜明け前」
科:ツバキ科ナツツバキ属
園芸分類:
形態:落葉中高木
原産地(分布):栽培品種
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:6~7月
花色:薄ピンク色
その他:


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アイラトビカズラ(相良飛び葛) [つる性]

中国の長江流域が原産のつる性植物です。日本でか2ヵ所でのみ確認できる、非常に貴重な植物とのことです。
長く熊本県山鹿市菊鹿町相良地区に1株だけ自生しているとされ、アイラトビカズラと呼ばれ、樹齢千年とも言われ、1940年(昭和15年)に国の天然記念物に指定され、1952年(昭和27年)に特別天然記念物に格上げされています。さらに1976年(昭和51年)には指定エリアが拡大され、保護されています。その後、2000年に長崎県の九十九島の無人島にも自生していることが確認されているそうです。
4月下旬から5月上旬にかけ、芳香のある暗紅紫色の大きな蝶形の花を房状に十数個集まって咲かせます。豆果の長さは60cmに達します。つる性植物とはいえ、幹囲は50センチメートルを越す大きなものであるそうです。花は、ガス漏れ時に感じるような独特の香りが特徴的とのことです。撮影時に変な香りがするなと感じましたが、その臭いが花の香だったのかも知れません。
雄しべと雌しべは花の奥にあり、これを媒介する夜行性のコウモリが自生地にいないため、国内では繁殖しないとされています。

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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

名称:アイラトビカズラ(相良飛び葛)
科:マメ科トビカズラ属
園芸分類:
形態:常緑つる性植物
原産地(分布):中国の長江流域
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:暗紅紫色
その他:


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スイカズラ(吸葛) [つる性]

スイカズラは、つるは右巻きで、まわりの木などに絡み付いて、よく延び若枝には褐色の毛がびっしりと生えていますが、後で毛はなくなります。
葉は対生、形は長楕円形で先は鈍頭、基の方は円形あるいはくさび形をしています。
花は枝の上部の葉腋から短枝をだし、2個の花をつけます。大きさは3~4cmで花冠の外面には軟毛が生えています。下の方から中頃までは筒状で、その先は上片1、下2片の唇状となっています。色は始めは白で後に黄色となります。甘い香りがあります。
「水を吸う葛」の意から「吸葛」となった。また、昔は、花の奥の方にある蜜(みつ)を子どもが吸って遊んだことから「吸葛」となった、との説もあります。
冬にも葉が落ちないことから、忍冬(ニンドウ)の名があります。
蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)という生薬で、ともに抗菌作用や解熱作用があるとされます。漢方薬としても利用されます。
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撮影:2020年6月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月27日 京都府立植物園にて

名称:スイカズラ(吸葛)
科:スイカズラ科 スイカズラ属
園芸分類:山野草
形態:常緑つる性木本
原産地(分布):日本、東アジア
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:5~6月
花色:白から黄色
その他:


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ネグンドカエデ「フラミンゴ」 [落葉樹]

アメリカの太平洋沿岸を原産とするカエデの仲間。日本には1882年に渡来し、北海道を中心として公園や街路に使われています。
ネグンドカエデの見どころは何といっても新緑です。
特に「フラミンゴ」の斑入り品種の芽吹きは、目の覚めるような華やかさがあり、近年庭木として非常に人気が高まっています。
4月になると他のカエデ類と同様に黄緑色の花が垂れ下がるように咲きます。10月頃に熟す実を原産地では食用とするそうです。
元来は樹液からシロップを採取するなど実用的に使われていましたが、雄大な樹形や変化に富む葉色に価値があるとして観賞用としても普及してきています。
カエデと言えばイロハモミジに見られるカエルの手のような葉を思い浮かべますが、ネグンドカエデの葉は羽状複葉です。
長い葉柄の左右に葉を付けた、楓らしからぬ葉の形をしています。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:ネグンドカエデ「フラミンゴ」
園芸分類:ムクロジ科 カエデ属
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):アメリカ太平洋沿岸
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:4月頃
花色:黄緑色
その他:


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ウリカエデ(瓜楓) [落葉樹]

葉は対生し、浅く3裂するか、ほとんど裂けません。縁には鈍鋸歯があります。
4~5月に、枝先の若い2枚の葉の間から穂状花序を出し、淡黄色の花を咲かせます。雌雄異株。
花弁、萼片は各5枚。雄花の雄しべは8個で約2mmほどです。
雌花の雄しべは小さく、偏平で翼のような形の子房と、2裂した雌蕊が見えます。
翼果は、ほぼ水平に開き、赤みを帯びてよく目立ちます。
ウリカエデは秋に黄色く色づきます。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:ウリカエデ(瓜楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):本州の福島県以南、四国および九州
品種名:
草丈/樹高:5~8m
開花期:4~5月
花色:淡緑色
その他:


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ヒトツバカエデ(一つ葉楓) [落葉樹]

近畿東部以東の本州に自生する日本固有の樹木となります。カエデの仲間ですが葉は大きなハート形で、カエデ(モミジ)らしくありません。切れ込みのない一枚葉であるため、ヒトツバカエデと命名されました。
5~6月頃に、トチノキのように穂状の花を立ち上げ、花は小さな薄黄色の小花の集合体で、よく見ると複雑でおもしろい。雌雄同株で、花には雄花と両性花があります。
秋にはカエデの仲間であることを誇示するように黄葉します。赤味の強い黄色になります。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月22日 京都府立植物園にて

名称:ヒトツバカエデ(一つ葉楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):本州(近畿地方以東)
品種名:
草丈/樹高:6~12m
開花期:5~6月
花色:薄黄色
その他:


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