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シロバナヤエウツギ(白花八重空木) [花木]

園芸種ではないかと思ってしまうようなですが、 ウツギ の変種で、わが国原産の自生種です。
山野に自生する落葉低木で、樹高は1~2mくらいになります。葉は狭卵形で茎に対生します。葉には短い葉柄があり、縁部は規則的な鋸歯をお持ち、先端部は尖ります。
5~6月頃に枝先に円錐花序を出し、白花八重咲きの花を多数つけます。

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撮影:2018年5月月24日 京都府立植物園にて

名称:シロバナヤエウツギ(白花八重空木)
科:ユキノシタ科 ウツギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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イボタノキ(水蝋の木) [落葉樹]

雌雄同株、両性花で5~6月に、本年枝の先に、総状花序を付け、白い小さな花を多数付けます。花冠は筒状漏斗型で、先が4裂します。
葉は対生し、葉身は長楕円形。先は鈍頭ですが、わずかに凹み微突起があります。縁は全縁となります。
果実は、約6~7mmの楕円形で、11~12月に熟して黒紫色になります。
面白い名前の語源は、カイガラムシの仲間のイボタロウムシという昆虫が樹皮に寄生し、分泌した白いロウ状物質であるイボタ蝋が取れることからのようです。これは家具の艶出しや織物のつやづけ、薬品にも使われていたとのことです。

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撮影:2018年5月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年5月27日 京都府立植物園にて

名称:イボタノキ(水蝋の木)
科:モクセイ科 イボタノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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ハナミョウガ(花茗荷) [山野草]

比較的暖地の山地の林縁などに自生する高さ30~60cmの多年草となります。
葉は広披針形、長さ30~60cm、幅8~13cm、裏面に軟毛があります。
花は、5~6月、偽茎を伸ばして、先端に多数の紅色の筋がある白色の特徴のある花をつけます。つぼみの状態から頭部が赤くなっています。花はランの花のようで、 ミョウガ とはまったく異なります。なお ヤブミョウガ もミョウガの名がつくがツユクサ科で別種となります。
秋に、広楕円形の果実が赤く熟します。
名の由来は、葉がミョウガに似て、花が目立つことから、ハナミョウガの名になったと言われています。

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撮影:2023年月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月10日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月8日 京都府立植物園にて

名称:ハナミョウガ(花茗荷)
科:ショウガ科ハナミョウガ属
園芸分類:山野草
形態:常緑多年草
原産地(分布):本州(関東地方以西)、四国、九州 中国南部、台湾
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:5~6月
花色:基本色 白色
その他:


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ハナショウブ(花菖蒲) [草花]

ハナショウブは初夏、梅雨の中でも、ひときわ華やかに咲き誇ります。野生のノハナショウブをもとに、江戸時代を中心に数多くの品種が育成され、現在2000以上あるといわれています。
アヤメやカキツバタに似ていますが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はなく、葉幅は狭く、葉脈がはっきりと隆起している点でカキツバタと区別できます。花形は、三英咲き(さんえいざき)と呼ばれる3枚の弁が大きく目立つものと、6枚の弁が広がる六英咲き(ろくえいざき)、そして八重咲きなどがあります。品種の育成地によって、江戸系、伊勢系、肥後系の3タイプに大別されますが、これらの交配種もあり、さらに、種間交配によって育成された黄花品種や、アメリカなど海外で育成された品種もあります。
なお、端午の節句のショウブ湯に利用されるのは、サトイモ科のショウブで、ハナショウブとは別の植物です。


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撮影:2018年5月23日 京都府立植物園にて

名称:ハナショウブ(花菖蒲)
科:アヤメ科 アヤメ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):日本、朝鮮半島~東シベリア
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:6~7月中旬
花色:青,紫,ピンク,白,複色,黄
その他:


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イロハモミジ(似呂波紅葉) [落葉樹]

 福島県以南の主に太平洋側に分布。高さは10~15m、大きいものは30mになると言われています。葉は、掌状に深く5~7裂します。秋を真っ赤に彩る紅葉の代表的な樹木で、モミジと言えば本種のことを指します。公園や庭園、寺院、庭木によく植えられているものです。
秋には黄褐色から紅色に紅葉して散ります。 葉はオオモミジやヤマモミジなどに似ていますが、本種の葉は一回り小さく、鋸葉が粗く不揃いなところで区別されます。
花は直径 5~6mmで春に咲きます。暗紫色で 5個の萼片と、黄緑色もしくは紫色を帯びる萼片より小さい 5個の花弁をもつ風媒花です。
果実は翼果、長さ 1.5cm 程度の翼があり、夏から初秋にかけて熟すと風で飛ばされます。
名前の由来・・・葉が7つに裂けているので、「イロハニホヘト」と数えたことが和名の由来とのことです。
別名は
イロハカエデ(いろは楓)
タカオカエデ(高雄楓)
コハモミジ(小葉紅葉)

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撮影:2018年5月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月11日 京都府立植物園にて

名称:イロハモミジ(似呂波紅葉)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):日本、朝鮮半島、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:4~5月
花色:
その他:


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ソヨゴ(冬青) [花木]

ソヨゴは美しい緑色の葉で、葉の周囲に鋸歯はなく少し波打ちます。乾いたような質感の葉は風に揺れると周囲の葉とこすれ、かさかさと独特の音を立てます。春から芽吹いた新梢の葉のつけ根から花序が伸び、5~6月に目立たない白い花が咲きます。10~11月に果実が赤く熟しますが、雌雄異株なので果実がつくのは雌株だけです。ただし、近くに雄株がなく雌株だけの場合は、実がならないこともあります。
名前の由来は、波状の葉がそよそよと風に揺れることから命名されたとのことです。

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撮影:2019年5月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年10月29日 京都府立植物園にて

名称:ソヨゴ(冬青)
科:モチノキ科 モチノキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑高木
原産地(分布):日本(関東地方以西)、中国、台湾
品種名:
草丈/樹高:10m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:



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オオバアサガラ(大葉麻殻) [落葉樹]

6月頃に、枝先に複総状花序を下垂し、花序は13~20cmになり、下向きに白い花を多数つけます。
葉は互生し、葉身は広楕円形または広倒卵形。先端は短く尖り、縁には細かい鋸歯があります。
若い幹や枝は淡褐色だが、樹皮は淡黒色になり、材が柔らかいことから箸やマッチの軸木などに利用されます。
和名の由来は、同じ仲間のアサガラより葉が大きいため。アサガラは枝が折れやすく、皮が糸状に剥げることを、麻の茎に例えたものです。

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撮影:2018年5月21日 京都府立植物園にて

名称:オオバアサガラ(大葉麻殻)
科:エゴノキ科アサガラ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:8~10m
開花期:6月頃
花色:白色
その他:


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ミヤマウメモドキ (深山梅擬) [落葉樹]

わが国の本州、東北地方から近畿地方の主に日本海側に分布しています。山地の湿ったところに生え、高さは2~3mほどになります。氷河期の遺存種といわれ、雌雄異株です。葉は皮針形で互生しますが、「うめもどき」よりも細長いのが特徴です。6月ごろに白色の地味な花を咲かせます。果実は秋に鮮やかな赤色に熟し、目立ちます。

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撮影:2018年5月21日 京都府立植物園にて

名称:ミヤマウメモドキ (深山梅擬)
科:モチノキ科 モチノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本固有種(本州の主として日本海側に分布)
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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ハマクサギ(浜臭木) [落葉樹]

ハマクサギは市ぞ科の落葉樹です。名前の通り、海岸地帯に自生する灌木となります。樹皮は灰褐色で表面には顕著な縦筋があります。
この葉を揉むと臭いことから名前の由来となりました。浜にあるキサキということですね。
5~6月頃に枝先に円錐花序を出し、長さ5~10mm程度の筒状花をつけます。開花時には芳香を放ちます。
花あとには径4mm程度で、ほぼ球形の核菓をつけ、黒紫色に熟します。
クサギの毒々しい赤のガクに包まれた実と比べたら、ふつうの実です。

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撮影:2022年5月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月14日 京都府立植物園にて

名称:ハマクサギ(浜臭木)
科:シソ科 ハマクサギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(本州:近畿以西・四国・九州・琉球列島)、台湾
品種名:
草丈/樹高:2~10m
開花期:5~6月
花色:黄色
その他:


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ガンピ(雁皮) [落葉樹]

生育する東限は静岡の伊豆、北限は石川の加賀市付近まで、四国、九州、静岡、兵庫などに多く、暖地を好みます。
枝は褐色、葉は卵型で互生し、初夏に枝端に黄色の小花を頭状に密生します。花には花弁がなく、先端が四裂して黄色、下部が筒状で白色のガクを持ち、花後はガクを伴ったそう果を結びます。
和紙の原料として重要な樹木のひとつ。山中に自生しているものの樹皮をはいで使用します。この皮の繊維から作られた和紙は雁皮紙と呼ばれ、とても品質のよいものです。

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

名称:ガンピ(雁皮)
科:ジンチョウゲ科 ガンピ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州中部以南~九州
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:5~6月
花色:黄色
その他:


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