SSブログ

アブラチャン(油瀝青) [落葉樹]

本州から九州まで、湿気のある山間で普通に見られる落葉樹。早春の黄色い花と秋の黄葉が美しい。
花は3~4月、淡い黄色の花が3~5コまとまって枝に密生します。また、雄花を咲かせる雄株と雌花を咲かせる雌株がある雌雄異株の樹木、雌花は緑色がかった黄色になります。花は小さいですがたくさん付き、芽吹き前に咲いて葉に隠されることもないので案外目立ちます。果実は直径1.5cm前後で秋になると黄褐色に熟します。1つの果実の中には1コのタネが入っています。樹皮は灰褐色です。
アブラチャンは漢字で「油瀝青」と書きます。「瀝青」はコールタールなどを指す単語で本来は「れきせい」と読みますが、別称で「チャン」とも言います。種皮や樹皮に油分が多く含まれるためこの名前があります。生木でも比較的燃えやすく、果実から絞った油は灯用にされていました。

アブラチャン-1(20180528).jpg アブラチャン-2(20180528).jpg アブラチャン-3(20180528).jpg アブラチャン-4(20180528).jpg
撮影:2018年5月28日 京都府立植物園にて

アブラチャン-11(20220528).jpg アブラチャン-12(20220528).jpg アブラチャン-13(20220528).jpg
撮影:2022年5月28日 京都府立植物園にて

アブラチャン-5(20190325).jpg アブラチャン-6(20190325).jpg アブラチャン-7(20190325).jpg
撮影:2019年3月25日 京都府立植物園にて

名称:アブラチャン(油瀝青)
科:クスノキ科 シロモジ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):日本(本州 四国 九州)
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:3~4月
花色:緑黄色
その他:


nice!(1)  コメント(0)