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ヒトツバタゴ(一葉たご) [花木]

日本では対馬、岐阜県東濃地方の木曽川周辺、愛知県に隔離分布する珍しい分布形態です。成木で樹高は20mを超える大型の落葉高木。幹は灰褐色で縦に切れ目が入ります。葉は長楕円形で4~10cm程度となり、長い葉柄を持ち対生です。花期は5月頃で、枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をたくさんつくり、4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようで、満開時には、全体に雪が降り積もったように見えます。
雌雄異株ですが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、両性花をつける株がある雄株・両性花異株とのことです。秋に、直径1cm程度の楕円形の果実をつけ、黒く熟します。

別名で「なんじゃもんじゃの木」とも呼ばれます。
名前の由来は明治時代、東京の青山練兵場(今の明治神宮外苑)の道路沿いにこのなんじゃもんじゃの木があり、名前がわからなかったので「何の木じゃ?」とか呼ばれているうちにいつのまにか「なんじゃもんじゃ?」という変わった名前になってしまったと言われているようです。
  「何でふ物ぢゃ」
 →「なんじゅうものじゃ?」
 →「なんじゃもんじゃ?」
と変わったとか? 真実は分かりませんが、面白いですよね。(^_^)ニコニコ

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撮影:2018年5月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年7月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年1月3日 京都府立植物園にて

名称:ヒトツバタゴ(一葉たご)
科:モクセイ科 ヒトツバタゴ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):日本(長野県、岐阜県、愛知県、長崎県対馬)、朝鮮半島南部、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:30m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:雌雄異株


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マグワ(真桑) [落葉樹]

中国原産で養蚕用に植えられ、各地の人里で野生化しているとのことです。
樹皮は灰褐色で縦に不規則な筋があります。葉は先が尖った楕円形、もしくは3~5裂し、やや粗い鋸歯があり、互生します。分裂葉と不分裂葉が混在しますが、幼木ほど分裂葉が多い。葉の先端はやや丸くなる傾向があります。4~5月頃、本年枝の下部の葉腋に花序を作ります。雄花、雌花とも黄白色の花で花弁はありません。雌花の花柱はごく短く、先端は2裂します。6~7月頃、集合果を作り、白緑色→ピンク→赤→と黒紫色と変化しながら熟します。

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撮影:2018年5月28日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月月2~4日 京都府立植物園にて

名称:マグワ(真桑)
科:クワ科 クワ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):朝鮮半島から中国
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:4~5月
花色:黄白色
その他:


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