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ネグンドカエデ「フラミンゴ」 [落葉樹]

アメリカの太平洋沿岸を原産とするカエデの仲間。日本には1882年に渡来し、北海道を中心として公園や街路に使われています。
ネグンドカエデの見どころは何といっても新緑です。
特に「フラミンゴ」の斑入り品種の芽吹きは、目の覚めるような華やかさがあり、近年庭木として非常に人気が高まっています。
4月になると他のカエデ類と同様に黄緑色の花が垂れ下がるように咲きます。10月頃に熟す実を原産地では食用とするそうです。
元来は樹液からシロップを採取するなど実用的に使われていましたが、雄大な樹形や変化に富む葉色に価値があるとして観賞用としても普及してきています。
カエデと言えばイロハモミジに見られるカエルの手のような葉を思い浮かべますが、ネグンドカエデの葉は羽状複葉です。
長い葉柄の左右に葉を付けた、楓らしからぬ葉の形をしています。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:ネグンドカエデ「フラミンゴ」
園芸分類:ムクロジ科 カエデ属
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):アメリカ太平洋沿岸
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:4月頃
花色:黄緑色
その他:


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ウリカエデ(瓜楓) [落葉樹]

葉は対生し、浅く3裂するか、ほとんど裂けません。縁には鈍鋸歯があります。
4~5月に、枝先の若い2枚の葉の間から穂状花序を出し、淡黄色の花を咲かせます。雌雄異株。
花弁、萼片は各5枚。雄花の雄しべは8個で約2mmほどです。
雌花の雄しべは小さく、偏平で翼のような形の子房と、2裂した雌蕊が見えます。
翼果は、ほぼ水平に開き、赤みを帯びてよく目立ちます。
ウリカエデは秋に黄色く色づきます。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:ウリカエデ(瓜楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):本州の福島県以南、四国および九州
品種名:
草丈/樹高:5~8m
開花期:4~5月
花色:淡緑色
その他:


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ヒトツバカエデ(一つ葉楓) [落葉樹]

近畿東部以東の本州に自生する日本固有の樹木となります。カエデの仲間ですが葉は大きなハート形で、カエデ(モミジ)らしくありません。切れ込みのない一枚葉であるため、ヒトツバカエデと命名されました。
5~6月頃に、トチノキのように穂状の花を立ち上げ、花は小さな薄黄色の小花の集合体で、よく見ると複雑でおもしろい。雌雄同株で、花には雄花と両性花があります。
秋にはカエデの仲間であることを誇示するように黄葉します。赤味の強い黄色になります。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月22日 京都府立植物園にて

名称:ヒトツバカエデ(一つ葉楓)
科:ムクロジ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉広葉高木
原産地(分布):本州(近畿地方以東)
品種名:
草丈/樹高:6~12m
開花期:5~6月
花色:薄黄色
その他:


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コハウチワカエデ(小葉団扇楓) [落葉樹]

葉の形が天狗の持つハウチワ(葉団扇)と似ており、 ハウチワカエデ より小さいのでこの名前があります。別名「イタヤメイゲツ」とも呼ばれます。
コハウチワカエデの色づき方は面白く、一つの木に緑、黄色、赤と、葉一枚一枚の色が独立しているだけでなく、一枚の葉もさらに半分づつ色づくこともあります。秋に橙~赤に葉色が変わった様子はイロハモミジとは違ったおおらかな趣があります。
雄花と両性花が咲く雌雄同株となります。

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:コハウチワカエデ(小葉団扇楓)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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ゲンペイヤマボウシ(源平山法師) [花木]

1株に紅色と白色の花が咲く園芸品種です。紅と白の花が別々に咲くのではなく、白い花が咲いて次第に紅色に変わるので、同じ木に紅白の花が咲いているように見えます。
若木のうちから花芽の付きはよいのですが、花色の変化がよく現れるのは、木に力が出てくる頃からのようです。
花後の10月頃には、色鮮やかな赤い実がなり、食して楽しむこともできます。 特徴的な形をした実は熟すと赤くなり、果肉はマンゴーのようなオレンジ色をしています。 果肉は甘く、ジャムや果実酒としても加工できます。
ヤマボウシの名前の由来は4枚の白い花びらを頭巾をかぶった法師に見立てたものです。源平は、源平合戦の「赤白」に由来ですね。

◇ゲンペイヤマボウシの名前の由来となった花が赤くなり始め、赤と白が1本の木に
ゲンペイヤマボウシ-6(20180524).jpg ゲンペイヤマボウシ-7(20180524).jpg ゲンペイヤマボウシ-8(20180524).jpg
撮影:2018年5月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:ゲンペイヤマボウシ(源平山法師)
科:ミズキ科 ヤマボウシ属
園芸分類:
形態:落葉中高木
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:5~6月
花色:白~赤色
その他:

ヤマボウシは←こちらで確認を



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ザイフリボク(采振り木) [落葉樹]

本州中南部、四国、九州に生育する落葉小高木。4~5月頃に白い花を咲かせ、花弁の長さは1.5㎝、雄蕊は20本です。白く細長い花弁をつけた花が采配に似ていることから「采振り木」の名があります。
葉の縁には細かなギザギザ(鋸歯)がありますが、これは多くのバラ科の植物に見られる特徴です。
細長く、そしてわずかに波打つ白い花びら5枚からなる花が枝上に密生します。ザイフリボクの「ザイ」は采配の采に由来しています。采配とは戦場で大将が指揮するときに用いた、何枚もの細く切った紙の房を棒の先につけた道具です。「采配を振る」と今でも使いますね。

別名は、シデザクラです。シデ(紙垂)とは、しめ縄、玉串、祓い串など神道で用いる、白い長い紙をジグザグに折ったもののことです。シデザクラもザイフリボク同様に、花の形状に由来するネーミングです。

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撮影:2021年4月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

名称:ザイフリボク(采振り木)
科:バラ科ザイフリボク属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):岩手県以南~九州
品種名:
草丈/樹高:5~10m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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オオバオオヤマレンゲ(大葉大山蓮華) [落葉樹]

大葉大山蓮華(オオバオオヤマレンゲ)は主に朝鮮半島や中国に分布しています。
樹高は2~4mくらいで、葉には柄があり、卵形をしていて互生です。
開花時期は5~7月くらい、花びらは6枚~9枚で純白です。花径は5~7cmくらいで、やや下向きに咲きます。
強くよい芳りがあります。
実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)がたくさん集まった集合果で、オレンジ色に熟します。
和名は奈良県南部の大峰山に自生していて、ハスの花(蓮華)に似た白い花を咲かせることに由来します。

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撮影:2022年5月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年8月11日 京都府立植物園にて

名称:オオバオオヤマレンゲ(大葉大山蓮華)
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:
形態:落葉広葉低木
原産地(分布):中国、朝鮮半島、日本
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:5~7月
花色:白色
その他:


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シナサワグルミ [落葉樹]

中国中南部原産の落葉高木で、日本には明治明治初期に渡来しました。
開花期は5月で、雌花と雄花があり、どちらも房状につきます。雌花は長い穂状で春に伸びた短枝(一年枝)の先から垂れ下がります。雄花はしっぽ状で昨年伸びた枝(前年枝)の先端にぶらさがります。
雌花は花後に実を付け、花穂の長さが20cm~40cmになります。実(堅果)は左右に幅の狭い三角の翼を付け、秋に熟します。
名前の由来は、中国原産のサワグルミという意味です。サワグルミは日本の山野に自生する、同じ仲間の樹木です。
日本のサワグルミとの違いは、サワグルミの葉には翼がありませんが、シナサワグルミの葉には立派な翼が付いていることから見分けられるようです。

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撮影:2023年6月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月9日 京都府立植物園にて

名称:シナサワグルミ
科:クルミ科 サワグルミ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉高木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:20~25m
開花期:5月
花色:黄緑色
その他:


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