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オオバイカイカリソウ(大梅花碇草) [山野草]

オオバイカイカリソウ(大梅花錨草)は、バイカイカリソウとトキワイカリソウとの雑種が起源といわれています。
バイカイカリソウに似ている雑種で、花は小形で白色、距はなく、花数が多く、小葉の縁に鋸歯があり、葉の先端がやや尖るなどの点でバイカイカリソウから区別されるそうです。
花は白色で、4片の花弁と外に4片の顎をもち中国地方の石灰岩地に育ちます。

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撮影:2018年4月12日 京都府立植物園にて

名称:オオバイカイカリソウ(大梅花碇草)
科:メギ科 イカリソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州(中国地方)
品種名:
草丈/樹高:25~40cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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ショウドシマレンギョウ (小豆島連翹) [花木]

 ショウドシマレンギョウは四国の香川県、小豆島にのみ生育する落葉の小低木。集塊岩に遺存した固有種です。高さは1~2m程で、葉は対生して、全縁で鋸歯の目立たないものが多いが、若枝から開いた葉には不規則な鋸歯が多数あります。枝の断面を見るとはしご状の髄があります。開花時期はヤマトレンギョウよりも少し遅く、4~5月上旬、展葉と同時に開花します。
 環境省のレッドデータブックで、近い将来、野生での絶滅の危険性が高い植物に指定されているそうです。

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撮影:2018年4月12日 京都府立植物園にて

名称:ショウドシマレンギョウ(小豆島連翹)
科:モクセイ科 レンギョウ属
園芸分類:
形態:落葉小低木
原産地(分布):香川県、小豆島
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:


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チドリノキ(千鳥の木) [落葉樹]

山地の谷間に多く生え、高さ15mになる。カエデ科であり暗い林内でも芽生え育ちます。
花は控えめなものの、花序が長さ10cmにも及んで垂れ下がります。
種の形を鳥の足跡(あるいは飛んでいく姿)に見立てて「千鳥の木」と名付けられたようです。

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撮影:2019年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月20日 京都府立植物園にて

名称:チドリノキ(千鳥の木)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:15m
開花期:4~5月
花色:淡黄色
その他:雌雄異株


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ナベワリ(鍋割・舐割) [常緑]

地下茎は横に這い、所々から茎を地上に出します。茎は高さ30~50cm位になり、真っすぐ立ち上がって中程からやや傾きます。節ごとに一枚ずつ、数枚の葉をつけ、葉はハート形に近い楕円形で、短い葉柄があり、葉は柔らかく、しわがよっていて、縦に数本の脈が走ります。
花は4~5月ごろ、葉の付け根から出て、細い柄があって垂れ下がるので、ちょうど葉の下に隠れるようにつきます。花びらは四枚、二枚ずつ対生して内外の二列になります。単子葉植物としては珍しい造りです。花びらは楕円形、緑色で、ほぼ水平に開きます。外側の一枚だけが特に大きいので、妙に不対称な変わった花形になります。雄しべ雌しべは中央に集まって突き出ます。
果実は卵円形、先が嘴状に尖る。種子は長さ約4㎜の惰円形。
本州(関東以南)から九州で比較的暖かい地域に多い。森林の下に生えます。
名前の由来は「舐め割り」の変化したものと言われ、葉に毒があるので、舐めると舌が割れるという伝承によるものとされます。
和名の漢字では、「鍋割」とも「舐割」も表記されます。

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年6月23日 京都府立植物園にて

名称:ナベワリ(鍋割・舐割)
科:ビャクブ科 ナベワリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):在来種(日本固有種) 本州(関東以西)、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:薄緑色
その他:


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ハナズオウ(花蘇芳) [花木]

ハナズオウは明るい茶色の樹皮が美しい落葉花木で、3-4月頃葉に先立って赤みを帯びた紫色の小さな花を密集して枝につけ開花します。
花には花柄がなく、枝から直接に花がついています。花は長さ1cmほどの蝶形花。開花後、長さ数cmの豆果をつけ、秋から冬に黒褐色に熟しましす。
名前は花の色が、古くから染料植物として用いられるジャケツイバラ科ジャケツイバラ属のスオウの心材からとれる美しい紅色に似ていることに由来するそうです。

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撮影:2021年4月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月10日 京都府立植物園にて

◇実
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撮影:2018年6月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月21日 京都府立植物園にて

名称:ハナズオウ(花蘇芳)
科:マメ科 ハナズオウ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉中木
原産地(分布):中国中部
品種名:
草丈/樹高:2~6m
開花期:4月
花色:ピンク色
その他:


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ムサシアブミ (武蔵鐙) [常緑]

関東地方以西~沖縄の海岸に近いやや湿った林内に生える。葉は2個つき、小葉は3個で雌雄異株です。
花の特徴は、葉柄の間から葉よりやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけます。仏炎苞は暗紫色か緑色まで変化があり、白い筋があります。筒部は長さ4~7cmで、口辺部は耳状にはりだし、舷部は袋状に巻き込みます。花序の付属体は白い棒状となります。

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撮影:2020年4月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて

名称:ムサシアブミ (武蔵鐙)
科:サトイモ科 テンナンショウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):関東地方以西~沖縄
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:3~5月
花色:紫、緑色
その他:


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イヌザクラ(犬桜) [落葉樹]

山地に生え、樹高は10~15mになります。
樹皮は灰白色で光沢があり、淡褐色の横長の皮目があり、老木になると小さな薄片になってはがれます。新枝は灰白色。無毛または微毛があります。葉は互生となります。
花は、4月~5月、葉の展開後に開花します。花の数は多いですが、その色と大きさからかあまり目立ちません。
前年枝から6~10cmの総状花序を出します。一つの花序に20~40個の白い花をつけ、花弁は5枚、雄しべが10数本です。
花序の基部に葉が無い点が、よく似たウワミズザクラとの相違点とのことです。
核果は卵円形になり、10月頃には赤黄色~紫黒色に熟します。

イヌは、一般的につまらないもの、役にたたないものを指すそうですが、犬に失礼ですね。

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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて

名称:イヌザクラ(犬桜)
科:バラ科サクラ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州、済州島
品種名:
草丈/樹高:10~15m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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ヤマブキソウ(山吹草) [山野草]

落葉樹林やまばらな常緑樹林の中や縁など、林内でも比較的明るい場所に生活する植物です。群落を形成することが多く、単体で見ることは少ないです。本州から九州に分布しますが、野生は減少しており、自治体によっては絶滅危惧種に指定されていることもあります。
花姿がヤマブキに似ており、草なのでヤマブキソウの名前がありますがヤマブキとは科も違い分類上縁はありません。地下に大きな球根(根塊)ができ、春になると芽を出して葉を伸ばします。花は径3~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色です。花の咲き終わったあとに葉を茂らせて生長し、地下の根塊を肥らせて秋に葉が枯れて休眠に入ります。葉は小葉が3枚集まって一枚の葉となる三出葉で、縁にギザギザが見られます。葉や茎を切ると黄色い汁が出ます。

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撮影:2018年4月17日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月15日 京都府立植物園にて

名称:ヤマブキソウ(山吹草)
科:ケシ科 クサノオウ属
園芸分類:草花,山野草
形態:多年草
原産地(分布):日本列島(本州、四国、九州)
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:4~5月
花色:黄色
その他:


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ボタン(牡丹) [花木]

ボタンは美しさを象徴する植物であり、古くから、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられています。また、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いが、「立てば芍薬、座れば牡丹…」と形容されてきました。
ボタンは8世紀に、中国から薬用植物として渡来したといわれていますが、その後、観賞用にも栽培されるようになり、江戸時代には数多くの観賞用の園芸品種が生み出されました。現在栽培される品種の多くは、明治以降に作出されたものです。
ボタンとシャクヤクはともにボタン科ボタン属に含まれますが、ボタンは木本植物、シャクヤクは、冬期に地上部が枯れる多年生の草本植物です。
花名である「牡丹(ボタン)」は、中国での名前である「牡丹」の音読みからボタンと呼ばれるようになりました。原産地とされる中国では、花の豪華さが他の植物を圧倒するほどだ、というところから「花王」や「花神」といった別称でも呼ばれます。英語では「Tree peony(木の牡丹)」と呼ばれるそうです。

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撮影:2018年4月16日 京都市伏見区にて

名称:ボタン(牡丹)
科:ボタン科 ボタン属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:4~5月
花色:白,赤,ピンク,オレンジ,黄,緑,茶
その他:


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トキワマンサク(常盤万作) [花木]

トキワマンサクは、マンサク科トキワマンサク属に1種のみ知られている常緑樹です。
花は細いリボンのような4枚の花弁があり、春の開花期には枝先に集まるように咲くため株全体が花に覆われ、遠くからでもその美しさが楽しめます。緑の葉に黄色みを帯びた白い花が輝くように映えます。
園芸品種には葉に赤みを帯びるものや花色が赤いものもあります。

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撮影:2019年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月16日 京都府立植物園にて

ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)は←こちらで確認をしてください。

名称:トキワマンサク(常盤万作)
科:マンサク科 トキワマンサク属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑中高木
原産地(分布):日本(静岡県、三重県、熊本県)、台湾、中国南部、ヒマラヤ東部
品種名:
草丈/樹高:3~6m
開花期:4~5月
花色:白,ピンク
その他:


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