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ガクウツギ (額空木) [落葉樹]

関東、四国及び九州の太平洋側に生じる日本固有の落葉低木。木の雰囲気がウツギに似るためウツギと名乗りますが、分類上はアジサイの仲間となります。
初夏に咲く花は黄緑色で目立ませんが、それを取り巻く萼片がアジサイやヤマボウシと同じように人目を惹きます。3~5枚の萼片が集まって装飾花となりますが、萼片の大きさが揃わないのが本種の特徴です。
葉はアジサイの仲間としては幅が狭く、長さは4~8センチ程度となります。
名前の由来は、「額」は「がくアジサイ」の略名、「空木」は、木のようすが空木に似ているところからとのことです。

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撮影:2018年4月23日 京都府立植物園にて

名称:ガクウツギ (額空木)
科:ユキノシタ科 アジサイ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州(関東地方以西、太平洋側)、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:1.5m
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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フタリシズカ(二人静) [山野草]

日本(北海道~九州)、中国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。人里に近い山野の林下など薄明るい場所に自生します。
花期は4~6月。茎の先に数本(2本の場合が多い)の穂状花序を出し、小さな白い花をつけます。花には花弁も萼もなく、3個の雄しべが丸く子房を抱いています。花序は立っていますが、果実ができると下に曲がります。夏頃(果実の成熟期)に閉鎖花をつけます。
名前は謡曲「二人静」に由来し、2本の花穂を静御前とその亡霊の舞う姿になぞらえたものと言われます。田植えの時期にちょうど花が咲くのでサオトメバナ(早乙女花)の別名があります(早乙女は田植えをする女性のことです)。

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撮影:2022年4月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月23日 京都府立植物園にて

名称:フタリシズカ(二人静)
科:センリョウ科 センリョウ属
園芸分類:
形態:
原産地(分布):日本(北海道~九州)、中国
品種名:
草丈/樹高:30~60cm
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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