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ゴモジュ(胡麻樹) [常緑樹]

沖縄及び奄美大島を原産とする常緑低木で、3~4月頃に直径約1cm足らずの白色~淡紅色の花を咲かせます。
皮は灰褐色でザラつき、葉は単葉で対生し長さ3cm~7cmの卵状楕円形~倒卵形、葉は緑色の皮質で光沢があり、縁の上部3分の2には鈍い鋸歯があり葉先は鈍頭とまります。
ゴモジュと聞くと、日本語のようには思えませんが、葉を揉むと胡麻のようなニオイがすることから「胡麻樹」となり、それが転訛してゴモジュとなったという説と琉球王朝の宮殿の門前に植えられ、縁起木として好まれた「御門樹」に由来する説などがあります。

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撮影:2020年3月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年9月25日 京都府立植物園にて

名称:ゴモジュ(胡麻樹)
科:スイカズラ科 ガマズミ属
園芸分類:
形態:常緑広葉 低木
原産地(分布):沖縄、奄美大島 原産
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:4月頃
花色:白色~淡紅色
その他:


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ウグイスカグラ(鶯神楽)「白花」 [落葉樹]

北海道南部~四国の山野の日当たりのよいところ普通に生えます。よく分枝して茂り、高さ3mほどになります。
3~5月に、葉腋から細い柄を出して、先に白色の花を咲かせます。花冠は細い漏斗型で、先は5裂して平開となります。
普通のウグイスカグラは「淡紅色の花」なのですが、その変種かな?
詳しくは、 掲載植物リスト一覧表ウグイスカグラ(鶯神楽)でご確認ください!。

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撮影:2022年3月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月28日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月17日 京都府立植物園にて

名称:ウグイスカグラ(鶯神楽)
科:スイカズラ科 スイカズラ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):北海道(南部)、本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:3m
開花期:3~5月
花色:白色
その他:


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ハチジョウキブシ (八丈木五倍子) [落葉樹]

八丈島のある伊豆諸島や小笠原列島に多いことから付いた名前だが、関東から九州にかけての海岸沿いの各地に自生しています。
キブシの変種で、キブシに比べ、枝が太く、花もやや大きく花序もすらっと長くなります。
葉が出る前に、黄色い小さな紡錘形の四弁花を花序に多数枝垂れさせます。

雌雄異株で3~4月になると前年に伸びた枝に小花の密集した花穂がぶら下がります。小花は直径7mmほどの鐘型で4枚の花弁を持ち、雄株に咲く雄花は淡い黄色で雄しべが目立ち、雌株に咲く雌花は黄緑色で、雄花よりも小さい。

秋になると、ぶどうのような黒い実がなります。
昔にはその実に含まれるタンニンを利用して、お歯黒を染めました。
 キブシは漢字ですと「五倍子」と書きます。「五倍子(ごばいし)付子(ふし)」とはウルシ科のヌルデに出来る虫こぶのことでタンニンを多くふくみ染織や昔の「お歯黒」に使われていました。キブシの実がその代用として使われたことから「木ブシ」と名前がついたようです。

撮影したこの株は雌株とのことです。

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撮影:京都府立植物園 2021年3月3日にて

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撮影:京都府立植物園 2021年4月14日にて

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撮影:京都府立植物園 2018年3月29日にて

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撮影:京都府立植物園 2018年4月27日にて

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撮影:京都府立植物園 2019年3月12日にて

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この果実がお歯黒に利用されたのですね
撮影:京都府立植物園 2019年9月9日にて

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撮影:京都府立植物園 2022年7月1日にて

名称:ハチジョウキブシ (八丈木五倍子)
科:キブシ科 キブシ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):八丈島などの伊豆七島
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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コクサギ(小臭木) [落葉樹]

山野の林下や、沢沿いに普通に生えます。群生している場合、花の時期は、その香りで分かるとのことです。
コクサギは「小さな臭い木」であり、その名の通り、独特の臭気があります。
葉序が独特、互生ですが2対づつ左右に付きます。コクサギ型葉序と呼ばれるそうです。同様な葉序としてはサルスベリがあります。葉身は倒卵形で、全体に腺点があります。表面は光沢があり、縁は全縁です。
雌花は、4月に、黄緑色の花がさきます。前年枝の葉腋から、雌花は単生、雄花は総状花序が出ます。
花弁、萼片、子房はそれぞれ4個あり、雄しべは退化しています。
雄花は雄しべが4本付きます。
果実は2~4分果になります。一つづつは腎形。果皮は木質で、熟すと2裂し、その反動で黒い種子をはじき出します。

今回の撮影はどうやら雄花のようです

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撮影:2018年3月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月19日 京都府立植物園にて

名称:コクサギ(小臭木)
科:ミカン科コクサギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州、四国、九州。南朝鮮、中国東南部
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4月頃
花色:黄緑色
その他:


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ハヤトミツバツツジ (隼人三葉躑躅) [花木]

ハヤトミツバツツジはツツジ科ツツジ属のミツバツツジの一種となります。岩場などに自生していることから方言で「イワツツジ」とも呼ばれています。ハヤト(隼人)の名があるように鹿児島県固有種で、県の希少野生動植物に指定されており、自然自生株の採取は禁止されています。
 葉は丸みを帯びたひし形で先が尖り、枝の先端に3個が輪生状につき光沢があります。花は落葉期の2月下旬から3月に、新葉が出る前の葉がない枝先に咲き始め、ミツバツツジの中では最も早く開花します。花の直径は3~4㎝で、枝先に1~3個つきます。紅紫色花は、冬枯れの景色の中でひときわ目を引きます。

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

名称:ハヤトミツバツツジ (隼人三葉躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):鹿児島県
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:2~3月
花色:紅紫色
その他:


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エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅) [花木]

エゾムラサキツツジは、北東アジアに原産し、高さが1~2mになる半常緑低木で、日本では北海道に自生種が見られます。よく枝分かれし、その先端に直径2~3cmの紅紫色の花を数個集まってつけます。
花冠は漏斗形で、5個に深く裂けて平らに開きます。葉は枝先に集まってつき、楕円形~長楕円形で、先はとがらず縁はしばしば外側に巻きます。質は硬く、光沢があり、両面に鱗片毛が密生しています。
環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されているとのことです。

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

名称:エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:半常緑低木
原産地(分布):北海道の東部と北部 朝鮮半島の北部、中国の東北部、ウスリー地方
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:4~5月
花色:赤色、紫色
その他:


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ウチワノキ(団扇木) [落葉樹]

 1919年に韓国中北部で発見され、日本に持ち込まれたものは、1939年に小石川植物園で初めて開花したとことです。
葉は先端が尖った卵形で、全縁で対生です。2~4月頃、葉の展開前に白色~淡紅色の芳香がある花を数個下向きに咲かせます。花は4深裂して平開し、裂片の先端は浅く2裂です。果実は、扁平な円形の蒴果で、周囲に大型の翼があります。この翼が団扇の形に似ているところから、ウチワノキの名前が付いたとのことです。
雌雄異株です。
花の姿は レンギョウ や チョウセンレンギョウ にそっくりなことから、別名シロレンギョウとも呼ばれます。

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撮影:2022年3月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて


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撮影:2022年4月21日 京都府立植物園にて

名称:ウチワノキ(団扇木)
科:モクセイ科 ウチワノキ属
園芸分類:
形態:落葉広葉低木
原産地(分布):朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:0.5~1m
開花期:2~4月
花色:白色
その他:別名 シロレンギョウ(白連翹)


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オトコヨウゾメ [落葉樹]

関東~九州の山野に自生する落葉性の低木でガマズミの仲間です。5月頃、白~淡紅色の小さな花が、枝にぶら下がるように数輪ずつまとまって咲きます。花後に長さ1cmほどの扁平なだ円形の果実を付け、秋に赤く熟します。葉も赤から深い紅色に紅葉します。

名前の由来について:
オトコヨウゾメの「ヨウゾメ」はガマズミ類の食用になる果実のことを指します。しかし、なぜ「オトコ」と付くのかはよくわかっていません。果実は苦みが強くそのまま生で食べることはできませんが、果実酒にすることで渋みと酸味の釣り合いがとれるそうです。

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撮影:2022年4月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年10月13日 京都府立植物園にて

名称:オトコヨウゾメ
科: スイカズラ科ガマズミ属 (レンプクソウ科とも言われます)
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本(本州関東以南)~九州
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:4~6月
花色:白~淡紅色
その他:果実熟期:9~10月 


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ハナノキ(花の木) [落葉樹]

3~4月に紅色の花を咲かせ、樹全体が赤く見えるので、これが名の由来とも言われています。雌雄異株です。
雄花のほうが集まってつくので美しさが目立ち、1つの花には萼片と花弁が5枚ずつあります。
萼片の長さは3mmくらいで、花弁はそれよりもやや短い。
雄花には長い雄しべが5本あります。
雌花にも雄しべがありますが短く、先が2つに裂けた花柱(雌しべ)が飛び出でます。

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

名称:ハナノキ(花の木)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):長野県、愛知県、岐阜県、滋賀県
品種名:
草丈/樹高:10m
開花期:3~4月
花色:赤色
その他:日本固有種。別名を花楓(ハナカエデ)


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チャルメラソウ [山野草]

春の花で、低山~山地、里山の渓流畔、湿った林床などに生育する多年草です。
花茎は高さ30~50cmになり、下部には開出する長毛、上部には花柄とともに短腺毛があり、多数の花をやや間隔を置いてつけます。
屋台のラーメン屋の客寄せに使われるチャルメラに花が似ていることから名付けらたとのことです。

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撮影:2018年3月18日 京都府立植物園にて

名称:チャルメラソウ
科:ユキノシタ科
園芸分類:
形態:
原産地(分布):本州(福井県、滋賀県、三重県以西)、九州(佐賀県、長崎県)
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:
その他:


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