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ナベワリ(鍋割・舐割) [常緑]

地下茎は横に這い、所々から茎を地上に出します。茎は高さ30~50cm位になり、真っすぐ立ち上がって中程からやや傾きます。節ごとに一枚ずつ、数枚の葉をつけ、葉はハート形に近い楕円形で、短い葉柄があり、葉は柔らかく、しわがよっていて、縦に数本の脈が走ります。
花は4~5月ごろ、葉の付け根から出て、細い柄があって垂れ下がるので、ちょうど葉の下に隠れるようにつきます。花びらは四枚、二枚ずつ対生して内外の二列になります。単子葉植物としては珍しい造りです。花びらは楕円形、緑色で、ほぼ水平に開きます。外側の一枚だけが特に大きいので、妙に不対称な変わった花形になります。雄しべ雌しべは中央に集まって突き出ます。
果実は卵円形、先が嘴状に尖る。種子は長さ約4㎜の惰円形。
本州(関東以南)から九州で比較的暖かい地域に多い。森林の下に生えます。
名前の由来は「舐め割り」の変化したものと言われ、葉に毒があるので、舐めると舌が割れるという伝承によるものとされます。
和名の漢字では、「鍋割」とも「舐割」も表記されます。

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撮影:2021年4月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年6月23日 京都府立植物園にて

名称:ナベワリ(鍋割・舐割)
科:ビャクブ科 ナベワリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):在来種(日本固有種) 本州(関東以西)、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:薄緑色
その他:


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