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クロガネモチ(黒鉄黐) [常緑樹]

冬期に赤い実を付ける庭木としては最大級のもので、花の少ない冬を彩る存在とも言えます。秋から冬に小さな赤い実をたくさんつけ、庭を彩ります。また、実のない時期でも、常緑で光沢がある濃い緑の葉と灰白色の木肌とのコントラストや、紫色を帯びる葉柄や新梢も観賞価値十分です。株は雌雄異株なので、庭に植えて実を観賞するなら雌株ということになります。
あまり目立た地ませんが初夏になると葉陰に花をつけます。

「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木として知られます。モチノキの仲間で、若い枝や葉柄が黒紫色であることや、葉が乾くと鉄色になることからクロガネモチと名付けられました(鉄のことをクロガネという)。

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撮影:2017年10月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月8日 京都府立植物園にて

名称:クロガネモチ(黒鉄黐)
科:モチノキ科 モチノキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑高木
原産地(分布):日本(本州中部~沖縄)、朝鮮半島南部、台湾、中国中南部、ベトナム
品種名:
草丈/樹高:15m
開花期:5~6月
花色:
その他:


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ミツマタ(三叉)  [落葉樹]

新葉が芽吹く前の枝先に花だけが開花する姿は、冬が終わり待ちわびた春がきたことを喜んでいるようにも見えます。うつむくように下を向いて咲く花には芳香があり、小さな花が集まって半球形をつくっています。この小さな花には花弁はなく、花弁のように見えるのは筒状の萼の先端が4つに裂けて反り返ったものです。枝は3つに分枝し、これが「ミツマタ」の名前の由来となっています。強い繊維質の樹皮は、強度の高い良質の紙の原料として有名で、紙幣などにも使われています。
江戸時代初期に渡来した、とされますが、万葉集の「さきくさ」の名で歌われているのがミツマタである、との説があります、渡来時期が万葉時代以前なのか江戸時代なのかは確定していないようです。

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撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月31日 京都府立植物園にて

名称:ミツマタ(三叉) 
科:ジンチョウゲ科 ミツマタ属
園芸分類:庭木・花木
形態:低木落葉性
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:2m
開花期:3月~4月中旬
花色:黄,オレンジ
その他:「三椏」とも書く


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