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セキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁字) [山野草]

本州の関東や中部地方平洋側に分布する在来種です。
山地の木陰に生える多年草です。茎は細く、四角柱状で無毛か微軟毛があります。枝分かれし、葉は対生します。
茎の先や葉腋から花序柄をだし総状の花序をつけ、花は淡青紫色で、花冠は長さ約20mmの唇形型で細毛があり、萼は小さく5裂しています。
秋に青紫色の唇形の花をつけ、「丁字」形の花であるところからこの名にことです。「関屋」とは昔の関守の家(関所を守る家) のこと。関所の近くに咲いていたからこの名になったようです。
茎や葉は除虫剤や香料になるようです。

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撮影:2017年10月14日 京都府立植物園「秋の山野草としだ展」にて

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撮影:2019年10月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年11月6日 京都府立植物園にて

名称:セキヤノアキチョウジ(関谷の秋丁字)
科:シソ科 ヤマハッカ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州(関東~中部地方の太平洋側)
品種名:
草丈/樹高:30~90cm
開花期:9~10月
花色:青紫色
その他:


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クロバナヒキオコシ(黒花引起し) [山野草]

里山の林縁草地や棚田の土手などに生育する多年草。
茎は4角になり、稜には下向きの細毛があります。葉は対生し、3角状広卵形です。葉は薄く、縁には鋸歯があり、表面に毛がまばらに生え、裏面の葉脈上に短い圧毛と腺点があります。
花は茎の上部の葉腋から集散花序を出し、それが集まって大型の円錐花序になり、多数の花をつけます。花冠は暗紫色の唇形です。
 同属のヒキオコシと同様に、薬草として利用されます。全草を使用しますが、薬効成分は葉に多いとのことです。ヒキオコシ(引起し)の名の由来は、弘法大師が病で倒れた旅人にこの草を煎じて飲ませたところ、その病人が起き上がったという伝説からくるとのことです。

私が今回撮影したクロバナヒキオコシの花の色はクロバナと言われるほど濃くはあませんでした。これは違うのかな?と思われましたが、丁度居合わせた植物園の職員さんに確認すると、このクロバナヒキオコシは花があまり黒くないタイプとのことでした。クロバナヒキオコシはクロバナヒキオコシとのことです。ややこしいですね。

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撮影:2017年10月14日 京都府立植物園にて

名称:クロバナヒキオコシ(黒花引起し)
科:シソ科ヤマハッカ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州(山陰・北陸・奥羽地方)
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:8~9月
花色:暗紫色
その他:


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