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サワアザミ(沢薊) [山野草]

本州全土の沢、川岸など湿り気のある場所に自生し、アザミの中では大型で花の大きさも約5センチにもなります。
茎は直立して太く2メートル近くになり、葉は、質は柔らかく羽状に裂けています。
花は、茎頂に淡紅紫色の花を横向きから下向きにつけます。
若葉、柔らかい茎を10月ころまで採取して、揚げ物、茹でて水にさらして、汁の実、おひたし、あえもの、油いため、塩漬けなどにも保存されます。さわやかな香りがするそうです。

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撮影:2017年10月3日 京都府立植物園にて

名称:サワアザミ(沢薊)
科:キク科
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):北海道~本州(福井県)
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:9~10月
花色:紫色
その他:


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ウラジロノキ(裏白の木) [落葉樹]

本州、四国及び九州の山間に見られるナナカマドの仲間。名前のとおり葉の裏が白く、その白さは日本産の木の中では最も際立つとのことです。
雌雄同株。花は5~6月に、今年の短い枝の先に2~3枚の葉をつけ、その先に散房花序をつけ、花弁は白色で5枚です。
果実は1cmほどで赤く熟します。実は子房下位で、先端に萼の残骸が残ったバラ科独特の形状です。
赤い実は美味しくはなく、鳥はそれを知っていて、なかなか食べ尽くすことはありません。冬に赤い実が枝に残りきれいです。
樹皮は灰褐色で斑点が多く、老木になると鱗状に剥がれ落ちます。ナナカマド同様に材は耐久性があり、家具、器具、薪に使われます。
名前の由来は、葉の裏が白いため。

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撮影:2017年10月3日 京都府立植物園にて

名称:ウラジロノキ(裏白の木)
科:バラ科 ナナカマド属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):本州、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:5~6月
花色:白色
その他:


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フユイチゴ(冬苺) [つる性]

つる植物のように匍匐(ほふく)して地表を這う常緑のつる性小低木。
葉は、互生、長い柄があり心形、縁は浅く5裂、鋸歯があり、裏面には毛が密につきます。
花期は9月から10月で、葉腋から花茎を出し、穂状に花弁が5枚の白い花を数個つけます。晩秋から一ヵ月かけて赤い果実がなり、11月から1月のころに熟します。いわゆる木苺の形で、食用となり、木苺としては旨い方と言われています。多くの木苺類は夏に熟しますが、フユイチゴは冬に熟することが和名の由来です。別名は「カンイチゴ」とも!。

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撮影:2018年7月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて

名称:フユイチゴ(冬苺)
科:バラ科
園芸分類:
形態:常緑匍匐性の小低木
原産地(分布):中国中南部・台湾・朝鮮半島南部、日本の九州・四国・関東以西の本州
品種名:
草丈/樹高:30cm
開花期:9~10月
花色:白色
その他:


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