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シラタマホシクサ(白玉星草) [山野草]

日本の固有種で東海地方の一部地域の湿地などに生えるホシクサ科ホシクサ属の一年草です。
花茎の先端に直径1 cm程度の小さな花を付け、白色の短毛が密生して白い玉のように見えます。
頭花は多数の小花で構成され、雄花と雌花があり、晩秋になるまで白い金平糖のような花が見られ、「金平糖草」とも呼ばれます。

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撮影:2017年10月14日 京都府立植物園にて

名称:シラタマホシクサ(白玉星草)
科:ホシクサ科ホシクサ属
園芸分類:
形態:一年草
原産地(分布):愛知、三重、静岡県の、伊勢湾沿岸の湿地のみに自生
品種名:
草丈/樹高:20~40cm
開花期:8~10月
花色:白色
その他:別名 金平糖草(こんぺいとうぐさ)


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シャクチリソバ(赤地利蕎麦) [草本]

シャクチリソバは「赤地利蕎麦」と書き、茎の根元が赤いソバの意味です。インドやチベット高地原産のソバで、ヒマラヤソバという名前もあります。また、地下に黄赤色の根茎を残し越冬するため、シュッコンソバ(宿根蕎麦)の名称もあります。
 太く空洞の茎に三角形ないしハート (シンボル)形の葉をつけます。夏から秋にかけて5枚の萼片に分かれた白色の花を咲かせます。多年生であるため、冬は地上部が枯れますがが、宿根は残って翌年に新たな茎を叢生させます。
 種子はえぐ味が強く、他のソバ類のように食用することはできません。一方で若葉は食用にできることから、明治期には「野菜ソバ」の名称で宣伝されたこともあったとか。
葉と根茎を飲用すると解熱や腹下しを治す薬効があるほか、悪瘡毒腫(あくそうどくしゅ)にも効くということです。
 日本には明治時代に薬種として持ち込まれ、東京大学大学院理学系研究科附属植物園で栽培さ、その後、園外に飛散した種子が繁殖し、帰化植物として繁茂することとになったそうです。北海道は「北海道の外来種リスト」にシャクチリソバを挙げているとのことです。

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撮影:2020年10月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年10月1日 京都府立植物園にて

名称:シャクチリソバ(赤地利蕎麦)
科:タデ科ソバ属
園芸分類:穀物
形態:多年生草本
原産地(分布):ヒマラヤ原産
品種名:
草丈/樹高:50~10cm
開花期:秋
花色:白色
その他:


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ラッキョウ [野菜]

非常に丈夫で、やせ地でも十分育つため、砂丘や開墾地でも栽培されています。つまり、球根を植えさえすれば、数回追肥するだけで、ほとんど手をかけずに栽培することができます。8月下旬~9月中旬に植えつけると、秋に成長。翌年3~4月に若どりしたものは、エシャレットとして利用されます。
ラッキョウの花は注目されませんが、薄紫色(ピンク)のかわいい釣鐘状の花で10月~11月にかけて咲きます。ラッキョウは種ができないため、もっぱら地下の球でふえます。
 分類としては、京都府立植物園ではヒガンバナ科としていましたが、ユリ科に分類しているところも多く見受けられました。

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撮影:2023年11月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年12月8日 京都府立植物園にて

名称:ラッキョウ
科:ヒガンバナ科(ユリ科に分類しているところも)
園芸分類:野菜
形態:多年草・野菜
原産地(分布):中国、ヒマラヤ地方
品種名:
草丈/樹高:40~60cm
開花期:10~11月
花色:
その他:


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キングサリ(金鎖) [花木]

ヨーロッパ中南部原産の落葉性小高木で、5月~6月頃に2cmほどの大きさの蝶に似た形の花を房状に付けます。花は枝から下に向かってぶら下がるように咲き、ぱっと見は「黄色い藤」といった感じです。
美しい反面、有毒植物としても知られており、特にタネには毒性の強いアルカロイドが含まれているので扱いに注意します。
別名は、「黄花藤(きばなふじ)」、「ゴールデン・チェーン」と呼ばれます。

名前の由来は、「金色のような黄色い花が、鎖のように連なって咲く」の事のようですね。


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撮影:2018年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年4月28日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年6月8日 京都府立植物園にて

名称:キングサリ(金鎖)
科:マメ科 キングサリ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉小高木
原産地(分布):ヨーロッパ中部および南部
品種名:
草丈/樹高:3~10m
開花期:5~6月
花色:黄色
その他:



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ノコンギク(野紺菊) [草花]

ノコンギクは、日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。茎はまっすぐ、あるいはほかの植物に寄りかかりながら斜めに伸び、地下に細長い地下茎を多数伸ばしてふえていきます。葉は卵形から狭卵形が多く、葉の基部はくさび形で、ごく短い葉柄があります。

もっともよく似ているのはヨメナとなります。葉の形、花の色形まで非常によく似ています。ヨメナは時に野菊の代表とされ、辞典等では野菊をヨメナの別称とする例もあり、はるかに知名度が高いです。
違いは、ヨメナの種(果実であるが)には冠毛がないことで、花期が終わった花序があれば一目でわかるとのことです。

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撮影:2021年10月11日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年10月12日 京都府立植物園にて

名称:ノコンギク(野紺菊)
科:キク科シオン属
園芸分類:山野草,草花
形態:多年草
原産地(分布):日本
品種名:
草丈/樹高:30~100cm
開花期:7~10月
花色:紫,ピンク
その他:


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ウド(独活) [草本]

ウド(独活)は山野に自生するウコギ科の多年草で、春に萌芽した若茎を採取して、和え物、炒め物、天ぷらなどに利用されます。大きいものでは草丈2m以上に成長します。冬になると、地上部は枯れますがが、地下部は越冬し、春になると再び芽を出します。
夏から秋ごろに茎の上部に球状の大きな散形花序を多数つけ、柄がある径3mmほどの白もしくは薄緑色の小さな花をたくさんつけます。花弁は5枚つき、上部は両性花、下部は雄花となります。
果実は、秋に直径3mmほどの球状の液果が実り、熟すと黒紫色になります。

ところで、「体は大きくて立派だが、何の役にも立たない人」の例えとして「ウドの大木(たいぼく)」という慣用句がありますね、でもウドという木は存在していません。ハイ、ウドは木でなく草なのです。
新芽のときは香りがよくて食べられますが、成長して2~3mぐらいになると堅くて食べられないばかりか、木材としては柔らかすぎるため大きくても何にも役に立たない人の例えとして「ウドの大木」という慣用句が使われています。

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撮影:2017年10月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月14日 京都府立植物園にて

名称:ウド(独活)
科:ウコギ科タラノキ属
園芸分類:
形態:多年草 草本
原産地(分布):日本では北海道から本州、四国、九州までのほか、国外では朝鮮半島、中国、千島、サハリン
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:8~9月
花色:白もしくは薄緑色
その他:


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ホオノキ(朴の木) [落葉樹]

北海道から九州まで、各地の山地に幅広く自生するモクレン科の落葉樹。日本のほか中国にも分布します。
花、葉、実のすべてが大型の植物です。
新緑の頃に咲くクリーム色の花は、花弁が9枚で直径は15~20cmほど。開花期に木の近くにいくと、ほのかに甘い香りがします。
果実も大きく、長さは10~15cm程度になります。熟すと紅色になって美しいが、種子が飛び出す様はややグロテスクとも言われています。
果実は袋果で、たくさんの袋がついており、各袋に0~2個の種子が入っています。
 長さ40cmにもなる大きな葉は「ホオバ」と呼ばれ、若葉はカシワのように食べ物を包むのに使われます。これにちなんで「包(ホオ)」と名付けられたとの説が有力です。現代でも朴葉味噌(飛騨高山)、朴葉寿司(恵那)、朴葉餅(朴葉巻)など、各地の名物としてその名残が残ります。
 ホオノキは成長が早いため材は柔らかいですが、質が均一で加工しやすいため、建具、まな板、額縁、版木、定規、鉛筆、ピアノの鍵盤、将棋の駒、太鼓のバチ、ラケット、下駄(朴歯)、刀の鞘など幅広く用いられるそうです。

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撮影:2017年10月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月13日 京都府立植物園にて

名称:ホオノキ(朴の木)
科:モクレン科
園芸分類:
形態:落葉広葉 高木
原産地(分布):日本、中国
品種名:
草丈/樹高:樹高30 m、直径1 m以上
開花期:6月ごろ
花色:白色
その他:


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ツクバネ(衝羽根) [落葉樹]

主にスギやツガ、モミなどの針葉樹の根に根の一部が寄生する半寄生落葉低木です。葉は自分で光合成をしているが、根は他の木に寄生し、栄養分を吸収しているので、半寄生植物と呼ばれます。
高さ1~2mほどの低木で、枝に長さ3~7cmほどの葉が対生してつきます。
花は初夏のころに咲きます。雌雄別株で、雄花は5mmほどの緑色の小花で目立たず、雌花は羽根のように見える長さ3~4cmほどの苞が4枚ついています。
実が特徴的でツクバネ(衝羽根・突羽根)の名のごとく羽根突きの羽根にそっくりでかわいらしい。
実が落下するときは実についた4枚の苞がプロペラの様にくるくると回ります。
若葉は山菜として食用になり、熟した実は煎って食べられます。若い実は塩漬けにして料理の飾りに利用されます。
 雌雄異株ですが、雄株と雌株が隣り合って生育していることが多いと言われています。

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撮影:2019年12月6日 京都府立植物園にて

◇雄花
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◇雌花
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撮影:2018年4月27日 京都府立植物園にて


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撮影:2017年10月12日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年12月12日 京都府立植物園にて

名称:ツクバネ(衝羽根)
科:ビャクダン科 ツクバネ属
園芸分類:庭木・花木
形態:半寄生落葉低木
原産地(分布):日本の本州・四国・佐賀県・長崎県・大分県
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:5~6月
花色:淡緑色
その他:


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