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ユスラウメ(山桜桃梅) [花木]

ユスラウメは、サクラの花が咲きだすころ、ウメに似た5弁の白~淡紅色の花を枝いっぱいに咲かせ、梅雨の初めごろ直径1cmほどの真っ赤な小さい果実がつきます。
熟果はツヤツヤしており、赤実種は柄の短いサクランボのように見えます。果実は生食のほか、果実酒にも利用、甘酸っぱくてジャムにぴったり、小果樹としても扱われています。
中国原産ですが、江戸時代の初期にはすでに栽培されていました。当時は「桜桃」と呼ばれていましたが、明治時代になってサクランボとの混同を防ぐため「朱桜」(ユスラウメ)と呼ばれるようになりました。
似た仲間にニワウメ(庭梅)があります。特に果実やその付き方はそっくりですが、ニワウメは葉面が無毛で、ユスラウメの若い枝や葉は柔毛で覆われているので区別がつきます。

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撮影:2018年3月20日 京都府立植物園にて

◇ユスラウメの実を追加

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撮影:2018年4月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年5月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年5月19日 京都府立植物園にて

名称:ユスラウメ(山桜桃梅)
科:バラ科 サクラ属
園芸分類庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):中国北部、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:3~4月
花色:白色、薄ピンク色
その他:


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レンギョウ(連翹) [花木]

レンギョウ(連翹)とは、広義にはモクセイ科レンギョウ属の総称となります。
レンギョウはおよそ8種の仲間がある落葉性の低木です。ほとんどの種は中国、朝鮮半島、日本などに分布しますが、1種のみ東ヨーロッパ(主にアルバニア)に産します。園芸で栽培されるのは主に中国や朝鮮原産の種です。具体的には、レンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、それに人工的に掛け合わせて作られたインテルメディアを加えた4種が庭木や垣根、切り花などに広く利用されています。
細長い枝を地際からたくさん伸ばして茂ります。開花期は春で、枝を埋め尽くすほどたくさんの黄色い花を咲かせます。花びらは基部から深く4つに裂けてやや斜めに開きます。

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撮影:2018年3月20日 京都府立植物園にて

名称:レンギョウ(連翹)
科:モクセイ科 レンギョウ属
園芸分:類庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:1.5~3m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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シナミズキ (支那水木) [花木]

葉の展開前に開花します。小枝から多数の穂状花序が交互に出て、 各々が次第にのびて垂れ下がり、 1つの穂に淡黄色の花が多数つきます。 花弁は5枚、雄しべは5本で、おしべの部分は開花時から黄色です。 花びらはトサミズキのようには広がらず、葯は黄色い。芳香があります。
ヒュウガミズキ や トサミズキ 、 キリシマミズキ の仲間で、名前のように中国原産。仲間の中ではいちばん花も密集し、色も鮮やかです。

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撮影:2020年3月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2022年7月21日 京都府立植物園にて


名称:シナミズキ (支那水木)
科:マンサク科 トサミズキ属
園芸分類
形態:落葉小高木
原産地(分布):中国原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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ダンコウバイ(檀香梅) [落葉樹]

日本全国の山地に野生する落葉低木であり、枝を折ると香りがあり、クロモジと同様に枝が楊枝の材料になることで知られる樹木となります。
雌雄異株で早春になると葉に先立って微香のある黄色い花を咲かせます。花はシロモジ、サンシュユに似ていますが開花はサンシュユに比べるとやや遅いようです。この花を見つけてサンシュウかと勘違いしました。
繊細な花の様子とは裏腹に葉は直径10cm程度と大型で、浅く三つに裂け、裏側には毛が多い。透き通るような秋の黄葉が美しい。
秋に熟す実は直径8mm程度で赤から黒へと変化します。実はアブラチャンと同じように油分が多く、かつては「冬柏油」と呼んで整髪に使われたとのことです。

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撮影:2018年3月18日 京都府立植物園にて

名称:ダンコウバイ(檀香梅)
科:クスノキ科 クロモジ属
園芸分類
形態:落葉樹
原産地(分布):中国、朝鮮、日本
品種名:
草丈/樹高:2.5~6m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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ユキヤナギ(雪柳) [花木]

ユキヤナギは春、枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引き、花壇や公園によく植えられている植物です。
地面の際から枝がいく本にも枝垂れて、細く、ぎざぎざのある葉をつけます。花は、3~5月にかけて、5弁で雪白の小さなものを枝全体につけます。
和名は、葉がヤナギに似て、白い多数の花が、雪をかぶったように見えることからつけられました。

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撮影:2018年3月18日 京都市伏見区内にて

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撮影:2020年4月19日 京都市伏見区内にて

名称:ユキヤナギ(雪柳)
科:バラ科 シモツケ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉性低木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:3~4月
花色:白色
その他:


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オオカメノキ(大亀の木) [落葉樹]

日本、台湾、中国を原産地とするガマズミの仲間。北海道から九州までの湿った岩陰や針葉樹林内に自生する。関東地方では標高が比較的高い場所(1200m以上)に多く自生します。
 山地に生え、高さ3~6mになる落葉低木。枝先から散房花序をだし、小さな両性花をつけ、初夏に咲くアジサイに似た白い装飾花をつけて美しい。花には微かに甘い芳香があります。
枝は水平に伸びて、特長のある枝分かれを繰り返します。大形の葉は、丸みを帯び、葉脈が谷のように窪み、基部はハート形にくぼみます。縁は細かく裂ける重鋸歯(じゅうきょし)となります。果実は、8月頃赤くなりだし、熟すと黒くなります。
 名前の由来は、卵円形の大きな葉を亀の甲羅に見立てて、「大亀の木」とのことです。

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撮影:2018年3月29日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月14日 京都府立植物園にて

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「葉芽で万歳」花芽が顔に見えて、葉芽で万歳をしているように見えませんか?
撮影:2018年1月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年4月4日 京都府立植物園にて

名称:オオカメノキ(大亀の木)
科:スイカズラ科 ガマズミ属
園芸分類:
形態:落葉広葉低木
原産地(分布):日本、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:3~6m
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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ヒュウガミズキ(日向水木) [花木]

ヒュウガミズキは近畿地方(石川県から兵庫県)の日本海側の限られた地域の岩場に自生している落葉低木です。花は、葉が出るよりも早く3月下旬に2~3個の丸みのある黄白色の小花が花序になって、数多く下垂します。枝は細くたくさん分岐し、半球状の整った樹形になります。
本種に類似したものにも、イヨミズキなど地名を冠した名称のものがありますが、いずれも必ずしも原生地とは限りません。本種の名称も別名のヒメミズキが訛ったとの説があり、日向(宮崎県)には自生していないとのことです。
葉っぱは柔らかな印象で、新芽は赤く、それも綺麗です。

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撮影:2020年3月18日 京都府立植物園にて

名称:ヒュウガミズキ(日向水木)
科:マンサク科 トサミズキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):本州の福井県、京都府、兵庫県の北部
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:3月ごろ
花色:黄色
その他:その他の名前:ヒメミズキ


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ユキワリイチゲ (雪割一華) [山野草]

 ユキワリイチゲは本州西部から九州に分布する多年草となります。丘陵地帯の山際、道の側などに生育し、秋に葉を出し、3~4月に花を開いて初夏には地上部が枯れます。早春植物の1つであり、葉を展開している秋から春の期間に光を得ることが出来る立地に生育します。地下茎があり、群生します。
花の色は白く、淡い紫色を帯びています。花びらは8枚から12枚くらいです。ただし、花弁のように見えるのは萼片となります。
葉は根際から生える葉は3小葉からなり、小葉は三角状の卵形でミツバの葉に似ていて、裏面は紫色を帯びます。
茎につく葉は茎先に3枚が輪のようになって生えます(輪生)。
「雪割」は早春植物を意味し、「一華」は一茎に一輪の花を咲かせるという意味になります。

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撮影:2021年2月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月6日 京都府立植物園にて


名称:ユキワリイチゲ (雪割一華)
科: キンポウゲ科 イチリンソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州の滋賀県から九州にかけて分布
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~4月
花色:白、紫色
その他:


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ヒイラギナンテン(柊南天) [花木]

ヒイラギナンテンは、台湾、中国に分布する常緑性の低木です。
常緑で濃い緑色の葉、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。和名は葉がナンテンのように複葉で、ヒイラギのようにとげのあることや、果実のつき方がナンテンに似ることに由来しています。
葉っぱは革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になります。冬になると葉は赤く色づきます。春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせます。
花後には丸い果実がブドウのように房状になってたくさん付きます。果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹きます。
 ヒイラギナンテンの開花時、雌しべに触れると、その外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動く様子が観察できます。これは、花に昆虫が訪れると、自然に昆虫の体に花粉を付着させて、ほかの花へと運ばせるためのようです。

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撮影:2018年3月14日 京都府立植物園にて

名称:ヒイラギナンテン(柊南天)
科:メギ科 メギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑低木
原産地(分布):台湾、ヒマラヤ~中国
品種名:
草丈/樹高:1.5~2m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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ハクモクレン (白木蓮) [落葉樹]

葉の展開に先立って白い清楚な花を咲かせます。
花は白くて大形で、よい香りがします。
外見は花びらが9枚あるように見えますが、花弁は6枚、萼片が3枚となります。雄しべはたくさんあり、真ん中に雌しべが1本です。
花は日が当たると開き、夕方には閉じてしまいます。
よく似たものに辛夷(こぶし)がありますが、ハクモクレンは、花びらの幅が広く、厚みがあり、花は上向きに閉じたような形で咲き、全開しません。これが辛夷と違うところとなります。

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撮影:2018年3月17日 京都市伏見区にて

名称:ハクモクレン (白木蓮)
科:モクレン科 モクレン属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:5~15m
開花期:3~4月
花色:白色
その他:


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