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フジノカンアオイ(藤野寒葵) [山野草]

奄美大島に生育する固有種。花が他のカンアオイ類よりも大きく緑色。絶滅の危険が増大している種である絶滅危惧II類に指定されています。
葉は卵形または長卵形で長さ8~21cmの多年草。
先は鋭く尖り、基部は心形、表面には光沢があります。
花は3~4cm、萼筒は緑紫色を帯び、上部は多少くびれていまう。萼裂片は卵形で黄緑色、縁はあまりうねらないとありました。

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撮影:2018年2月28日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

◇花が咲いているのを見つけました
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撮影:2018年3月5日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:フジノカンアオイ(藤野寒葵)
科:ウマノスズクサ科 カンアオイ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):鹿児島県(奄美大島)
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:12~5月
花色:
その他:


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ローダンセマム [草花]

ローダンセマムの仲間は、北アフリカ、スペインに10~15種が分布する常緑性の多年草、または亜低木です。
自生地は主にモロッコやアルジェリアの山脈の岩場などで、現地ではモロッコデイジーと呼ばれています。
観賞用として主に栽培されるのは、花の中心が茶褐色のローダンセマム・ガヤヌム種、花が大きいローダンセマム・ホスマリエンセ種、そしてその両種の交雑種です。
どの種も本来は多年草ですが、高温多湿の日本の夏が苦手なため一年草として扱われることもあります。
姿はマーガレットによく似ていますが、氷点下になると傷んでしまうマーガレットに比べて低温に強く、-10℃程度まで戸外で育てることができます。
ローダンセマムの花期は3月~6月。
花期になると花茎を長く伸ばし、頂部に花径3~7㎝程度のマーガレットに似た愛らしい花を咲かせます。
花は中心部の筒状花と外周の舌状花から成り、美しいコントラストを見せてくれます。
花色は白、ピンク。
中心部分が茶褐色の品種と、黄色の品種があります。

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撮影:2018年2月28日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:ローダンセマム
科:キク科 ローダンセマム属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):北アフリカ、スペイン
品種名:
草丈/樹高:10~30cm
開花期:3月~6月
花色:白,ピンク,クリーム色
その他:


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タラノキ [落葉樹]

 タラノキは、全体に鋭いとげがあるのが特徴であり、かなり大きく成長しても幹の棘は残っています。
タラノキは、全身刺で武装しており葉にも鋭いとげがありますが、枝や幹にも刺があります。刺は生長しないので、幹が太くなるにつれて刺の密度は低くなりますが、痛いことには変わりありません。幹の直径が15cmを越えるほどに生長すると、さすがに刺は表皮と共にはがれて落ちてしまうようです。これほどの刺を作るのは大型の草食動物の食害を防止するための戦略ですが、このような重装備にもかかわらず、春の山菜好きの人間はものともせず、新芽を採取して回っています。昆虫に食べられないための独特の味付けが、天ぷらなどの調理法方を習得した人間には、なんともこたえられない美味となってしまっているようです。タラノキの新芽(タラの芽)は、春の山菜の王者とも呼ばれます。
 タラノキは8月頃、枝先に大きな花序をつけます。3~4回枝分かれした花茎の先端に球状(散形)の花序をつけます。分かれた枝の頂端のものは両性の花が付きますが、下のほうには雄花が付くことが多いので、果実が稔る頃には下の方の花序は花柄だけとなってしまいます。花弁は白色で3角形、長さ約2mm。果実は11月頃に黒紫色に熟し、直径は約3mm。果実が稔った状態は重みで垂れ下がってわかりにくいが、手にとって見ればウコギ科の特徴をよく示しています。
 種子は、土中で長期間休眠したままで生存し、伐採や山火事の直後から芽生えていち早く生長します。

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撮影:2023年3月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年2月24日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

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撮影:2019年5月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年9月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年10月3日 京都府立植物園にて

名称:タラノキ
科:ウコギ科 タラノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):日本全国、中国・樺太・東シベリア
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:8月頃
花色:白色
その他:


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