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アメリカハナノキ(ベニカエデ) [落葉樹]

秋の紅葉が美しいカエデ(Acer)の仲間です。
成木の樹皮は灰色で、幹はシンプルに直ぐ伸び、樹冠は卵型~紡錘をしています。 葉が開く前の4月に、雌雄異株の小さな赤い房状花を咲かせます。
葉は大きめで、表は明緑色(萌芽期)→濃緑→黄色→深紅色(秋)→落葉(冬)と変化し、 葉裏には毛が密生し白く見えます。
葉の形は心臓の形をしており3~5裂し葉縁に鋸歯があります。 葉は対生につきます。 公園樹や庭木、盆栽用に植栽されます。
日本のハナノキと類縁関係の深いカエデで、北アメリカ東部の五大湖地方からフロリダにかけて分布しています。
春、葉が芽吹く前に赤いユニークな花を下垂させるように咲かせます。

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撮影:2021年2月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月20日 京都府立植物園にて


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撮影:2020年2月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月19日 京都府立植物園にて

名称:アメリカハナノキ(ベニカエデ)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:耐寒性高木 落緑樹
原産地(分布):北アメリカ
品種名:
草丈/樹高:8m
開花期:4月
花色:
その他:


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トサミズキ(土佐水木) [花木]

トサミズキは葉に先立って、3月下旬から4月に、5~7個の丸みのある黄白色の小花が連なり花序になって下垂します。トサミズキは四国地方を原産とし、特に名前が示すように高知県内の山地の石灰岩地域に多く生育しています。
穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)で、垂れ下がるように花をつけ、花弁は5枚、萼片も5枚です。
雄しべは花弁と同じくらいかそれよりも長く、裂開する前の葯(雄しべの花粉を入れる袋)は暗い紅色をしています。
雌しべは2本で花弁より長く、蕾のときは花の外に出ています。
葉の特徴は幅の広い卵形で、互い違いに生えます(互生)。
葉には柄があってつけ根は心形、先はやや尖っています。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の裏面には毛が生えます。
 本種は葉が円形から広卵形で厚く、左右が非対称になり、また若い枝や葉柄に毛があることでほかの種(ヒュウガミズキ、イヨミズキなど)と区別できます。

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撮影:2022年3月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年3月12日 京都府立植物園にて


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撮影:2018年6月8日 京都府立植物園にて

名称:トサミズキ(土佐水木)
科:マンサク科 トサミズキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):四国
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:3月~4月
花色:黄色
その他:


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ゲンカイツツジ(玄海躑躅) [花木]

ゲンカイツツジ(玄海躑躅)は、中国地方、四国北部、九州北部い分布しているツツジ科の落葉低木で、原種は準絶滅危惧種に指定されていますが、園芸品種は多く栽培されています。
ツツジの仲間ではもっとも早くに開花するものの一つで、まだ肌寒い3月中、新葉の展開前に開花します。
葉は互生し革質で楕円形。先は尖り、ふちに長毛が散生します。
花は枝先につく数個の花芽から各1個の花が咲きます。萼は皿形で小さく、先は浅く5裂します。花冠は紅紫色で広ロート形で皿状に開き、径3~4cm。
カラムラサキツツジの変種で、岡山県以西の本州、九州北部、四国北部などの岩場に自生が見られるとのことです。
対馬諸島や朝鮮半島などにもあり、玄界灘を囲むように分布することからゲンカイツツジと命名されたようです。

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◇ゲンカイツツジ(白花)
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撮影:2018年3月15日 京都府立植物園にて

名称:ゲンカイツツジ(玄海躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:落葉性小低木
原産地(分布):中国地方、四国北部、九州北部、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:3~4月
花色:
その他:


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シャクナゲ(石楠花) [花木]

シャクナゲは常緑性の花木です。シャクナゲの原種が19世紀中期、プラントハンターによって中国から西欧にもたらされ、その花の美しさと豪華さで当時の人々を驚嘆させ、数多くの交配が行われてきました。これまで世界各地で5000を超す園芸品種が作出され、西洋では春を彩る花木として庭に欠かせない存在となっています。
赤、白、黄、ピンクなど変化に富んだ花色と、大きく豪華な花房は、ほかの植物を圧倒する美しさを誇ります。


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撮影:2018年3月8日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

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撮影:2023年7月10日 京都府立植物園にて

名称:シャクナゲ(石楠花)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑低木、高木
原産地(分布):ヨーロッパ、アジア、北アメリカ
品種名:
草丈/樹高:50cm~5m
開花期:4~5月
花色:白,赤,ピンク,オレンジ,黄,紫,茶
その他:


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リュウキュウサシアブミ(琉球武蔵鐙) [山野草]

リュウキュウムサシアブミは、学術的には本土産ムサシアブミと同一種とされており区別していないようです。しかし本土~九州の個体群は花(仏炎苞)の一部が黒紫色ですが、奄美大島~台湾の個体群は(内側の部分には黒縞があります)外見的にほぼ緑色となります。そのため園芸的には後者をリュウキュウムサシアブミと呼び別種扱いしていることが多いようです。
沖縄本島の自生地はごく限られた地域だけで、石灰岩地帯の疎林内に限局しています。自生地での個体数は少なくないとも言われています。

テンナンショウ属特有の肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)を出します。
花をつつむ仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は暗い紫色か緑白色です。
仏炎苞には白い縦の筋がたくさん入り、舷部(仏炎苞の蓋の部分)は袋状に巻き込み、先は前に突き出しています。
口辺部(仏炎苞の上部の脇)は張り出して耳のようになっています。

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撮影:2018年3月5日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:リュウキュウサシアブミ(琉球武蔵鐙)
科:サトイモ科 テンナンショウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):沖縄本島
品種名:
草丈/樹高:20~50cm
開花期:3~5月
花色: 紫、緑色
その他:雌雄異株


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リョクガクバイ(緑萼梅) [落葉樹]

緑萼梅(リョクガクバイ)はその栽培品種の1つで、日中友好の印として中国から各地に贈られたそうです。
葉は楕円形で、互い違いに生えます(互生)。
開花時期は3月から4月で、葉の展開に先立って花を咲かせます。
野梅系・青軸性の白い一重咲きの中大輪(花径25~30mm)となります。
萼(ガク)が黄緑色になるのが特徴です。
何か不思議な感じの花が神秘的にも映ります。

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撮影:2018年3月9日 京都府立植物園にて

◇こちらは普段見る普通の梅の花です。
 見比べると萼の色が全く違いますね。
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名称:リョクガクバイ(緑萼梅)
科:バラ科サクラ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:3~6m
開花期:3~4月
花色:白
その他:


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スイートピー [草花]

スイートピーはイタリア・シチリア島原産のつる性の一年草または宿根草で、巻きひげで絡みながら伸びていきます。
一般によく親しまれているのは春咲き品種ですが、ほかに夏咲き品種や冬咲き品種、また切り花に利用される高性品種とガーデン用の矮性品種があります。そのほか、6月から10月に咲く宿根性種もあります。
和名では、ジャコウエンドウ(麝香豌豆)やカオリエンドウ(香豌豆)、ジャコウレンリソウ(麝香連理草)などと呼ばれています。

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撮影:2018年3月6日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:スイートピー
科:マメ科 レンリソウ属
園芸分類: 草花
形態:一年草または宿根草
原産地(分布):イタリア・シチリア島
品種名:
草丈/樹高:15~300cm
開花期:4月下旬~6月中旬(春咲き品種)
花色: 白,赤,ピンク,紫,オレンジ,複色
その他:


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クロッカス [球根]

クロッカスが早春の日を受けて一斉に花開く様子は、まばゆいばかりで、春の訪れを感じさせてくれます。小さいながらも存在感があり、霜や凍結にも負けずに元気に咲くキュートな花は親しみもあり、古くから栽培されてきました。また、芝生の中に三々五々と植えると、いかにも自然な雰囲気を醸し出すことができ素敵な景色を醸し出します。
原種は80種ほどあり、園芸品種も多数育成されています。
クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれます。球根は直径4cmくらいの球茎で、根生葉は革質のさやに覆われていますが、細長く、花の終わった後によく伸びます。花はほとんど地上すれすれのところに咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがあります。
クロッカス(Crocus)は、ギリシャ語の「糸(croke)」からと言われ、めしべが糸状に長く伸びることに由来しているそうです。
また、神話上の青年の名前に由来する、との説もあるそうです。

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撮影:2022年3月9日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月9日 京都府立植物園にて

名称:クロッカス
科:アヤメ科 サフラン属
園芸分類:球根
形態:多年草
原産地(分布):地中海沿岸地方、小アジア
品種名:
草丈/樹高:5~10cm
開花期:2月~4月、秋咲き種は10月中旬~11月中旬
花色:黄,白,紫,複色
その他:別名 「花サフラン」


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ホトケノザ「コオニタビラコ(小鬼田平子)」 [山野草]

花は、花径5~6ミリの小さな黄色い花(頭花)で、舌状花の数は6~9枚で、先が5つに裂けます。
花は陽を受けて開きます。
根際から生える葉はロゼット状となり、地面を這って伸びます。、葉は羽状に裂け、先端の葉は亀甲状となり、その葉のつきかたが仏様の円座に似ていることからつけられた名前とも言われています。


タビラコ(田平子)の名もありますが、これはキュウリグサ(胡瓜草)の別名でもあるためコオニタビラコ(小鬼田平子)と呼ばれることが多いそうです。
「田平子」の名は、田に平らに張りつくように這うことからつけられました。
ほかにオニタビラコ(鬼田平子)という草もありますが、これはオニタビラコ属に分類され仲間が異なります。
春の七草の1つ「仏の座」は本種のことで若葉は食用になります。
しかし、今ではホトケノザ(仏の座)と言えばシソ科のサンガイグサ(三階草)を指すことが多い。

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撮影:2018年3月6日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:ホトケノザ「コオニタビラコ(小鬼田平子)」
科:キク科 ヤブタビラコ属
園芸分類:
形態:越年草
原産地(分布):本州から九州、朝鮮半島や中国
品種名:
草丈/樹高:5~25cm
開花期:3~5月
花色:
その他:


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ハコベラ(繁縷) [山野草]

野原などをはじめ、身近な家の周辺などでも普通に見られる越年草です。下部はよく分枝して地を這うように生育し、上部は斜上して高さ30cm程になります。花は4~5月で、白い2深裂した5枚の花弁を持つ小花をつけます。雄しべは5~10本、花柱か3裂します。
はこべらは古くは中国で薬草として用いられていたそうです。
止血、利尿作用、鎮痛作用、歯槽膿漏の予防薬としても使われていました。またはこべらを炒めた粉と塩を混ぜて歯磨き粉としても使っていたそうです。
可愛らしい花ですが歯磨き粉として使われていたのは意外です。

春の七草のひとつ
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撮影:2018年3月6日 京都府立植物園・「早春の草花展」にて

名称:ハコベラ(繁縷)
科:ナデシコ科 ハコベ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):日本(北海道~沖縄)、イギリス、ヨーロッパ中央部
品種名:
草丈/樹高:30cm
開花期:4~5月
花色:白色
その他:別名:ヒヨコグサ


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