SSブログ

コクサギ(小臭木) [落葉樹]

山野の林下や、沢沿いに普通に生えます。群生している場合、花の時期は、その香りで分かるとのことです。
コクサギは「小さな臭い木」であり、その名の通り、独特の臭気があります。
葉序が独特、互生ですが2対づつ左右に付きます。コクサギ型葉序と呼ばれるそうです。同様な葉序としてはサルスベリがあります。葉身は倒卵形で、全体に腺点があります。表面は光沢があり、縁は全縁です。
雌花は、4月に、黄緑色の花がさきます。前年枝の葉腋から、雌花は単生、雄花は総状花序が出ます。
花弁、萼片、子房はそれぞれ4個あり、雄しべは退化しています。
雄花は雄しべが4本付きます。
果実は2~4分果になります。一つづつは腎形。果皮は木質で、熟すと2裂し、その反動で黒い種子をはじき出します。

今回の撮影はどうやら雄花のようです

コクサギ-1(20180330).jpg コクサギ-2(20180330).jpg コクサギ-3(20180330).jpg コクサギ-4(20180330).jpg コクサギ-5(20180330).jpg コクサギ-6(20180330).jpg コクサギ-7(20180330).jpg
撮影:2018年3月18日 京都府立植物園にて

コクサギ-8(20190419).jpg コクサギ-9(20190419).jpg コクサギ-10(20190419).jpg
撮影:2019年4月19日 京都府立植物園にて

名称:コクサギ(小臭木)
科:ミカン科コクサギ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):本州、四国、九州。南朝鮮、中国東南部
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4月頃
花色:黄緑色
その他:


nice!(2)  コメント(0) 

ハヤトミツバツツジ (隼人三葉躑躅) [花木]

ハヤトミツバツツジはツツジ科ツツジ属のミツバツツジの一種となります。岩場などに自生していることから方言で「イワツツジ」とも呼ばれています。ハヤト(隼人)の名があるように鹿児島県固有種で、県の希少野生動植物に指定されており、自然自生株の採取は禁止されています。
 葉は丸みを帯びたひし形で先が尖り、枝の先端に3個が輪生状につき光沢があります。花は落葉期の2月下旬から3月に、新葉が出る前の葉がない枝先に咲き始め、ミツバツツジの中では最も早く開花します。花の直径は3~4㎝で、枝先に1~3個つきます。紅紫色花は、冬枯れの景色の中でひときわ目を引きます。

ハヤトミツバツツジ-1(20180324).jpg ハヤトミツバツツジ-2(20180324).jpg ハヤトミツバツツジ-3(20180324).jpg ハヤトミツバツツジ-4(20180324).jpg
撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

名称:ハヤトミツバツツジ (隼人三葉躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):鹿児島県
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:2~3月
花色:紅紫色
その他:


nice!(1)  コメント(0) 

エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅) [花木]

エゾムラサキツツジは、北東アジアに原産し、高さが1~2mになる半常緑低木で、日本では北海道に自生種が見られます。よく枝分かれし、その先端に直径2~3cmの紅紫色の花を数個集まってつけます。
花冠は漏斗形で、5個に深く裂けて平らに開きます。葉は枝先に集まってつき、楕円形~長楕円形で、先はとがらず縁はしばしば外側に巻きます。質は硬く、光沢があり、両面に鱗片毛が密生しています。
環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されているとのことです。

エゾムラサキツツジ-1(20180324).jpg エゾムラサキツツジ-2(20180324).jpg エゾムラサキツツジ-3(20180324).jpg
撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて

名称:エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:半常緑低木
原産地(分布):北海道の東部と北部 朝鮮半島の北部、中国の東北部、ウスリー地方
品種名:
草丈/樹高:1~3m
開花期:4~5月
花色:赤色、紫色
その他:


nice!(0)  コメント(0) 

ウチワノキ(団扇木) [落葉樹]

 1919年に韓国中北部で発見され、日本に持ち込まれたものは、1939年に小石川植物園で初めて開花したとことです。
葉は先端が尖った卵形で、全縁で対生です。2~4月頃、葉の展開前に白色~淡紅色の芳香がある花を数個下向きに咲かせます。花は4深裂して平開し、裂片の先端は浅く2裂です。果実は、扁平な円形の蒴果で、周囲に大型の翼があります。この翼が団扇の形に似ているところから、ウチワノキの名前が付いたとのことです。
雌雄異株です。
花の姿は レンギョウ や チョウセンレンギョウ にそっくりなことから、別名シロレンギョウとも呼ばれます。

ウチワノキ-11(20220323).jpg ウチワノキ-12(20220323).jpg ウチワノキ-13(20220323).jpg ウチワノキ-14(20220323).jpg ウチワノキ-15(20220323).jpg ウチワノキ-16(20220323).jpg
撮影:2022年3月23日 京都府立植物園にて

ウチワノキ-6(20190312).jpg ウチワノキ-7(20190312).jpg ウチワノキ-8(20190312).jpg ウチワノキ-9(20190312).jpg
撮影:2019年3月12日 京都府立植物園にて

ウチワノキ-1(20180324).jpg ウチワノキ-2(20180324).jpg ウチワノキ-3(20180324).jpg ウチワノキ-4(20180324).jpg
撮影:2018年3月24日 京都府立植物園にて


ウチワノキ-21(20220421).jpg ウチワノキ-22(20220421).jpg ウチワノキ-23(20220421).jpg ウチワノキ-24(20220421).jpg ウチワノキ-25(20220421).jpg ウチワノキ-26(20220421).jpg ウチワノキ-27(20220421).jpg
撮影:2022年4月21日 京都府立植物園にて

名称:ウチワノキ(団扇木)
科:モクセイ科 ウチワノキ属
園芸分類:
形態:落葉広葉低木
原産地(分布):朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:0.5~1m
開花期:2~4月
花色:白色
その他:別名 シロレンギョウ(白連翹)


nice!(0)  コメント(0)