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ユキワリイチゲ (雪割一華) [山野草]

 ユキワリイチゲは本州西部から九州に分布する多年草となります。丘陵地帯の山際、道の側などに生育し、秋に葉を出し、3~4月に花を開いて初夏には地上部が枯れます。早春植物の1つであり、葉を展開している秋から春の期間に光を得ることが出来る立地に生育します。地下茎があり、群生します。
花の色は白く、淡い紫色を帯びています。花びらは8枚から12枚くらいです。ただし、花弁のように見えるのは萼片となります。
葉は根際から生える葉は3小葉からなり、小葉は三角状の卵形でミツバの葉に似ていて、裏面は紫色を帯びます。
茎につく葉は茎先に3枚が輪のようになって生えます(輪生)。
「雪割」は早春植物を意味し、「一華」は一茎に一輪の花を咲かせるという意味になります。

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撮影:2021年2月22日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年3月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月6日 京都府立植物園にて


名称:ユキワリイチゲ (雪割一華)
科: キンポウゲ科 イチリンソウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):本州の滋賀県から九州にかけて分布
品種名:
草丈/樹高:
開花期:3~4月
花色:白、紫色
その他:


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ヒイラギナンテン(柊南天) [花木]

ヒイラギナンテンは、台湾、中国に分布する常緑性の低木です。
常緑で濃い緑色の葉、早春に長い花穂に多数つく黄色い花、初夏に熟す黒青色で粉を吹いた果実と、1年を通じて観賞できる植物です。和名は葉がナンテンのように複葉で、ヒイラギのようにとげのあることや、果実のつき方がナンテンに似ることに由来しています。
葉っぱは革質で厚みがあり、縁はぎざぎざになり、その先端がかたく針状になります。冬になると葉は赤く色づきます。春に茎の頂点から花茎を横から斜め下伸ばして小さな黄色い花をたくさん咲かせます。
花後には丸い果実がブドウのように房状になってたくさん付きます。果実は6月頃に黒紫色に熟し、表面は白い粉を吹きます。
 ヒイラギナンテンの開花時、雌しべに触れると、その外側にある6本の雄しべが雌しべの方向に動く様子が観察できます。これは、花に昆虫が訪れると、自然に昆虫の体に花粉を付着させて、ほかの花へと運ばせるためのようです。

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撮影:2018年3月14日 京都府立植物園にて

名称:ヒイラギナンテン(柊南天)
科:メギ科 メギ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑低木
原産地(分布):台湾、ヒマラヤ~中国
品種名:
草丈/樹高:1.5~2m
開花期:3~4月
花色:黄色
その他:


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