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ヒイラギ(柊) [常緑樹]

ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木となります。和名は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞である「疼く・疼ぐ」の連用形・「疼き・疼ぎ」をもって名詞としたことによるとのことです。
葉は対生し、革質で光沢があり、その形は楕円形から卵状長楕円形をしています。その縁には先が鋭い刺となった鋭鋸歯があります。ただし老樹になると葉の刺は次第に少なくなり、縁は丸くなってしまうそうです。
花期は11~12月であり、葉腋に白色の小花を密生させます。雌雄異株で、雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実します。花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香があり、大変良い香りがします。花冠は4深裂して、径5mm程度です。
花の後には直径1.5mm、実は長さ12~15mmほどの楕円形の果実ができ、翌年の初夏(5~7月)になると黒紫色に熟します。果実は水分を含み、先端が少しへこんでいます。果実の中には直径9mmほどの種子ができ、これを蒔けば比較的簡単に増やせますが、雌株の個体数は極めて少ないとのことです。

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撮影:2021年11月30日 京都市伏見区にて

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撮影:2017年11月12日 京都市伏見区にて

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撮影:2021年5月22日 京都市伏見区にて

名称:ヒイラギ(柊)
科:モクセイ科 モクセイ属
園芸分類:
形態:常緑小高木
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:4~8m
開花期:11~12月
花色:白色
その他:


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ヒロクチゴケ [シダ・コケ類]

畑の土上に散生している小型のコケで、本州から沖縄まで普通に見られます。明るい半日陰によく見られますが、とくに畑土が新しく露出したところに最初に旺盛に生えてくようです。
高さは3mm程度で、茎はあまり見えません。葉は長さ5mm前後で先はとがった卵状披針形。一本の中肋は葉の先まで伸び、半透明。胞子体は秋にでき、サクは丸くなります。

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撮影:2017年3月24日 自宅にて

名称:ヒロクチゴケ
科:ヒョウタンゴケ科 ツリガネゴケ属
園芸分類:
形態:蘚類
原産地(分布):本州、四国、九州、沖縄、小笠原 ・ 朝鮮半島、台湾、ベトナム、インド、ヨーロッパ、アフリカ
品種名:
草丈/樹高:3~5mm
開花期:
花色:
その他:


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オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃) [つる性]

実が可愛く、花より実を観賞します。成長しても背が低く、鉢植えに植えた場合はツルが鉢植えのフチから溢れて垂れるような感じで観賞します。
冷涼地の果樹で、暖地では成長が悪く、果実も本来の味になりません。したがって、冷涼地以外では観賞の域を出ません。
果実は酸味が強いので生で食べるのは無理なのでジャムにして食べます。


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撮影:2017年11月6日 京都府立植物園にて

名称:オオミノツルコケモモ(大実蔓苔桃) 
科:ツツジ科 スノキ属
園芸分類:果樹,庭木・花木
形態:低木、常緑性、つる性
原産地(分布):北アメリカ北部、東部
品種名:
草丈/樹高:20cm
開花期:
花色:
その他:別名、クランベリー


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ヤツデ(八手、八つ手) [花木]

ヤツデは代表的な陰樹で、午前中2時間程度しか日が当たらない日陰でも生育します。地際から数本の茎を伸ばし、葉は深い切れ込みがある大きな掌状葉で、光沢があり、その形はまるで天狗の羽うちわのようです。葉には長さ30~40cmの葉柄があります。11月から12月にかけて、枝先に白い放射状の丸い花序が集まった複合花序を出し、円錐状に咲く白い花は、花が少なくなる冬の庭にあって、ひときわ目立ちます。その後、実った果実は翌年5月に黒く成熟します。
 ヤツデは同じ花の受紛を避けるため、特別の仕組みを持っている植物として有名です。花は両性化(一つの花に雄シベと雌シベがある)ですが、普通の両性化(雄シベと雌シベが同時に熟し受粉)とは違うのです。ヤツデの花は開いたとき、花弁と雄シベが成熟して花粉がでますが、このとき雌シベは未熟のため昆虫がきて花粉を集めても受紛しません(雄性期)。中性期(無性期)の数日を経て、花弁と雄シベが落ちたのち、雌シベが成熟し(雌性期)他の花の花粉を付着した昆虫から花粉を受け取り受粉するのです。実に巧妙に雄シベと雌シベの成熟時期をずらして近親結婚を避けているのです。一見雄花と雌花が別々についているように見えますが、実は両性花なのです。植物の不思議さを感じますね。

そう、「八つ手」とはいうものの、ヤツデの葉は8つに裂けずに7つか9つに裂けることが多く、稀に5つ、あるいは11裂となるとのこと。いずれも奇数で偶数になることは無いようです。では何で、八つ手という名前なのかというと、8が「八」で末広がりで縁起がいいのでこの名前になったとか、あるいは単に「たくさん」の意味でヤツデとなったとも言われています。

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撮影:2019年11月23日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年12月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年2月3日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年10月29日 京都府立植物園にて

○「八つ手」とはいうものの、ヤツデの葉は8つに裂けずに7つか9つに裂けることが多くとありましたが、8つに裂けているものを発見
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撮影:2022年12月11日

名称:ヤツデ(八手、八つ手) 
科:ウコギ科 ヤツデ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑性低木
原産地(分布):本州(福島県以南)、四国、九州、沖縄
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:11月~12月
花色:白色
その他:



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サザンカ(山茶花) [常緑樹]

サザンカはツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。基本的な性質はツバキと似ていますが、以下の点で区別されます。新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつばらばらと散ります。ツバキは早春から春にかけて咲くのに対し、サザンカの野生種は10月から12月に白い花が開花し、晩秋の花として親しまれてきました。ツバキより耐寒性が弱く、四国、九州、沖縄と、本州では山口県に分布が見られます。
野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は、赤色や白色やピンクなど様々です。

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撮影:2017年11月6日 京都府立植物園にて

名称:サザンカ(山茶花)
科:ツバキ科 ツバキ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑性中高木
原産地(分布):本州の山口県、四国、九州、沖縄
品種名:
草丈/樹高:2~6m
開花期:10月~12月
花色:白,ピンク,赤,複色
その他:


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マユミ(真弓) [落葉樹]

マユミが属するニシキギ科のニシキギの名は、錦のような紅葉の美しさから名づけられました。その仲間のマユミも秋になると、茶色がかったオレンジ色に紅葉する、とても美しい落葉低木です。それにもまして美しいのが、朱色がかった赤色の四角い果実で、熟すと中から、紅オレンジ色の仮種皮(かしゅひ)に覆われたタネが現れ、落葉後も残ります。
木の質は緻密で、粘りがあり、古くはマユミの木で弓をつくったことから「真弓」と呼ばれるようになったといわれます。現在でも将棋の駒などの材料として利用されます。
なお、マユミは、雌雄異株とする情報と雌雄同株との説もあります。

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撮影:2022年5月4日 京都市伏見区にて

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撮影:2017年5月6日 自宅にて

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撮影:2017年11月10日 自宅にて


◇これは白実マユミの実です
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撮影:2017年11月10日 自宅にて



名称:マユミ(真弓)
科:ニシキギ科 ニシキギ属
園芸分類: 庭木・花木
形態:落葉低木
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、樺太、朝鮮半島
品種名:
草丈/樹高:3m
開花期:5~6月
花色:薄い緑
その他:


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アキグミ(秋茱萸) [落葉樹]

 アキグミは北海道南部から九州に分布する落葉低木で、林縁などに生育します。その名の通り、春に花が咲き、秋に稔る落葉性のグミです。果実は小さいですが、果実は食用となり、果実酒などに利用されます。アキグミの花は4月の終わりごろから5月にかけて咲かせます。花弁はなく、萼が花の形となっています。萼筒の長さは6~7mmで、先端は4つに分かれており、淡い橙色。果実は長さ6~8mmで小さく、10月から11月に紅色に熟します。

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撮影:2019年12月12日 京都府立植物園にて

名称:アキグミ(秋茱萸)
科:グミ科グミ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):ヒマラヤ山脈から日本にかけての東アジアに分布する。日本では、北海道の道央以南、本州、四国、九州など
品種名:
草丈/樹高:2~3m
開花期:4~6月
花色:白色
その他:


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シルバーロック [常緑樹]

チョウセンシラベとも呼ばれ、モミの仲間の園芸品種です。樹形は円錐形となります。針葉の表は鮮やかな緑色、裏は銀白色で、内側に反り返るため葉裏の銀白色が遠くからもよく目立ち、美しい品種です。

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撮影:2017年10月10日 京都府立植物園にて

名称:シルバーロック
科:マツ科 モミ属
園芸分類:
形態:耐寒性常緑針葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:3m
開花期:
花色:
その他:


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フユザクラ(冬桜) [落葉樹]

春と秋、年2回花を咲かせる桜。
ヤマザクラとマメザクラの雑種。葉が小形であるので小葉桜とも呼ばれます。
花は一重中輪の直径2.5cmほどで、咲きはじめは淡白紅色で、満開近くになると白色に変わります。10月頃から咲き始め、11~12月に一度ピークを迎えます。その後、ポツポツと数輪程度で咲き続け、春には小花柄(サクランボの軸)の長い春花となって咲きます。春の花は葉と同時に展開します。

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撮影:2020年10月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年11月9日 京都府立植物園にて

名称:フユザクラ(冬桜)
科:バラ科サクラ属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4月上旬、11~12月
花色:淡白紅色
その他:


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ジュウガツザクラ(十月桜) [落葉樹]

花が4月上旬頃と10月頃の年2回開花します。花は十数枚で、花弁の縁が薄く紅色になります。また萼筒が紅色でつぼ型です。春は開花期に新芽も見られ、春のほうが花は大きい。樹高は5m程。
エドヒガンの系列でコヒガンの園芸品種。

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撮影:2021年11月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年11月9日 京都府立植物園にて

名称:ジュウガツザクラ(十月桜)
科:バラ科サクラ属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:5m
開花期:4月と10月頃
花色:白色、薄ピンク
その他:


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