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ミズバショウ(水芭蕉) [水生生物]

湿地に自生し発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開きます。これが花に見えますが仏炎苞は葉の変形したものです。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序(かじょ)です。開花時期は低地では4~5月、高地では融雪後の5~7月にかけて。葉は花の後に出ます。根出状に出て立ち上がり、長さ80 cm、幅30 cmに達します。
和名の「バショウ」は、芭蕉布の材料に利用されているイトバショウの葉に似ていることに由来するとのこと。

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撮影:2022年4月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年4月29日 姫川源流にて

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撮影:2018年4月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月29日 京都府立植物園にて

名称:ミズバショウ(水芭蕉)
科:サトイモ科 ミズバショウ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:30~80cm
開花期:4~7月
花色:黄色
その他:


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カタクリ(片栗) [山野草]

早春に10cm程の花茎を伸ばし、薄紫から桃色の花を先端に一つ下向きに咲かせます。蕾をもった個体は芽が地上に出てから10日程で開花します。花茎の下部に通常2枚の葉があり、長楕円形の葉には暗紫色の模様があります(地域によっては模様がないものもある)。
種子が地中に入ってから平均8年目でようやく2枚の葉を出して開花します。
昔は、球根から”片栗粉”(かたくりこ)を採っていましたが、今は8割がじゃがいも、2割がさつまいものでんぷんからつくられているそうです。
「片栗」の本物の「片栗粉」は薬局で売っているそうです。 
 片栗粉は消化がよく上質なので漢方薬として病後の滋養用に使われ、江戸時代の本には「病人飲食が進みがたく至りて危篤の症になるとカタクリという葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ」と書かれたとも。
「片栗」の漢字は、食用にする根の鱗片が栗の片割れに似ていることからあてられたました。

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撮影:2017年4月29日 白馬五竜高山植物園にて

名称:カタクリ(片栗)
科:ユリ科カタクリ属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:10cm
開花期:4~6月
花色:桃色
その他:


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