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シャクチリソバ(赤地利蕎麦) [草本]

シャクチリソバは「赤地利蕎麦」と書き、茎の根元が赤いソバの意味です。インドやチベット高地原産のソバで、ヒマラヤソバという名前もあります。また、地下に黄赤色の根茎を残し越冬するため、シュッコンソバ(宿根蕎麦)の名称もあります。
 太く空洞の茎に三角形ないしハート (シンボル)形の葉をつけます。夏から秋にかけて5枚の萼片に分かれた白色の花を咲かせます。多年生であるため、冬は地上部が枯れますがが、宿根は残って翌年に新たな茎を叢生させます。
 種子はえぐ味が強く、他のソバ類のように食用することはできません。一方で若葉は食用にできることから、明治期には「野菜ソバ」の名称で宣伝されたこともあったとか。
葉と根茎を飲用すると解熱や腹下しを治す薬効があるほか、悪瘡毒腫(あくそうどくしゅ)にも効くということです。
 日本には明治時代に薬種として持ち込まれ、東京大学大学院理学系研究科附属植物園で栽培さ、その後、園外に飛散した種子が繁殖し、帰化植物として繁茂することとになったそうです。北海道は「北海道の外来種リスト」にシャクチリソバを挙げているとのことです。

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撮影:2020年10月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年10月1日 京都府立植物園にて

名称:シャクチリソバ(赤地利蕎麦)
科:タデ科ソバ属
園芸分類:穀物
形態:多年生草本
原産地(分布):ヒマラヤ原産
品種名:
草丈/樹高:50~10cm
開花期:秋
花色:白色
その他:


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