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アオモジ(青文字) [落葉樹]

 クスノキ科の木の中では、もっとも早く、3~4月に花を咲かせます。クロモジと同じ落葉低木で、木の香りがよいことから、爪楊枝などの細工に使われてきました。クロモジ、アオモジとも同じ時期に花を付けますが、クロモジが葉と同時に花を付けるのに対して、アオモジでは花の方が早いです。
広がった小枝に、葉に先立って淡黄色の花を房状につけます。白い総苞に包まれた花被片は6枚です。雌雄異株で雄花は大きく花数も多い。
 同じクスノキ科のクロモジ属クロモジに対し、枝が緑色を帯びているところからアオモジと呼ばれます。
撮影したのは雄株です。

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撮影:2019年3月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年2月27日 京都府立植物園にて

名称:アオモジ(青文字)
科:クスノキ科・ハマビワ属
園芸分類:
形態:落葉小高木
原産地(分布):九州西部から沖縄に分布し、本州西部、四国
品種名:
草丈/樹高:3~5m
開花期:3~4月
花色:淡黄色
その他:


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キンキマメザクラ (近畿豆桜) [花木]

キンキマメザクラは、愛らしい・・・早咲きの桜で、ソメイヨシノよりも早く咲き始めます。
関東周辺に多く「富士桜」とも呼ばれるマメザクラの変種とのことです。
見分け方は、マメザクラは萼片に鋸歯がありますが、このキンキマメザクラの萼片は細長く鋸歯がないとことです。
花の時期は3月下旬~5月上旬で、花弁は五枚一重で色は白から薄紅色。花は1~2cmと小ぶり。他種と違い花を下に向けて開かせます。


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撮影:2021年2月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月19日 京都府立植物園にて

名称:キンキマメザクラ (近畿豆桜)
科:バラ科 サクラ属
園芸分類:
形態:花木
原産地(分布):富山・石川・福井・長野・岐阜の各県および近畿・中国地方
品種名:
草丈/樹高:10m
開花期:3~5月
花色:白から薄紅色
その他:


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ハナネコノメ(花猫の目) [山野草]

山地の渓流沿いの岩場や湿り気のある林のふちに生える多年草です。地味な花が多いネコノメソウの仲間のなかで、ひときわ美しい花を咲かせることから、その名が付けられたとのことのようです。まっすぐにのびる茎の先に、直径5mmほどの小さな花を2~3個つけます。花びらはありませんが、白くまるみのある4枚の萼(がく)が花びらのように上を向いて開いていかにも花びらのように見えます。その内側からは、先端が紅色をした8本の雄しべが顔を出し、白と赤のコントラストがよく目立ちます。葉はまるみのある扇形で、長さは約5~8mm。色は暗い緑色で、ふちににぶい鋸歯(きょしがあります。花が終わると、根もとから茎を四方にのばしてふえていきます。茎にはまばらに毛が生えます。

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撮影:2020年3月21日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月8日 京都府立植物園にて

名称:ハナネコノメ(花猫の目)
科:ユキノシタ科 ネコノメソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):日本の本州(近畿地方と中国地方)、四国、九州に分布
品種名:
草丈/樹高:5~10cm
開花期:3~4月
花色:白色
その他:


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ナニワズ(難波津) [落葉樹]

 ナニワズは福井県・福島県以北の本州、北海道、南千島・樺太に生育する落葉小低木。
高さは50cmになり、全体に無毛で、太い枝がまばらに分枝します。葉は枝端に互生し、葉質は薄く、形は倒披針状長楕円形です。同属のオニシバリより一まわり大きい。オニシバリ同様、盛夏に落葉し、秋から新しい葉と翌春の花の蕾が生えます。
雌雄異株です。花期は3~5月ごろ、花は黄色で、枝先に束生状に多数つけ、小花柄は極めて短く、花に芳香があります。
花弁にみえるのは萼裂片です。
果実は液果で、はじめ緑色で、8~9月に赤橙色に熟します。

和名のナニワズ(難波津)の由来として、こんな説を唱える方もおられます。
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難波津の歌「難波津に咲くや此の花冬ごもり 今は春べと咲くや此の花」を挙げ、「咲くや此の花」は早春に咲くウメの花であることが定説となっているが、雪深い北国の人々が、雪残る早春に咲く本種に、春到来の感慨を表した「難波津」の歌を重ねあわして、いつしかナニワズ(難波津)となったのではないかと
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縦に長い日本ならではの面白い事例ですね。

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撮影:2021年2月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年3月8日 京都府立植物園にて

名称:ナニワズ(難波津)
科:ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
園芸分類:
形態:落葉小低木
原産地(分布):本州中部以北に分布
品種名:
草丈/樹高:50cm
開花期:3~5月
花色:黄色
その他:別名: ナツボウズ(夏坊主)


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