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イカリソウ(錨草、碇草) [草花]

イカリソウとその仲間には、特異な形の花だけでなく、葉にも独自の美しさがあります。主に平地から亜高山帯の落葉広葉樹の森林で見られますが、種類によっては草深い草原や石垣に生えることもあります。
イカリソウは高さ30~50cm、細い茎が株立ちになります。花はふつう赤紫色です。長い距(きょ)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。花茎は葉群の上に出るものと、下になるものがあり、個体差や地域差が見られます。
葉はカサカサとした紙質で裏面に毛があります。別名で「三枝九葉草」というとおり、葉は3つに枝分かれした先に3枚ずつつけます。

イカリソウの名前の由来は、船の錨(いかり)に似た淡紫色をした花をつけることからです。

距(きょ)とは、
「距」とはもともとニワトリの蹴爪(けづめ)のことですが、植物では花の後ろに突き出した中空の角状のものをいいます。花弁や萼が変化したもの。

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撮影:2019年2月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月2日 京都府立植物園にて

名称:イカリソウ(錨草、碇草)
科:メギ科 イカリソウ属
園芸分類:草花
形態:多年草
原産地(分布):日本(主に中部地方以北の本州)
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:白,ピンク,赤紫,黄
その他:


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