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キミノオトコヨウゾメ(黄実のオトコヨウゾメ) [花木]

北陸地方を除く本州から九州の雑木林に見られるガマズミの仲間。山地のやや視界が開けた場所に生えていることが多く、花、紅葉、赤い実と観賞価値が高い。
開花は4~6月。ピンク色を帯びた白花で、直径は6~9mmほど。枝先から放射状に伸びた花序にまとまって咲く。花冠が五つに裂けた合弁花で、萼片が五つある。
秋(9~11月)に熟す赤い果実は直径5~10mmほどで、長い間、木にぶらさがっている。苦味があるため生で食べるのは難しい。
オトコヨウゾメの、「男」はオトコヨモギやオトコゼリのように食用にならないことを意味し、そこにガマズミの地方名であるイヨゾメ、ヨソゾメ、ヨンゾメなどが合わさってオトコヨウゾメ、つまり食べられないガマズミとなった。
このオトコヨウゾメで黄色い実をつけるのが、キミノオトコヨウゾメとなる。


オトコヨウゾメ】←オトコヨウゾメについてはこちらでご確認ください。

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撮影:2022年4月15日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年10月13日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年6月3日 京都府立植物園にて

名称:キミノオトコヨウゾメ(黄実のオトコヨウゾメ)
科:スイカズラ科 ガマズミ属(レンプクソウ科とも言われます)
園芸分類:花木
形態:落葉低木
原産地(分布):日本固有種
品種名:
草丈/樹高:1~2m
開花期:4~6月
花色:
その他:


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マツカサススキ [水生植物]

湿地、休耕田、溜池畔などの日当たりのよい湿った場所に生育する大型の多年草。
葉は互生し、硬くて長い葉身で、茎葉の葉鞘は茎を包みます。
茎の先や上部の葉腋から花序の枝を出し、それが散房状に枝分かれし、 その先に10~20個の小穂が球状にかたまった花穂をつけます。 頂生する花序の下には3~5枚の苞葉がつきます。
小穂は4~6mmの楕円形で、はじめは緑色ですが、やがて 褐色となり、熟すと黒褐色を帯びます。
そう果は長さ約1mmの倒卵形で、上にくちばし状の突起があり、 淡褐色となります。

和名は、楕円形の小穂が10~20個集まって球状の頭花を作るのを松毬(かさ)に見立てたものです。

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撮影:2020年9月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月13日 京都府立植物園にて

名称:マツカサススキ
科:カヤツリグサ科 クロアブラガヤ属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):本州~九州 (日本固有種)
品種名:
草丈/樹高:80~180cm
開花期:8~10月
花色:
その他:


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ヘリオフィラ [草花]

細い茎が多数枝分かれして、小葉は線状で、繊細な草姿をしていますが、春から夏に咲く青系の花が可憐で美しい。花は1cm程度の小さなものですが、総状に多数咲き、花色は普通は輝青~紫青、ときに白や桃色もあります。そして、中心部に緑黄色の目があります。寄せ植えや群植などに適しています。

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撮影:2007年3月4日 京都府立植物園にて

名称:ヘリオフィラ
科:アブラナ科 ヘリオフィラ属
園芸分類:草花
形態:一年草
原産地(分布):南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:40~50cm
開花期:5~6月
花色:輝青~紫青色
その他:


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ヌマトラノオ(沼虎尾) [水生生物]

地中に地下茎を長く伸ばして繁殖し、本州~九州の湿地にふつう群生しています。
地下茎を長くのばしてふえ、茎の基部は赤みを帯びる。葉は互生し、倒披針状長楕円形で、先端は急に細くなって尖ります。茎の先に総状花序を直立し、白い小さな花を多数つけます。
和名のヌマトラノオは「沼虎の尾」の意で、湿地に生えるトラノオの意味となります。トラノオは同属のオカトラノオ(岡虎の尾)からきており、オカトラノオの尾状につく花序をトラの尾に見立てたことによります。ただし、ヌマトラノオの花序は、オカトラノオの花序のように下に垂れません。

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:ヌマトラノオ(沼虎尾)
科:サクラソウ科 オカトラノオ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、アジア東部の亜熱帯から温帯に広く分布
品種名:
草丈/樹高:40~70cm
開花期:7~8月
花色:白色
その他:


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ナガバミズアオイ (長葉水葵) [水生生物]

北米から南米にかけて分布する湿地性の水草、高さ60~150cmになる多年草多年草。
葉は根出する単葉で、長さ25cmほどの長いハート形で、全縁です。
高さ60cmほどの花茎の先に、長さ7~15cmの穂状花序をだし、青紫色の6弁花を多数つけます。
上側の1個の花弁に黄色い斑点がはいります。
果実は蒴果です。
寒さにやや弱く、戸外では消滅することが多いようです。

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:ナガバミズアオイ (長葉水葵)
科: ミズアオイ科 ポンテデリア属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):北アメリカ東部~アルゼンチン
品種名:
草丈/樹高:60~150㎝
開花期:6~10月
花色:青紫色
その他:


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ダンチク(暖竹、葮竹) [草本]

 ダンチクは関東地方以西の本州~南西諸島、台湾、中国、インドから地中海にまで分布する大型の多年草で高さ2~4mほどになります。
暖地の海岸域に生育。乾燥にもよく耐え、風にも強いとされ、海岸の風衝地に群生していることがあります。地下茎があって所々から地上茎を出します。
茎は竹のように中空であり、丈夫で竹と同様に利用されました。1年目の茎に付く葉は長くて60cmほどになり大きいですが、2年目の茎は枝分かれし、1年目のものに比べて小さな葉が密生。
花期は9~10月で、花序は長さ40~60cm、淡緑色に多少赤紫色を帯び光沢があり、密に枝を出して多数の小穂をつけます。

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撮影:2020年10月14日 京都府立植物園にて

名称:ダンチク(暖竹、葮竹)
科:イネ科 ダンチク属
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾、熱帯アジア、インド、地中海沿岸
品種名:
草丈/樹高:2~4m
開花期:9~10月
花色:淡緑色
その他:別名 ヨシタケ


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ジャノメクンショウギク(蛇の目勲章菊) [草花]

ジャノメクンショウギクは、南アフリカ原産のガザニアの園芸品種で、キク科ガザニア属の半耐寒性多年草です。
葉は披針形又は線形で、厚くて固そうに見えます。花形は勲章のようにくっきりし、花色は目が覚めるような鮮やかな色をしています。花は頭花で頂生します。花色は白や、黄色、橙色、赤などの暖色系です。花径は4cm程ですが、園芸品種では7~10cmになるものがあります。

名前の由来は、花芯としべの部分の色が濃く、蛇の目にたとえていますが、一方で勲章にも見えることから、両方の名をつけられています。

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撮影:2022年6月8日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年9月11日 京都府立植物園にて

名称:ジャノメクンショウギク(蛇の目勲章菊)
科:キク科 ガザニア属
園芸分類:草花
形態: 多年草 (宿根草)
原産地(分布):南アフリカ 原産の園芸種
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:5~10月
花色:赤・黄・桃色・白色
その他:別名・ガザニア


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コガマ(小蒲) [水生生物]

湖沼、溜池、水路、休耕田などで生育する多年草。ガマやヒメガマほど抽水状態を好まない。
高さ1~1.5m、葉はガマよりも細く幅5~8mm。
 ガマに似て、ガマより小さく、雄花穂と雌花穂が接しているのが特徴。茎は高さ1~1.5m。葉は長さ40~70㎝、幅4~9㎜、葉裏は凸面状、横断面は半円形。雄花穂は長さ2.7~9㎝。
花期はガマやヒメガマより1ヶ月程度遅い。花序は茎に頂生し、円柱形で下部に雌花序群(長さ6~10㎝)、上部に雄花序群(長さ5~10㎝)をつけます。花序群の長さはガマやヒメガマより短い。
○雌花序群と雄花序群の間は空かない
○雌花序群の下部が細くなっている
○花粉は黄色

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コガマ(小蒲)
科:ガマ科 ガマ属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、中国、台湾、ロシア、パプアニューギニア、ミャンマー、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:6~8月
花色:
その他:


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コオニビシ(小鬼菱) [水生生物]

ヒシの変種で、ヒシと同じくヒメビシとオニビシの雑種起源とされ、独立した集団を形成するものを指します。
湖沼、溜池、よどんだ水路など、中~富栄養な水域に生育する1年生の浮葉植物。水深2m以下の水域に生育します。
水に浮く葉と、水の中の葉では全く形が異なります。水中葉は糸状に羽状深裂して根のように見えます。浮葉は葉柄が紡錘状に膨らんで浮き袋となり、葉身は広菱形で先縁に鋸歯があります。ヒシと似ていますが、ヒシの実は棘が 2個、本種は棘が 4個突き出るので分かります。
花弁は白色で4枚。雄しべ4、雌しべ1。

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コオニビシ(小鬼菱)
科:ミソハギ科 ヒシ属
園芸分類:水草
形態:1年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州 ・ 東アジア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~9月
花色:白色
その他:


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オモダカ(面高) [水生植物]

水田や休耕田、用水路、溜池などに生育する抽水性の多年草。
葉は根生し、長い柄があり、葉身は矢尻形で、長さ7~30cm。
葉身の頂裂片は狭三角形~卵形、側裂片は頂裂片より長く、先端は鋭く尖ります。
花茎は高さ20~100cmで直立し、花序は花茎に3~5輪生し、花茎上部には雄花、下部には雌花がつき1日花を咲かせます。
果実は痩果が集まった集合果で、痩果は長さ3~6mm、残存した花柱が嘴状にとがり、周囲には広い翼があって、水に浮く構造となります。
秋になると、地中に数本~多数の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬をします。

中国原産で平安時代に渡来。
名前の由来は、葉っぱが人面のように見え、かつ、葉っぱの面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」と。


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撮影:2021年10月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:オモダカ(面高)
科:オモダカ科 オモダカ属
園芸分類:山野草,水生植物
形態:多年草
原産地(分布):日本を含む東アジアから東南アジア、西アジア
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:8~9月
花色:白色
その他:その他の名前:ハナグワイ、勝ち草、トリノアシ


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