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アサギリソウ(朝霧草) [山野草]

アサギリソウは、日本、サハリンに分布するキク科ヨモギ属の多年草です。
日本では北海道から東北、北陸以北の地域に分布しており、高山や海岸の岩場などに自生が見られます。
全体に白い毛で覆われ、きらきらと光に反射する銀緑色の葉が美しく、どちらかというと花よりも草姿や風情を楽しむ植物です。
アサギリソウはシルバーリーフが美しいリーフプランツです。
葉は長さ4~5㎝程度の羽状複葉で深い切れ込み持ち細裂します。
葉茎には細かい絹毛が密生しているため、全体がシルバーグリーンに染まります。
枯れた茎の根元から芽を出して次々と四方に新しい茎を伸ばします。やがて茎は立ち上がり、横に倒れて先端から花芽を伸ばし、夏にヨモギに似た小さな花を咲かせます。

「アサギリソウ」の名前は、この美しい草姿が朝霧が煙っているように見えることに由来しています。

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撮影:2020年10月5日 京都府立植物園にて

名称:アサギリソウ(朝霧草)
科:キク科 ヨモギ属
園芸分類:山野草
形態:多年草
原産地(分布):北陸以北~北海道、樺太、千島
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:8~9月上旬
花色:黄緑色
その他:


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オキムム・ラビアツス [花木]

アフリカ南部原産の多年草扱いされる低木です。葉に芳香があり、草姿もどことなく似ていることからピンクセージの別名がありますが、セージの仲間ではありません。
花は淡い紫色~ピンク色の唇形花で、花冠が大きく反ります。
茎には稜があり、よく枝分かれし、茎や葉には細かい毛が密にはえます。葉の縁には鋸歯があります。
果実は分果です。

冬になると地上部が枯れますが、根は活動を続けるため水を吸い上げ、気温が氷点下になると茎内部の水が凍って茎の周りに「氷の花」が出来ます。同じシソ科の「シモバシラ」、も同様の現象が見られます。

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撮影:2020年10月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年1月8日 京都府立植物園にて

名称:オキムム・ラビアツス
科: シソ科 メボウキ属
園芸分類:
形態:常緑~半落葉低木(多年草扱い)
原産地(分布):アフリカ南部
品種名:
草丈/樹高:30~150cm
開花期:8~11月
花色:ピンク色
その他:別名:オルトシフォン・ラビアツス、ピンクセージ


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