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コガマ(小蒲) [水生生物]

湖沼、溜池、水路、休耕田などで生育する多年草。ガマやヒメガマほど抽水状態を好まない。
高さ1~1.5m、葉はガマよりも細く幅5~8mm。
 ガマに似て、ガマより小さく、雄花穂と雌花穂が接しているのが特徴。茎は高さ1~1.5m。葉は長さ40~70㎝、幅4~9㎜、葉裏は凸面状、横断面は半円形。雄花穂は長さ2.7~9㎝。
花期はガマやヒメガマより1ヶ月程度遅い。花序は茎に頂生し、円柱形で下部に雌花序群(長さ6~10㎝)、上部に雄花序群(長さ5~10㎝)をつけます。花序群の長さはガマやヒメガマより短い。
○雌花序群と雄花序群の間は空かない
○雌花序群の下部が細くなっている
○花粉は黄色

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コガマ(小蒲)
科:ガマ科 ガマ属
園芸分類:水性植物
形態:多年草
原産地(分布):在来種 本州、四国、九州、中国、台湾、ロシア、パプアニューギニア、ミャンマー、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド
品種名:
草丈/樹高:1~1.5m
開花期:6~8月
花色:
その他:


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コオニビシ(小鬼菱) [水生生物]

ヒシの変種で、ヒシと同じくヒメビシとオニビシの雑種起源とされ、独立した集団を形成するものを指します。
湖沼、溜池、よどんだ水路など、中~富栄養な水域に生育する1年生の浮葉植物。水深2m以下の水域に生育します。
水に浮く葉と、水の中の葉では全く形が異なります。水中葉は糸状に羽状深裂して根のように見えます。浮葉は葉柄が紡錘状に膨らんで浮き袋となり、葉身は広菱形で先縁に鋸歯があります。ヒシと似ていますが、ヒシの実は棘が 2個、本種は棘が 4個突き出るので分かります。
花弁は白色で4枚。雄しべ4、雌しべ1。

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:コオニビシ(小鬼菱)
科:ミソハギ科 ヒシ属
園芸分類:水草
形態:1年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州 ・ 東アジア
品種名:
草丈/樹高:
開花期:7~9月
花色:白色
その他:


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オモダカ(面高) [水生植物]

水田や休耕田、用水路、溜池などに生育する抽水性の多年草。
葉は根生し、長い柄があり、葉身は矢尻形で、長さ7~30cm。
葉身の頂裂片は狭三角形~卵形、側裂片は頂裂片より長く、先端は鋭く尖ります。
花茎は高さ20~100cmで直立し、花序は花茎に3~5輪生し、花茎上部には雄花、下部には雌花がつき1日花を咲かせます。
果実は痩果が集まった集合果で、痩果は長さ3~6mm、残存した花柱が嘴状にとがり、周囲には広い翼があって、水に浮く構造となります。
秋になると、地中に数本~多数の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬をします。

中国原産で平安時代に渡来。
名前の由来は、葉っぱが人面のように見え、かつ、葉っぱの面に葉脈が高く隆起しているところから「面高」と。


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撮影:2021年10月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年9月8日 京都府立植物園にて

名称:オモダカ(面高)
科:オモダカ科 オモダカ属
園芸分類:山野草,水生植物
形態:多年草
原産地(分布):日本を含む東アジアから東南アジア、西アジア
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:8~9月
花色:白色
その他:その他の名前:ハナグワイ、勝ち草、トリノアシ


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