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ブルグマンシア(エンジェルストランペット) [花木]

 原産地は南アメリカでナス科ブルグマンシア属の低木です。樹高は3mほどになります。ただし、植物体全体にアルカロイドを含む毒があり、扱いに注意が必要です。
葉は長さ25㎝程度で長楕円形。花は長さが20~30㎝のトランペット形の大きな花を下向きに咲かせます。花色は白色のほか、黄色、ピンクやオレンジの種類もあります。花は夕方に開き始め、夜間を中心に強い芳香を発します。開花期は5~11月で木全体に一斉に咲き、年4~5回程度繰り返します。
 ブルグマンシアは以前ダチュラと呼ばれていましたが、最近は草本性で1年で枯れてしまうタイプをダチュラ、木本性で長年にわたり生育を続けるタイプは別にブルグマンシアとして分類されています。

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撮影:2017年7月3日 京都府立植物園にて

名称:ブルグマンシア(エンジェルストランペット)
科:ナス科 ブルグマンシア属
園芸分類:
形態:低木
原産地(分布):南アメリカ
品種名:ゴールデン リープ
草丈/樹高:1~3m
開花期:5~11月
花色:白色のほか、黄色、ピンクやオレンジ
その他:別名:キダチチョウセンアサガオ、オオバナチョウセンアサガオ、エンジェルストランペット


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シダ類各種 [シダ類]

【シダ類各種】


■イワデンダ科:
 ◇コウヤワラビ(高野蕨)
 ◇クサソテツ(草蘇鉄)
 ◇ニシキシダ(錦羊歯)
 ◇ノコギリシダ(鋸羊歯)
 ◇ヘラシダ(箆羊歯)
 ◇ヤマイヌワラビ(山犬蕨)

■ウラボシ科:
 ◇クリハラン
 ◇ノキシノブ(軒忍)
 ◇ヒトツバ(烏帽子丸)
 ◇ヒトツバ(羽衣)
 ◇ヒトツバ(獅子)
 ◇ヒトツバ(矢羽根)
 ◇モミジヒトツバ

■オシダ科:
 ◇イノデ(猪手)
 ◇イワヘゴ
 ◇コバノカナワラビ(小葉金蕨)
 ◇ナガサキシダ(長崎羊歯) 
 ◇ヤブソテツ(薮蘇鉄)
 ◇リョウメンシダ(両面羊歯) 

■シシガシラ科:
 ◇コモチシダ(子持ち羊歯))

■シノブ科:
 ◇トキワシノブ

■タマシダ科
 ◇タマシダ(玉羊歯)

■ナナバケシダ科科
 ◇ナナバケシダ(七化け羊歯)

■ハナヤスリ科:
 ◇オオハナワラビ(大花蕨) 
 ◇モトマチハナワラビ 


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ナナバケシダ(七化け羊歯) [シダ類]

山地、低地の谷沿い等湿った所に生育する常緑の多年生シダ。根茎は太く短く、塊状となり、葉を叢生し、麟片をつけます。 麟片は披針形、褐色でやや硬く、淡色で崩れやすい片縁部があります。
葉は胞子嚢葉と栄養葉の二形あり、葉柄は長さ20~50cmでほとんど基部付近まで広い翼があります。 胞子葉は裂片の幅がやや狭い。胞子嚢群は主脈近くにつき、主側脈間に2列あり、包膜は楕円形。
和名のナナバケ(七化け)の由来は、葉の形が多数あることからつけられています。

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撮影:2020年10月24日 京都府立植物園にて

名称:ナナバケシダ(七化け羊歯)
科:ナナバケシダ科 ナナバケシダ属
園芸分類:シダ植物
形態:常緑
原産地(分布):日本(鹿児島(沖永良部島)~沖縄)、台湾、中国南部、インドなど
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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ヤマイヌワラビ(山犬蕨) [シダ類]

北海道~九州の山地のやや湿った所に生えます。葉柄はやや紫色を帯び、基部鱗片は褐色~茶色の披針形で全縁。葉身は2回羽状複葉。最下部羽片の下側第1小羽片が著しく小さくなります。羽片は無柄か短い柄がつき、小羽片はやや鋭頭で前側の耳垂は小さい。裂片は長楕円形、円頭で、不規則な鋸歯があります。ソーラスは中肋寄りにつき、包膜は三日月形、馬蹄形、鉤形が混ざります。

生育環境:丘陵~山地、里山の湿った林縁や林床など。

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撮影:2020年10月25日 京都府立植物園にて

名称:ヤマイヌワラビ(山犬蕨)
科:イワデンダ科 メシダ属  
園芸分類:シダ植物
形態:常緑性
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、屋久島 ・ 朝鮮半島、台湾、中国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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タマシダ(玉羊歯) [シダ類]

 タマシダは伊豆半島以西の本州、四国、九州に分布する常緑性のシダ植物。
茎はごく短く、ほぼ直立して、多数の葉をつけます。茎からは針金のような根とともに、細い匍匐茎を出し、新しい芽をつけ、大きな群落になります。また、匍匐茎には球状の固まりをところどころに着け、これは水を蓄えるためのものと考えられ、玉羊歯の名もこれによるものとのことです。
葉は細長く、普通は30~40cm、長いものは80cmにも達します。地上のものでは葉はやや立ち上がり、樹上についたものでは、葉は垂れ下がる。葉は一回羽状複葉で、主軸の左右に細長い楕円形の小葉を数十対、時には百対もつけます。胞子のう群は小葉の裏側、主脈と葉縁との間に並びます。
主に海岸近くの日当たりのよい場所に生育。 海岸付近の乾いた斜面や、岩の上、場合によっては樹上に着生します。

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撮影:2020年10月24日 京都府立植物園にて

名称:タマシダ(玉羊歯)
科:タマシダ科(ツルシダ科) タマシダ属
園芸分類:シダ植物
形態:常緑性
原産地(分布):本州の伊豆半島から九州、小笠原諸島、南西諸島、中国や台湾、東南アジア、ポリネシア、アフリカ等
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:



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モミジヒトツバ(紅葉一ツ葉) [シダ類]

「ヒトツバ」は単葉性のシダですが、これはモミジの名のように基本5裂に大きく分岐した葉が特徴的です。
大きな切れ込みの入った葉は、厚く、毛もあります。葉裏を見ると、すごい数の胞子嚢(ほうしのう=胞子が入っている袋)がびっしり並んでいます。
同じヒトツバ属の「イワオモダカ」に近い種類です。
生育場所な、海岸の岩上や樹上に着生

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撮影:2020年10月24日 京都府立植物園にて

名称:モミジヒトツバ(紅葉一ツ葉)
科:ウラボシ科 ヒトツバ属
園芸分類:シダ類
形態:常緑多年草 草本
原産地(分布):日本,朝鮮,支那,台湾,インドシナ
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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ミゾソバ(溝蕎麦) [山野草]

 ミゾソバは北海道~九州の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年生草本。やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多い。根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作ります。
花は、8~10月にかけて咲き、中心部は色が薄く、花弁の先端は淡い紅色。花の色や濃さには様々な物があり、ほとんど白色に見える物から全体が淡紅色の物まであり、直径 4~7mm ほどです。
 ミゾソバの花は花弁に見える部分は萼であり、花弁はありません。これはタデ科植物の特徴の1つ。
 和名は溝に成育し、葉がソバに似ているからとの意味。別名の「うしのひたい」は、葉の形が牛の顔に似ているからです。

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撮影:2021年10月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月3日 京都府立植物園にて

名称:ミゾソバ(溝蕎麦)
科:タデ科 イヌタデ属
園芸分類:草本
形態:1年草
原産地(分布):東アジア(日本、朝鮮半島、中国)
品種名:
草丈/樹高: 30~100cm
開花期:8~10月
花色:紅紫色
その他:別名「うしのひたい」


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センボンヤリ(千本槍) [山野草]

日本全土の山地や丘陵の日当たりのよい草地などに生えます。春の花は丈が低く、秋の閉鎖花の半分以下の高さ。
春型の花茎は高さ10cmくらいになり、4~6月頃、径1.5cmの頭花をつけます。春型の頭花には、縁1列に舌状花がつき、中央には筒状花が付きます。筒状花はめしべとおしべを備える両性花で、舌状花はめしべだけが機能する雌花。花の色は白から赤紫で、ムラサキタンポポの別名はこの春花に由来します。
秋型の花茎は高さ30~60cmになって林立し、小さいながら千本槍の様相を見せます。花茎には線形の小葉が多数つきます。秋型の頭花は、自家受粉する閉鎖花で筒状花のみからなります。総苞は筒状で長さ15mm程度。果実は痩果となり長さ6mm、冠毛は褐色になり、長さは11mm。春と秋では、秋の花のほうが花の数、種子の数ともに多い。



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撮影:2020年11月27日 京都府立植物園にて

名称:センボンヤリ(千本槍)
科:キク科 センボンヤリ属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):北海道、本州、四国、九州、南千島、サハリン、シベリア、朝鮮半島、中国大陸
品種名:
草丈/樹高:春 5~20㎝  秋 30~60cm
開花期:春4~6月 秋9~11月
花色:
その他:別名 ムラサキタンポポ


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コンギク(紺菊) [草花]

コンギク(紺菊)は、ノコンギクの選別品種で、舌状花は青紫色~紅紫色で古くから観賞用に栽培されています(園芸種)。舌状花は青紫色~紅紫色。
秋に根元に冬至芽をつくり、それが早春に成長して株を作ります。 盛んに枝分かれし、枝先に直径2~3cmの頭花をつけます。 舌状花は青紫色~紅紫色で、筒状花は黄色であり、 花弁は重なり合いません。 総苞は半球形です。
そう果は扁平な長楕円形で、刷毛状の冠毛があります。

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撮影:2020年11月12日 京都府立植物園にて

名称:コンギク(紺菊)
科:キク科 シオン属
園芸分類:野に咲く花
形態:多年草
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:8~11月
花色:青紫色~紅紫色
その他:


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ヤブマメ(薮豆) [つる性]

 ヤブマメは北海道から九州、朝鮮から中国に見られるツル性の一年生草本。林縁や草原などに生育。
9~10月にかけて花を咲かせ、実をつけますが、地中にも閉鎖花を付けます。茎の一部から地中に枝が伸び、土の中で果実を稔らせます。この果実の中には種子は1つしかなく、地上部に形成される種子よりも大きい。地上部の種子は有性生殖であるので多様な性質を持っており、新たな場所へと散布されます。
地下に形成した種子は、単為生殖であるので自らと同じ遺伝子を持っており、まずは来年への存続を確保するという戦略。このような戦略は、来年もヤブマメが生育可能な立地条件であることによります。
この植物は、地上に普通の花(開放花)と閉鎖花を、さらに地中に閉鎖花という3種類の花を咲かせます。生き残るためのすごい戦略ですね。

地中につく閉鎖花は、大きな豆で、種子散布は行われません。この種子は親とほぼ同じ遺伝子を持ち、同じ場所での繁栄はまず間違いないのです。
しかも豆も大きくて栄養分がたっぷりですので、強い競争力をもっているといえます。
他方、地上の豆果は、熟すと弾けて、3~4mは種子をはじき出します。つまり分布域を広げるという役割を持っています。実際こちらの種子は硬く、乾燥にも強いので、新天地を求めるのに適しています。
さらに、このとき親と同じ遺伝子を持つものと、そうではないものの両方があって、様々な状況に対応できるという戦略なのです。

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撮影:2020年11月16日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年11月17日 京都府立植物園にて

名称:ヤブマメ(薮豆)
科:マメ科 ヤブマメ属
園芸分類:野に咲く花
形態:一年生草本
原産地(分布):本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア、インド、ネパール、ベトナム
品種名:
草丈/樹高:つる性
開花期:9~10月
花色:白色で、旗弁が淡紫色
その他:


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