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マツバウンラン(松葉海蘭) [山野草]

アメリカ原産。1941年に京都市で初めて採集されたとのことです。現在では北関東、北陸地方以西に普通に見られるようです。
茎は細く、基部で分岐して高さ50cmほどになり、基部から走出枝を伸ばして分株をつくります。
葉は線形で先が尖り、茎に下部では向かい合って生える(対生)か、3~4枚が輪生するようです。茎の上部では、疎らに互い違いに生えまする(互生)。
花は茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、唇形をした青紫色の小さな花をつけます。
和名の由来は、花が海蘭(ウンラン)に似て、葉が「松葉」のように細いことからきています。

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撮影:2017年5月3日 京都市伏見区内にて

名称:マツバウンラン(松葉海蘭)
科:オオバコ科 マツバウンラン属
園芸分類:
形態:越年草
原産地(分布):北アメリカ原産の帰化植物
品種名:
草丈/樹高:20~60cm
開花期:4~6月
花色:紫色
その他:


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エビネ [山野草]

エビネの仲間には春咲き種と夏咲き種があり、春咲きエビネの代表がエビネで、ジエビネとも呼ばれています。かつては各地の低山に普通に見られた常緑のラン科の植物で、落葉広葉樹林の落ち葉が厚く積もった場所に生え、群生していました。
春に株の中心から1~3本の花茎が立ちあがり、茶で唇弁は白の花、まれに緑や赤、薄黄色と唇弁が桃色や薄黄色のコンビの花を、10~30輪ほど穂になって咲かせます。地下には球根のような偽鱗茎(バルブ)というものが10個前後連なっていて、エビの背のように見えることから、エビネと呼ばれます。

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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年4月25日 自宅にて

名称:エビネ
科:ラン科 エビネ属(カランセ属)
園芸分類:ラン,山野草,草花
形態:常緑性多年草
原産地(分布):日本、朝鮮半島南部、中国東部から南部
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:白,ピンク,赤,オレンジ,黄,緑,紫,茶,黒,複色
その他:


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キリシマツツジ(霧島躑躅) [常緑樹]

九州に自生するヤマツツジ(山躑躅)とミヤマキリシマ(深山霧島)との交配種だと言われています。江戸時代の寛永年間(1624~1644)に、薩摩で作りだされたようです。
枝先に2~3輪の花をつけ、花径は2~3cmで、花の色は紅色ないし白です。
雄しべは5本で、萼片は長い楕円形で小さいのが特徴となります。
葉は広い楕円形で、長さは2センチくらいと小さく、葉の縁には毛があり、互い違いに生えます(互生)。


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撮影:2017年4月22日 

名称:キリシマツツジ(霧島躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:50~200cm
開花期:4~5月
花色:赤色
その他:


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フジ(藤) [つる性]

マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲きます。豆果は秋に暗褐色に熟します。
直射日光の差す場所を好む、好日性植物で、花はうすい紫色で、藤色の色名はこれに由来します。
蔓はとても強く、古墳時代の巨大な石棺も、木ぞりに載せてこの藤縄で運んだと言われています。
園芸品種も多く、棚作りなどにして観賞します。

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撮影:2017年4月22日 

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撮影:2019年9月13日 京都府立植物園にて

◇多重形成層(植物園の資料より)
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撮影:2019年2月19日 京都府立植物園にて

名称:フジ(藤)
科:マメ科 フジ属
園芸分類:
形態:落葉つる性低木
原産地(分布):日本原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:紫色など
その他:


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オリーブ [常緑樹]

オリーブは初夏に白や黄白色の4枚の花びらを持つ花を咲かせ、10月~11月頃に実が完熟して黒褐色になり、果実はオイルやピクルスなどに利用されます。
果実は油分を多く含み、主要な食用油の一つであるオリーブ・オイルの原料です。
オリーブオイルやオリーブのピクルスなど、家庭の食卓でも日常的に利用するようになっているオリーブですが、植物としてのオリーブの魅力は何といっても樹形と葉の形です。「平和の象徴」としてハトが葉を口にくわえているデザインはラッキーモチーフなどで見たことがあるのではないでしょうか。あの葉がオリーブです。オリーブグリーンと言われる色もありますが、ほかの植物にはなかなかないような葉色や、スモーキーで乾いた感じの枝や幹の色など、様々な魅力があります。


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撮影:2021年10月24日 京都市伏見区にて

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撮影:2017年5月9日 京都市伏見区にて

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撮影:2020年4月24日 京都市伏見区にて

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撮影:2017年12月15日 京都市伏見区にて

名称:オリーブ
科:モクセイ科 オリーブ属
園芸分類:果樹
形態:常緑性高木
原産地(分布):地中海地方、中近東、北アフリカ
品種名:
草丈/樹高:
開花期:5~6月
花色:黄白色
その他:


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コモチシダ(子持ち羊歯) [シダ・コケ類]

大柄で厚みのある葉をつけるシダで常緑性の多年草です。
根茎は太くて短く、多少横に這い、その表面は大きな鱗片で覆われ、鱗片は長さ3cm程になり、明るい褐色で光沢があります。
葉が古くなると、葉の表面に無性芽を形成しその表面のあちこちから無性芽が出て、小さな葉を広げます。子持ちシダの名は、この芽を子供に見立てたものです。



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撮影:2018年7月27日 京都府立植物園にて

名称:コモチシダ(子持ち羊歯)
科:シシガシラ科 コモチシダ属
園芸分類:
形態:常緑性多年草
原産地(分布):東北地方南部以南の本州から四国、九州、琉球諸島、小笠原諸島に分布し、ヒマラヤから中国、台湾、フィリピン
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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スノードロップ [草花]

スノードロップは可憐な草姿に白い下向きの花を1輪咲かせ、春を告げる花です。
冬の終わりから春先にかけ花を咲かせ、6月ごろに茎葉が枯れて休眠します。夏も土壌が乾きすぎない落葉樹の下や、ロックガーデンなどでの栽培が向いており、球根を掘り上げずに夏越しさせます。
花は白で、3枚ずつの長い外花被と短い内花被を持つ六弁花。いくつかの種では内花被に緑色の斑点があります。
撮影したのは、英名「ジャイアント・スノードロップ」と呼ばれるガランサス・エルウェシーと思われます。

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撮影:2022年12月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月13日 京都府立植物園にて


名称:スノードロップ
科:ヒガンバナ科 マツユキソウ属(ガランサス属)
園芸分類:球根,草花
形態:多年草
原産地(分布):東ヨーロッパ
品種名:
草丈/樹高:5~30cm
開花期:2月~3月
花色:白+緑(緑は斑点)
その他:


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イノデ(猪手) [シダ・コケ類]

 イノデは本州から九州、朝鮮・中国に分布する常緑のシダ植物。常緑広葉樹林域の谷筋などに生育します。
 葉は2回羽状で、下部の羽片は下向きに付くので葉全体としては下部に至るほど細くなりますが、羽片の長さはあまり中部と変わりません。葉柄基部の鱗片は茶色から茶褐色であり、黒色の鱗片はありません。
 和名の由来は葉柄や中軸に光沢のある鱗片が多数ある状況をイノシシの手に例えたものと言われています。

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撮影:2021年10月20日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年3月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年12月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年2月22日 京都府立植物園にて

名称:イノデ(猪手)
科:オシダ科 イノデ属
園芸分類:
形態:常緑シダ植物
原産地(分布):本州から九州、朝鮮・中国
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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ヤブソテツ(薮蘇鉄) [シダ・コケ類]

大きな小葉を持つシダ植物のひとつです。本州~九州の平地から山地までの林床、林縁に生え、緑色で光沢はありません。
多くのシダ類では先端に向かって次第に小葉が小さくなり、先端は細かく分かれた姿ですが、ヤブソテツ類の場合、先端近くまで小葉がほぼ同じ大きさで、先端の小葉は大きいものがつくが特徴となります。
胞子のう群は葉の裏につきます。胞子のう群はほぼ円形で、すべての小葉の裏面にまばらにつけます。

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撮影:2017年12月4日 京都府立植物園にて

名称:ヤブソテツ(薮蘇鉄)
科:オシダ科 ヤブソテツ属
園芸分類:
形態:常緑シダ植物
原産地(分布):
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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トキワシノブ [シダ・コケ類]

トキワシノブは着生植物で、地面に根を生やし自生するのではなく、他の植物に着生し自生する植物となります。
着生植物なので通常は土の上で栽培しませんが、コケや水分の多い土を使用することによって鉢植えで育てることが可能です。栽培し年を増すごとに根茎が渦巻き、ぐるぐるになってヘビがとぐろを巻いている格好に見えるのが特徴です。
トキワシノブの葉は、葉の根元から先端に掛けて、長い葉から短い葉へと変化していきます。逆三角形の様に生えるのです。これらの形を整えて楽しむことが出来ます。
名前の由来は、暑さや寒さに耐え忍ぶことからつけられた「シノブ」という種類に似ていることと、葉が冬になっても落ちずに年中緑に茂っていることからトキワシノブの名が付いたとされています。

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撮影:2017年12月13日 京都府立植物園にて

名称:トキワシノブ
科:シノブ科 キクシノブ属
園芸分類:シダ・コケ
形態:多年草
原産地(分布):日本・中国などの東アジア
品種名:
草丈/樹高:15cm~30cm
開花期:無し
花色:
その他:


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