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エビネ [山野草]

エビネの仲間には春咲き種と夏咲き種があり、春咲きエビネの代表がエビネで、ジエビネとも呼ばれています。かつては各地の低山に普通に見られた常緑のラン科の植物で、落葉広葉樹林の落ち葉が厚く積もった場所に生え、群生していました。
春に株の中心から1~3本の花茎が立ちあがり、茶で唇弁は白の花、まれに緑や赤、薄黄色と唇弁が桃色や薄黄色のコンビの花を、10~30輪ほど穂になって咲かせます。地下には球根のような偽鱗茎(バルブ)というものが10個前後連なっていて、エビの背のように見えることから、エビネと呼ばれます。

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撮影:2018年4月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2017年4月25日 自宅にて

名称:エビネ
科:ラン科 エビネ属(カランセ属)
園芸分類:ラン,山野草,草花
形態:常緑性多年草
原産地(分布):日本、朝鮮半島南部、中国東部から南部
品種名:
草丈/樹高:30~50cm
開花期:4~5月
花色:白,ピンク,赤,オレンジ,黄,緑,紫,茶,黒,複色
その他:


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キリシマツツジ(霧島躑躅) [常緑樹]

九州に自生するヤマツツジ(山躑躅)とミヤマキリシマ(深山霧島)との交配種だと言われています。江戸時代の寛永年間(1624~1644)に、薩摩で作りだされたようです。
枝先に2~3輪の花をつけ、花径は2~3cmで、花の色は紅色ないし白です。
雄しべは5本で、萼片は長い楕円形で小さいのが特徴となります。
葉は広い楕円形で、長さは2センチくらいと小さく、葉の縁には毛があり、互い違いに生えます(互生)。


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撮影:2017年4月22日 

名称:キリシマツツジ(霧島躑躅)
科:ツツジ科 ツツジ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):園芸品種
品種名:
草丈/樹高:50~200cm
開花期:4~5月
花色:赤色
その他:


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フジ(藤) [つる性]

マメ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に自生し、つるは右巻き。葉は卵形の小葉からなる羽状複葉。5月ごろ、紫色の蝶形の花が総状に垂れ下がって咲きます。豆果は秋に暗褐色に熟します。
直射日光の差す場所を好む、好日性植物で、花はうすい紫色で、藤色の色名はこれに由来します。
蔓はとても強く、古墳時代の巨大な石棺も、木ぞりに載せてこの藤縄で運んだと言われています。
園芸品種も多く、棚作りなどにして観賞します。

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撮影:2017年4月22日 

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撮影:2019年9月13日 京都府立植物園にて

◇多重形成層(植物園の資料より)
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撮影:2019年2月19日 京都府立植物園にて

名称:フジ(藤)
科:マメ科 フジ属
園芸分類:
形態:落葉つる性低木
原産地(分布):日本原産
品種名:
草丈/樹高:
開花期:4~5月
花色:紫色など
その他:


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