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シナマンサク(支那満作) [落葉樹]

中国原産のマンサクで、マンサク科マンサク属の耐寒性落葉広葉潅木~小高木です。 前年の大きな茶色い枯葉を残しながら、早春、新葉が出る前に強い芳香のする黄金色のヒラヒラした花を咲かせます。
日本の「マンサク(満作)」は、春に逸早く咲きますが、シナマンサクはそれよりさらに一ヶ月程先に咲きます。 花はマンサク属の中で、一番花色が鮮やかで花弁が長く、花の基部は赤いです。 葉はマンサクの葉より大きく、倒卵形をした葉の上面と葉柄には軟毛があり、下面には灰白色の綿毛があります。
花名の由来は、マンサクという花名は花を一杯咲かせ「豊年満作」をイメージすることや春に他に先立ち「まず咲く」から来ており、それに本種が中国からきたので付けられたようです。

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撮影:2022年2月14日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年1月30日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年2月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年2月4日 京都府立植物園にて

名称:シナマンサク(支那満作)
科:マンサク科マンサク属
園芸分類:
形態:落葉樹
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:3~9m
開花期:1~3月
花色:黄金色(花弁)、紅色(基部)
その他:別名:キンロウバイ(金楼梅)



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グレビレア [常緑樹]

 ヤマモガシ科グレビレア属の植物で常緑の低木ないし高木です。グレビレアの仲間は約250種以上知られていますが、その多くはオーストラリア南西部やパプアニューギニアなど周辺の島々が原産地です。
 グレビレアの花は枝先に円錐花序または総状花序をつけます。花は、とても変わった形をしていて、一般の花のイメージから少しかけ離れています。
花は花弁がなく、花弁のように見えるのはがくで、ほとんどめしべとタネになる部分だけで成り立っています。めしべは初めは小さく丸まっていますが、生長すると外側に飛び出して、独特の針金細工のような穂になります。
葉はまるでオリーブの葉のように見えます。英名もOlive Grevilleaでオリーブの名前が入っているほどです。
【グレビレア・オリヴァセア】
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撮影:2018年1月18日 京都府立植物園にて

【グレビレア・スパイダーフラワー】
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撮影:2018年12月11日 京都府立植物園にて


名称:グレビレア
科:ヤマモガシ科 グレビレア属
園芸分類:非耐寒性広葉小低木
形態:常緑低木
原産地(分布):オーストラリア、ニュージーランド
品種名:
草丈/樹高:
開花期:
花色:淡紅色
その他:


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ソシンロウバイ(素心蝋梅) [落葉樹]

葉の展開に先立って、花径2センチくらいの花をたくさんつけます。花の少ないこの時期に咲きますので庭木として人気があります。
素心蝋梅は園芸品種となります。
ロウバイ(蝋梅)とソシンロウバイ(素心蝋梅)の違いは、ロウバイ(蝋梅)の方は花びらも細く真ん中の色が赤茶色となります。ソシンロウバイ(素心蝋梅)は、花の中心に紫褐色の斑が入らず透き通るような黄色一色です。紫褐色の斑が入らないのが、「素心」の命名の理由とのことです。
花被片はたくさんあり、香りも強いようです。
名前に梅とつきますが、梅はバラ科で、蝋梅はロウバイ科となります。
英名はウインタースイート(winter sweet)です。

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撮影:2021年1月17日 京都市伏見区にて

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撮影:2018年4月26日 京都府立植物園にて

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撮影:2021年5月22日 京都市伏見区にて


原種の「蝋梅」との違いはこちらでご確認ください。

名称:ソシンロウバイ(素心蝋梅)
科:ロウバイ科 ロウバイ属
園芸分類:園芸種
形態:落葉樹
原産地(分布):中国
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:1~2月
花色:黄色
その他:日本へは明治時代に渡来


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アリドオシ(蟻通し) [常緑樹]

関東以西の本州から沖縄に自生するアカネ科の常緑低木です。葉の付け根に葉と同じくらいの長さの鋭いトゲがあるのが特徴で、このトゲが蟻をも刺し通すとして名付けられたと言われています。日本固有種ではなく、東南アジアにも分布します。
5月頃、葉の付け根にラッパ型の白い花を1~2輪咲かせます。花の先端は四つに分かれ、雄しべが四つ。薄暗い林内では多くの花は咲かず、実と同様にあまり目立ちません。
10月ごろに成熟する実は直径1cm弱で、翌春までの長期間、枝に残ります。このため「(赤い実が)有り通し」として名付けられたという説もあるようです。センリョウやマンリョウほど多くの実は付けず、その地味さゆえに別名「一両」とも呼ばれます。
古い造園の世界では、センリョウ、マンリョウと共にこれを植え、「千両、万両、有り通し(=お金に困らない)」と洒落込むことがあるようです。

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撮影:2018年5月2日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年4月25日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年1月19日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年1月7日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月27日 京都府立植物園にて

名称:アリドオシ(蟻通し)
科:アカネ科 アリドオシ属
園芸分類:庭木・花木
形態:常緑広葉 低木
原産地(分布):東南アジア
品種名:
草丈/樹高:0.5~1m
開花期:4~5月
花色:白色
その他:


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ジャノメエリカ(蛇の目エリカ) [落葉樹]

冬から春先まで咲くとされますが、環境が整えばまだ長期間咲きます。
放置しておくと2mぐらいまで成長し、よく枝分かれして小枝の先に三つずつ花をつけます。そのためほとんど花なのではないかというくらいに花が咲きます。花に黒い葯が見られ、それが目玉、蛇の目のようであることから名づけられたようです。


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撮影:2020年2月7日 京都府立植物園にて

名称:ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)
科:ツツジ科 エリカ属
園芸分類:
形態:常緑低木
原産地(分布):南アフリカ
品種名:
草丈/樹高:2m
開花期:12~4月
花色:ピンク色
その他:


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ナルキッスス・カンタブリクス [山野草]

冬に白いペチコート花を咲かせる小型スイセンで、清楚な美しさが人気の仲間となります。ヨーロッパ南西部や北アフリカに分布し、スリムで丈夫なフォリオスス、小型で葉の少ないモノフィルス、小型で花が大きなパラボラ状アンテナのペツニオイデスなど多くの変種や亜種があります。
根際から生える葉は細い円柱形です。
花茎の先に1つずつユニークな形をした白い花を横向きにつけ、特徴は漏斗状の副花冠が発達していることです。
花びら(花被片)は細い披針形であまり目立たず、ラッパのような副花冠が目立ちます。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)となります。
属名の Narcissus はギリシャ神話の青年の名からきており、泉に映った自分の姿に恋して死に、その後にこの花が咲き出したとされています。
種小名の cantabricus はスペインの「カンタブリア州(Cantabria)の」という意味とのことです。

花の少ないこの時期にうれしい花です。

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撮影:2022年2月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年12月18日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年1月12日 京都府立植物園にて

名称:ナルキッスス・カンタブリクス
科:ヒガンバナ科 スイセン属
園芸分類:球根,山野草
形態:多年草
原産地(分布):フランス、スペイン、ポルトガルなどのヨーロッパ南西部、モロッコなどの北アフリカ
品種名:
草丈/樹高:10~20cm
開花期:12月~3月
花色:白色
その他:


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ヤマコウバシ(山香ばし) [落葉樹]

高さ2~7mになる落葉低木です。雌雄異株でありながら雌株しか存在せず、単独でも結実が見られます。4~5月に黄緑色をした花を咲かせ、果実は10月に黒熟します。
晩秋には葉は枯れますが、枝から落ちることなく、翌春まで残ります。そのため、落ちない木として受験生に人気があり、押し葉は受験生のお守りとして好まれているようです。
 クスノキの仲間ですから葉を揉むと強い香りがします。その香りが山に広がり匂うのでこの名がついたといわれます。別名のモチギは、葉を乾燥後に粉にして餅に混ぜて食べたことに由来します。

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撮影:2018年8月6日 京都府立植物園にて

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撮影:2018年1月10日 京都府立植物園にて

名称:ヤマコウバシ(山香ばし)
科:クスノキ科 クロモジ属
園芸分類:
形態:低木落葉樹
原産地(分布):日本(本州・関東地方以西、四国、九州)、朝鮮半島、中国
品種名:
草丈/樹高:2~7m
開花期:4~5月
花色:黄緑色
その他:雌雄異株


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ブライダルベール [常緑樹]

ブライダルベールは細い枝から小さな葉が沢山茂り、その先に小さな花を咲かせ、とても優しい感じのする魅力的な観葉植物です。
吊り鉢仕立てにするとベールのような形に茂り、白色の小花をつける草姿が、花嫁のベールを連想させるので、ブライダルベールと呼ばれています。
葉は披針形で暗緑色、葉裏は暗赤紫色です。花は白色で、暖かければ年間を通して開花するそうです。

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撮影:2020年5月30日 京都市伏見区にて

名称:ブライダルベール
科:ツユクサ科 ギバシス属
園芸分類:観葉植物
形態:常緑性多年草
原産地(分布):メキシコ
品種名:
草丈/樹高:20~30cm
開花期:6~10月
花色:白色
その他:


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