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ベニドウダン(紅満天星) [花木]

紀伊半島や山陽地方を中心とした西日本の太平洋側に分布するドウダンツツジの仲間となります。初夏に咲く花や野趣あふれる樹形が美しく、庭木として使われることも多いようです。日本の固有種となります。
開花期は新葉が開いた後の初夏で、先のすぼまった釣鐘形の真っ赤な花がぶら下がって咲きます。
ベニサラサドウダンよりも一回り小型で、赤色が濃く、花びらの先がギザギザになっていますが、サラサドウダンのような縦縞は見えません。
 秩父に多いことからチチブドウダン(秩父満天星)とも呼ばれ、近畿以西にあるものをベニドウダンとする説もあるようです。

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撮影:2022年5月4日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年5月11日 京都府立植物園にて

名称:ベニドウダン(紅満天星)
科:ツツジ科 ドウダンツツジ属
園芸分類:花木
形態:落葉広葉 低木
原産地(分布):本州(関東地方、中部地方南部、福井県、近畿地方、中国地方瀬戸内海側)、四国、九州
品種名:
草丈/樹高:2~5m
開花期:5~6月
花色:朱紅色
その他:別名、チチブドウダン、コベニドウダン


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アミガサタケ(網傘茸) [菌類]

アミガサタケ-1(20190307).jpgアミガサタケは各種、林内の地上に発生しますが、主にサクラ、モミ、トウヒなどの木の傍らに群生する。
アミガサタケは高さが7~15cmほどのキノコでカサにあたる頭部はデコボコした網目状になっており、柄に直生。色は淡褐色、淡黒褐色、黄土褐色などで、内部は空洞で、空洞になっている内部の表面は粒上の突起が見られる。内部は表面の色と違い、白色である。
柄の色は黄白色で太さはやや根元部分の方が太くなっている。柄も頭部と同じく、中身は空洞で、筒のような形状。表面には無数の小さな粒上の突起が見られる事がある。
肉はほぼ表面と同色で内部が空洞で、全体的に肉は薄いが、弾力がある。
尚、頭部と柄の空洞は内部でつながっている。
網目状のくぼみの部分で胞子を作る。

アミガサタケはヨーロッパではポルチーニ、アンズタケととも3大食用キノコのひとつとして親しまれている。風味にもクセがなく、色々な料理に利用されているとか。


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撮影:2023年4月14日 京都府立植物園にて

名称:アミガサタケ(網傘茸)
科:アミガサタケ科 アミガサタケ属
園芸分類:きのこ
形態:子嚢菌類(しのうきんるい)
原産地(分布):発生場所:アミガサタケは草地、公園、道ばた、各種林内などの地上に発生
品種名:
草丈/樹高:5~10cm
開花期:
花色:
その他:別名・和名:モレル、モリーユ、網傘茸など


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ベニバナ(紅花)・丸葉赤花種 [草花]

キク科の越年草で、地中海沿岸、中央アジア原産となります。古くから栽培されてきた重要な染料植物で、推古天皇の時代に高麗から日本に伝わったといわれ、染料、化粧料、薬用として栽培されてきました。草丈は 40~130cmとなり、茎は円筒形で硬く多数分枝します。葉は互生し、葉身は広披針形で葉縁に鋭いとげがあります。総包と上部の葉は成熟するにつれてとげ状となります。アザミに似た頭状花は小管状花だけから成り、初め黄色で次第に赤色に変ります。花冠を乾かし板餅状に押し固めた商品の「べにばな」は、紅色染料、口紅などの化粧用の紅に使われます。種子は油 (サフラワーオイル) を多く含み、乾性油なので、塗料、石鹸、マーガリンなどに使われることもあます。この油を燃やして出たすすからつくる墨は紅花墨と呼ばれ、最高級品とされています。
別名 「末摘花(すえつむはな)」茎の末(端)の方から咲き始める花を摘み取ることから!
本種は、園芸種で、品種名を「丸葉赤花種」となります。

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撮影:2019年6月13日 京都府立植物園にて

名称:ベニバナ(紅花)
科:キク科 ベニバナ属
園芸分類:草花
形態:越年草
原産地(分布):地中海沿岸、中央アジア
品種名:丸葉赤花種(園芸種)
草丈/樹高:40~130cm
開花期:6~7月
花色:黄色で、徐々に赤く
その他:別名 「末摘花(すえつむはな)」茎の末(端)の方から咲き始める花を摘み取ることから


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キキョウソウ(桔梗草) [草花]

北アメリカ原産帰化植物となります。
茎は高さ20~80cm 枝分かれせず、茎の陵に毛が多い。葉は互生で円に近い広卵形で基部は茎を抱きます。縁には鋸歯があります。葉腋に柄のないキキョウ(桔梗)に似た小さな青紫色の花を2~3個咲かせます。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂け、花は下から上へと咲き上がります。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)、葉は茎を抱くようにつきます。
花も葉も段になってついているので、ダンダンギキョウ(段々桔梗)の別名があります。

似たものに「ヒナキキョウソウ」と「ヒナギキョウ」があります。見分けの解説では
 よく似てやや大きいキキョウソウは茎の中部以上につく葉が粗い鋸歯の惰円形心脚で、基部が茎を抱き、下部の花もよく開花する。ヒナキキョウソウの方がキキョウソウより少し早く咲き始める。
 在来種のヒナギキョウはさらに早く咲き始めて花期が長く、草丈が低く、茎頂の長い花茎の先に花が1個ずつつく。
としていましたので、たぶん、撮影したものはキキョウソウ(桔梗草)としてアップしています。

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撮影:2019年6月14日 京都府立植物園にて

名称:キキョウソウ(桔梗草)
科:キキョウ科 キキョウソウ属
園芸分類:野に咲く花
形態:一年草
原産地(分布):原産地は北アメリカ 関東地方以西に帰化
品種名:
草丈/樹高:20~80cm
開花期:5~7月
花色:青紫色
その他:別名: ダンダンギキョウ((段々桔梗)


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ユリズイセン(百合水仙) [球根植物]

ユリズイセンは南アメリカ(インカ地方)が原産のアルストロメリア科の多年草植物です。観賞用に世界で多く栽培されており、日本へは大正時代末期に渡来してきました。特に人気が出たのは1980年代でそれ以降は日本国内でも沢山栽培されています。
 塊根があり、よく分球します。葉は互生し、長楕円形、葉柄が捻じれ、葉の表と裏が逆転しています。花は散形花序につき、花柄があり、長さ2.5~5㎝ほど。花は赤色、内花被片3個、外花被片3個、先端と基部が黄緑色、内側に褐色の班点があります。雄しべ6個。子房下位です。

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撮影:2019年6月12日 京都府立植物園にて

名称:ユリズイセン(百合水仙)
科:ユリズイセン科 ユリズイセン属(アルストロメリア属)
園芸分類:
形態:多年草
原産地(分布):南アメリカ南部
品種名:
草丈/樹高:50~100cm
開花期:6~7月
花色:赤色
その他:


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ナナミノキ(七実の木) [常緑樹]

ナナミノキ(ナナメノキ)は、静岡県以西の本州、四国、九州の常緑樹林内に生育する常緑高木です。国外では中国にも分布します。高さは10mから大きなものでは15mほどになります。葉は互生(互い違いにつく)で、長さ6~11cmの先のとがった長楕円形、表裏は無毛で、葉の縁には荒い鋸歯(ぎざぎざ)があります。厚くしっかりした葉を持つことが多いこの仲間(モチノキ科モチノキ属)にしては、まるで落葉樹のような薄く柔らかい質感をしています。
花は雌雄異株で、6月頃に咲き、本年枝(その年に伸びた枝)の葉の腋から花序を出し、淡紫色の花を咲かせます。どちらも 花色は似ていますが、雄花の方が花つきがよく、雌花が一つの花序に2~6個着くのに対し、雄花は2~16個の花をつけます。果実は秋に赤く熟し、鳥に食べられなければ春近くになるまで長く枝に残っています。
和名は、七色の実ではなく、たくさんの実がなるという意味あいで命名されたとのことです。
残念なが、この個体は雄の木とのことです。

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撮影:2019年5月24日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

◇雌の木を発見

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撮影:2019年9月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年11月3日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年12月14日 京都府立植物園にて


名称:ナナミノキ(七実の木)
科:モチノキ科 モチノキ属
園芸分類:
形態:常緑広葉 高木
原産地(分布):静岡以西の本州及び中国
品種名:
草丈/樹高:5~10m
開花期:6月
花色:淡紫色
その他:



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ディアンツス・ギガンテウス [草花]

ナデシコの仲間で、一般的に呼ばれている「ダイアンサス・ギガンテウス」と呼ばれているようです。
「ダイアンサス」とは、ナデシコの仲間の属名です。

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

名称:ディアンツス・ギガンテウス
科:ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)
園芸分類:多年(宿根)草,耐寒性,草本
形態:
原産地(分布):ルーマニアからバルカン半島
品種名:
草丈/樹高:15~70cm
開花期:4~7月
花色:ピンク色
その他:


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ツバメズイセン(燕水仙) [球根]

細い花弁で、空を舞う精悍なツバメの姿に似た花を咲かせるため、「つばめずいせん」の愛称で呼ばれています。スプレケリアと呼ばれる品種となります。
飛んでいるツバメを思わせる花形がユニークですよね。花は濃い緋赤色で強い色彩にインパクトがあり、ビロード感もあります。開花は年に1回、1茎1輪で観賞期間は短いのが残念です。

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

名称:ツバメズイセン(燕水仙)
科:ヒガンバナ科 スプレケリア属
園芸分類:草花,球根
形態:多年草
原産地(分布):メキシコ、グアテマラ
品種名:
草丈/樹高:30~40cm
開花期:5~6月
花色:赤色
その他:別名 スプレケリア



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ウォレマイ ・パイン [常緑樹]

姿はナンヨウスギ属(Araucaria Juss.)やイチイに似ていますがイボイボの樹皮には無数の不定芽があり、原生地では株元の不定芽が萌芽して株立ちに育っています。また、冬になると主幹や側枝の先端にある芽が蝋(ロウ)に包まれ、春になると蝋がなくなり再び伸長します。寒さには意外に強く、-5℃程度で冬越します。
ウォレマイパインは生きている化石と言われ深緑色をした葉を持つ針葉樹で、幹は複数に分かれます。
植物園の説明書きをご紹介いたします。
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生きた化石!ジュラシックツリー(ウォレマイパイン)
世界最古の種子植物で2億年前から姿を変えずに生き続けてて野生個体で現存するのは100本未満ともっとも希少な植物。
ウォレマイパイン(Wollemia nobilis)は、近縁種がかなり前から化石で知られていた植物です。
ウォレマイパインは、裸子植物ナンヨウスギ科の仲間の一つで、これらの仲間は、恐竜が闊歩する中生代ジュラ紀(2億年前~1億4600万年前)には、現在とほぼ同じ姿で多く繁栄していました。
すでに化石でしか残っていないと思われていましたが、1994年にオーストラリアのウォレマイ国立公園(シドニーの北西約200キロ)の峡谷の谷底でブッシュウォーカーであるデビッド・ノーブル氏により生きたものが発見されました。(20世紀最大の発見とも)。
野生でも成木は、とても狭い範囲に100本程度しかなく、とても貴重な植物です。
ここ府立植物園の植栽の個体は、日本植物園協会を通じて、オーストラリア・クイーンズランド州政府森林局から送られたものです。
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撮影:2019年6月3日 京都府立植物園にて

名称:ウォレマイ ・パイン
科:ナンヨウスギ科 ウォレミア属
園芸分類:
形態:針葉樹
原産地(分布):オーストラリア ・ニューサウスウェールズ州シドニーのウォレマイ国立公園にある渓谷
品種名:
草丈/樹高:35~40m
開花期:
花色:
その他:


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リンゴ・群馬名月 [果樹]

ぐんま名月は群馬県農業総合試験場北部分場(沼田市)において、「あかぎ」に「ふじ」を交配し選抜、育成されたもので、1991年9月に品種登録されました。育成地(群馬県沼田市)において10月下旬に成熟するやや晩生種となります。
果実の大きさはやや大きく280gから330g程、果皮の地色は黄緑から黄色で、日光が当たる加減によって赤く染まる部分が生まれます。
「ふじ」と「あかぎ」の交配品種

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撮影:2019年6月5日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年7月26日 京都府立植物園にて

名称:リンゴ・群馬名月
科:バラ科リンゴ属
園芸分類:果樹
形態:落葉高木樹
原産地(分布):
品種名:群馬名月
草丈/樹高:
開花期:
花色:
その他:


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