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アメリカタニワタリノキ(アメリカ谷渡りの木) [花木]

湿地や湿り気のある林に生育し、7~8月ごろ、枝先に径2~3.5cm程度の球状花序を出し、白色の筒状小花を多数つける。各花の花冠は4裂する。
頭状花は、淡黄白色の5mm程度の小さな花が集合したもので丸い花から四方に広がる人工衛星を思う花姿から別名では「人工衛星の木」とも言われる。
雄しべは4個あり、花冠とほぼ同じ長さ、雌しべは花の外に長く突き出して柱頭が棍棒状(こんぼうじょう)になる。
果実は、8~11月頃、暗褐色に熟するが有毒で食べることは出来ない。
葉は対生または3輪生する単葉で、楕円形~卵形、表面には光沢があり、全縁。
よく似たものに「タニワタリノキ」がある。タニワタリノキの花期は8~10月ですが、こちらは7~8月で、タニワタリノキよりも一輪の花のロートが長く、葉の表面には照りがない。

タニワタリノキ、シマタニワタリノキ、タマガサノキはいずれも球状の美しい集合花を持ち、区別が難しいが、タマガサノキのみが落葉樹である。もう一つの特徴は、集合花の中の小さな花の花冠が4裂していることである。他の2つでは花冠は5裂する。葉は全縁で対生する。


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撮影:2022年7月5日 京都府立植物園にて


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撮影:2019年6月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2020年10月12日 京都府立植物園にて

タニワタリノキ(谷渡りの木)はこちらで確認できます。
その違いがよく分からない私でした。


名称:アメリカタニワタリノキ(アメリカ谷渡りの木)
科:アカネ科 タニワタリノキ属
園芸分類:
形態:落葉低木
原産地(分布):北アメリカ東部~キューバ
品種名:
草丈/樹高:5~7m
開花期:6~7月
花色:淡黄白色
その他:別名「人工衛星の木」 タマガサノキ(玉傘木)


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