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クララ(眩草) [薬用植物]

クララは、本州から九州の日当たりの良い山地の草地や河原などにみられるマメ科の多年草で、別名をマトリグサあるいはクサエンジュといいます。
高さ50~150cmになり茎の基部は木質となります。茎、花枝、葉柄等に茶褐色の短い伏毛有り。糸状で長さ15~25cmの托葉は早く落ちます。茎の先や枝先に20~25cmの総状花序をだし、淡黄色の蝶形花を多数咲かせます。豆果は線形で長さ7~8cmで、熟すと両側のぎざぎざで裂けます。
和名の由来は、根を噛むとクラクラするほど苦いことから、眩草(くららぐさ)と呼ばれ、これが転じてクララと呼ばれるようになったといわれます。
漢方では根を乾燥したものを苦参(くじん)といい、健胃・利尿・解熱・鎮痛薬として用いられています。

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撮影:2022年5月27日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

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撮影:2023年7月18日 京都府立植物園にて

名称:クララ(眩草)
科:マメ科
園芸分類:庭木、花木
形態:多年草
原産地(分布):本州、四国、九州、中国大陸
品種名:
草丈/樹高:50~150cm
開花期:6~7月
花色:薄黄色
その他:



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トウカエデ(唐楓) [落葉樹]

中国を原産とするカエデの仲間で、別名「三角楓(サンカクカエデ)」のとおり浅く三つに裂けた葉を持ちます。「トウカエデ」は「唐(中国)の楓」という意味。江戸時代(享保9年)に中国から徳川幕府に寄贈されたのが始まりで、現在は北海道から九州まで幅広く分布します。
樹勢が強いため、街路樹としてよく植えられる。高さは10~20m、樹皮は灰褐色で、縦に剥がれます。
葉は対生、葉身は倒卵形で、上部が浅く3裂となります。表面は光沢があり、表裏ともに無毛。縁は、幼木では低い鋸歯がありますが、成木では全縁で、大きな波状になります。
花は、イタヤカエデに近い印象です。花序も散房花序で、両性花と雄花の雑居性も同じ。花の密度は、少し薄く、色も淡緑色のため、あまり目立ません。
翼果はU字形で、開きません。
カエデの仲間なので、紅葉がきれい。色は鮮やかな紅色となります。

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撮影:2019年5月31日 京都府立植物園にて

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撮影:2019年6月1日 京都府立植物園にて

名称:トウカエデ(唐楓)
科:カエデ科 カエデ属
園芸分類:
形態:落葉高木
原産地(分布):中国東南部
品種名:
草丈/樹高:10~20m
開花期:4~5月
花色:淡黄色
その他:別名 三角楓(サンカクカエデ)


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